二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.13 )
日時: 2015/01/11 23:23
名前: SUZU (ID: Zxn9v51j)


「え、何言い出してるのソウスケ」

「おめぇがサトミと暮らしてぇだけだろ」

グッとブンゴに引き寄せられる私の体
フワッと甘い香りがした

暖かい……
あ、ダメダメ…こんなんで見とれたりしたら…。

「んだよ」

「え、いや別に…」

目線をしたにそらしてブンゴと合わせないようにする。

そして無理矢理話をソウスケの方へ持っていった

「で?何で」

「だから…二人とも疲れてだよ」

「は?」」

ブンゴと声を揃えて言った。

何が疲れてんの、疲れてるからってなんで8男子なのますます疲れる。

「シノが欲しくない?」

今はゲンパチの元で執事をしているシノ
あの頃は毎日家事をしてくれてたから、結婚当初は大変だったな

ゲンパチも…勉強とか全然分からなくて
ブンゴにも分からないものとか、たまにあったりして困るもん

それにミッチーも、あのドタバタが消えたあとの里見家はなんだか静かすぎて悲しかったんだ

ダイカのディジュリドゥの音も無くなって、
シンベーのユーカリも無くなって…

…淋しい


あれ

私…8男子が恋しいのかもしれない。

あの頃の賑やかな日々が恋しいのかもしれない。

「サトミ…辛かったんだよね、独りが」

するとなんだか溜めていたものが一気に溢れ出すように目からポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちてきた。

いつも騒がしかった里見家で

独りだったのが辛かった……
ブンゴが帰ってこないのが辛かった……

涙を拭いて

私は立ち上がった…

「あの頃を取り戻そう」

「いいのかよ?」

初めてブンゴたちにあったときの私は拒絶していて追い出そうとしてたもんね

そりゃ少し気が引けることもあるけれど

「ブンゴが冷たいのがいけないんでしょ」

それを言ったのが悪かったのか
ブンゴはいきなり言った。

「…待て」

ソウスケは何を?とばかりに顔を傾ける。

「来週まで…二人にさせろ」

来週まで…?

なんでそんな

「いい?サトミ」

「別にいいけど…」

ブンゴがいっそう機嫌を悪くしたようにそっぽを向いた。

何なの?秘密事ばっかり…
ねぇブンゴ…

本当に不倫…したりしてないよね?