二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.65 )
日時: 2015/04/26 00:48
名前: SUZU (ID: dP/RlTyN)


「聡雄さん、口元にご飯粒ついてますよ?」

「サトミちゃん、さっき敬語禁止令だしたでしょ?」

「あ、そっか。」

口元のご飯粒を取ろうと手で顔をさわる聡雄さn…聡雄。
けれどもなかなか取れなく、むしろ移動していくばか。

ケノが肩を震わせて笑ったりするもんだから、余計とりずらくなる。

あぁもう焦れったい。

「ここだってば!」

「あ……」

ヒョイッと摘まむご飯粒を私は口に含んだ。
よく、お母さんがやってくれた……






いけない。

もう大人なんだから
そんなこと考えてちゃダメなんだ。

「ふぅん…俺にはやってくれないんだ?」

「はい!?」

咄嗟に声がして体が飛び跳ねた。


やるもなにも…ブンゴはご飯粒付けたことないじゃん。

「じゃ、サトミに付いてたら俺がやる」

「え?どういう……」

すると突然ブンゴの指が私の頬を滑り…

私の口元に付いていたであろうご飯粒を取って口に含んだ。

「やられて…どんな気分だ?」

「!」

ものすごくドキドキして、緊張した。
それに……

なんか、嬉しいかもしれない。

「俺がやる分には良いけどよ、お前が他の男にしてると…なんか、妬けんだよ……」

「妬ける……?」

「……何度も言わせんなっつーの//」

ごちそうさま…と小声で言い、席を立ったブンゴ。

ソウスケが後に続くように席を立つも、どうしてか気が付かなかった。


私の心は破裂しそうで
鼓動が煩いことが分かる。

あぁきっと

今の私、真っ赤なんだろうな。



それも多分

幸せの証拠なんだと思う。













「チッ……つまんないの」