二次創作小説(紙ほか)
- Re: サトミちゃん家の8男子 結婚生活は大変な模様? ( No.9 )
- 日時: 2015/01/11 18:57
- 名前: SUZU (ID: 6Nc9ZRhz)
「サトミ、ストロベリーミルクティー切れてる」
「じゃ麦茶でいいよ、ソウスケは?」
「んー…何でもいいよ、それよりブンゴがお茶入れるんだな」
うちのソファでくつろいでいるソウスケが言う。
うん、私のお客さんが来るときはね
「で、この前言ってたけど…離婚したいの?」
「はぁ?」
体を震わせ、心のなかで強く言う
《何で今言っちゃうのかなぁぁぁっ!?》
「あ、そっかブンゴいたね」
絶対分かって言ったよね
何、その顔。え?もう一回やってみなさいよその顔
「おいサトミどう言うことだ」
私の怒りもお構いなしにブンゴは問いかける。
本当に何の自覚も無しですか
「ちっとも楽しくないのブンゴといても」
それだけならまだいいとする
結婚生活なんてそんなもんだと思ってたから…けれども
「辛い思いしかしない、今日の朝もそう。」
「…あのなぁそれは!」
ソウスケはこうなることを予想していたかのように楽しんでいる
「いっつもそうじゃん…言い訳しようとすればそこで止まる…何なの?
「人にだってプライベートっつうもんがあんだよ」
何ですか?
その毎日夜遅く帰ってくるようなプライベート
毎日無駄に早く家を出て行っちゃうプライベート
私を独りぼっちにさせるようなプライベート。
こんなんだったら…
そういう思いを毎日溜め込んでたら離婚だってしたくなるんです
「ブンゴは私を一人にして何をしているのですか?遊びですか、不倫ですか、食事ですか、旅行ですか」
「あのなぁ…っ」
仕事ぐらい分かってるよ
私の両親もそうだったから
でも…いつも記念日には帰ってきてた
「結婚記念日ぐらい…覚えててよ」
ブンゴはハッとして髪の毛をクシャっと抑えた
「で?ブンゴは…俺知ってるんだよ」
ソウスケはニヤニヤしてブンゴの顔を見る
何を知ってるの?
「ブンゴも…シノに愚痴ってるんだとさ」
「はぁ!?」
罰が悪そうな顔をしたブンゴ。
何でよりによってシノなのっあの口軽馬鹿!
(ミッチーでなかった事だけ嬉しいけれども)
「いいだろ、サトミだってコイツに言ってたんだから」
ますますケノにまで言ってるなんていえなくなる私。
けれども、せめてダイカとかにしてほしかったっ
「というわけで、俺にいい案があります」
人指し指をあげて私とブンゴを交互に見る。
そしてゆっくり言った
「もう一回…8男子全員で暮らせばいいんだよ」