二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.36 )
日時: 2015/01/20 23:02
名前: SUZU (ID: YhMlOecY)


「嘘…っ」

「サトミ様…」

「確信はねぇけど…明らかに…」

いくら冷たくても

酷い人でも…

ブンゴは…これだけは絶対にしないって思っていたのに。
どうして…?

しかも相手は私の大親友だよ

どんな神経してるのよ…

「どう…してっ」

旦那?夫?亭主?…それらしいこと1つもしてくれないよね

画面の向こうに写るあなた…

何故あなたは私にこんな仕打ちをするのでしょうか

何でなの…何で…っっ






カオルンと仲良さそうに夕飯を食べているの?

カオルンと仲良さそうに色んなお店を見てまわってるの?

見損ないました
所詮私は、飽きたら捨てられる人形同然立ったんだね

Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.37 )
日時: 2015/01/21 23:25
名前: 与倉 (ID: 6MRlB86t)

私立の受験頑張ってね☆
↑私も受験生だ(u_u)

カオルンと!?生々しい
続きがめっちゃ気になる(((o(*゜▽゜*)o)))

Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.38 )
日時: 2015/01/27 19:58
名前: SUZU (ID: WUYVvI61)


「信じられないっっ!!!」

「だからぁ…っ」

「ふざけないでよっ散々な思いさせといてしらばっくれるわけ!?」

「あぁもう…っ勝手にしろ!」


こうなったのも

全部全部あなたのせい。

私の気持ち、考えたことある?


—…事の始まり、それはほんの数分前





「なんか…悪かったな」

「ううん、ありがとミッチー」

頭をポンポンと叩いてくれるミッチー

ミッチーも罪悪感ってゆうの覚えたんだな
そりゃそっか

前とは…違うんだよね…

「では、これで僕も…」

「シノもありがとね」

その言葉を最後に

二人はそれぞれの帰り道へと帰っていった。
見えなくなるまで、ずっと…ずっとてを降り続けて

と、同時に
誰かに肩を叩かれた

「誰か来てたのか?」

「あー…イリオモテヤマネコ宅配便が来てた」

後ろを振り替えると…まぁ予想してた

愛する旦那様がおりました

「宅配便に手振んねぇだろ」

「イマドキするの」

「ねぇよそんなブーム…ってちょっ待て」

顔もみたくないブンゴから少しでも離れるためにそそくさと玄関に急いだけれど、ブンゴが止めた

「何企んでんだよ」

「何も」

「ぜってぇ秘密事あんだろ」



秘密ですかぁ

あぁそうですか、自分の事はしらばっくれて人の秘密はお構いなしに聞きたがるんですね

「例えば不倫してるとか?」

「はぁ!?おまっ…誰とだよっ」

自分が不倫してるくせに…

「してません。例えば…って言ったよね」

「…つまんねぇ冗談はやめろよ」

「ま、それがブンゴの場合だったら別の話だよね」

「んだよそれ」

バタンと玄関のドアは閉まった。


と瞬時にスマホを出し、ミッチーからもらった画像を突きつける

「これ…何?」

「あっ…ちょっそれどこでっ…」

「ミッチー君から」

「あんのやろぉっ…」

ミッチーを責めないでよ

悪いのはブンゴでしょ

「それは…」

「本当なんなの…どれだけ私に迷惑かかってるか分かってる!?」

「あんなぁ…っ」



—…それから今に至る

どうしてブンゴはこんなに口を紡いでいるのか


やっぱり

図星なんだね

Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.39 )
日時: 2015/01/28 22:17
名前: マリネ (ID: 10J78vWC)

イリオモテヤマネコ宅急便www
あぁブンゴよ・・・(大汗)

Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.40 )
日時: 2015/01/31 18:58
名前: SUZU (ID: 2Oi/4rX1)

「黙ってないで何か言ってよ!!!」

「……っ」

顔を歪めたブンゴ

私の声しかしないこの家では仲裁に入ってくれるものなんてなくて、ただただ重たい沈黙が流れる。

「ソウスケといる方が…ケノとかシノとかといる方が楽なんだってば…!」

あぁ何度目だろう。

頬を涙が伝っては落ち、伝っては落ちを繰り返す

今日1日でどれくらいの水分を外に流したのだろうか

そんなこと考えるほどの余裕は無いのに
どうして現実から逃げようとするんだろ

不安と疑問と怒りが渦を巻き、ますます混乱する。


と…黙っていたブンゴが自分の髪をわしゃっと掴んだ


「チッ……こんな形になるんなら…秘密にしなけりゃよかった」

何を言っているのか分からない私に、ブンゴがポケットから何かを取りだし投げてきた


キャッチして見てみると
それは小さな箱で、ピンク色のリボンがついていた。

「開けてみろよ」

なぜかそっぽを向きながら言うブンゴ。

恐る恐るリボンをほどいて箱をあけると…


「…え」


入っていたのは1つの指輪。

真ん中についているキラりと光る宝石はアクアマリン

私の


……誕生石だ。

「今日だろ…誕生日」

カレンダーを見て気が付いた

3月13日…そこに赤い丸がついていることを


「覚えてて…くれてたの?」

「ま、まぁ…そっち気にしすぎて結婚記念日忘れるとか…最低だよな」

最低と言う言葉が自分に刺さる。


だって…様子がおかしくなった理由がこの事ならば、カオルンの事も残業も

全て…勘違い。


でもじゃあどうして

「どうして怒らないの?」

「あぁ?」

「…私、ブンゴの事疑ったんだよ」


疑っただけじゃない

憎んで恨んで

シノ達にまで巻き込んで

おまけに接する態度まで冷たくなって

離婚…なんて話にもなった


のにも関わらず

どうして笑っていられるの


私…最低で最悪だったよね

ブンゴの妻でいる資格なんてない




すると、ブンゴは私の心を見透かしたかのようにぽんっと頭を叩いた

「資格なんて…いらねぇよ、俺も同じだしな」

「?」

すぐに意味を聞こうと思ったがそれより前にブンゴが「こっちの話だ、気にすんな」と言って微笑んだ。

そのせいかな

なんだか目尻が熱くなってきてー

「うっ…ううっ…えぐっ…」

「サトミ!?どうした…っ」

私はしゃがみこんでボロボロ泣いた

涙が枯れるぐらいに
次々とでてくる滴。

「ご…っ…めん…ねっ」

「俺もな、一人にして悪かった」

次の瞬間、私の体が他の体温につつまれた。

甘くて優しい薫りがする


…なんだか久しぶりな気がして

懐かしかった

さっきまでの冷たい空気が

いっきに暖まり始めた。