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「か、カオルて…あのカオル？」
「クネクネの？」
「嵐みたいな台風みたいな？」

「「「あのカオル!？」」」

私とブンゴ、そしてソウスケが声を揃える。
…まぁそりゃそうでしょ。

この堅物とまではいかないけどゲンパチとあのノー天気カオルンだよ？
いやいやいやいや…そんなの…釣り合わない気がもの凄くするんですけども。

てかなに。え？

「ブンゴ何も聞かされてなかったの？」

「初耳だよ、んな重大なこと。」

内緒にされてたのが癪に触ったのかカオルンだということに納得いかないのかどこかムスッとしているブンゴ。
けどゲンパチはお構いなしに話をすすめてく。

「何回も言おうとした…がなぁ、何度この家に足を踏み入れようとしてもサトミとベタベタしてるか仕事に行ってるかのどちらかで会うに会えなかったんだ。」



…………



「ほほぅ……そうか。兄が立ち入ることのできないほどベタベタしていたんだな」

ゴゴゴゴッと今にも効果音が付きそうな勢いで仁王立ちするソウスケ。
…なんで怒られなきゃいけないのよ私！

「…ま、このこと知ってるのもシノぐらいだしな」

「えぇ、はい。」





「ちょ、シノは知ってたの!？ 」

「当然です。執事として」

「執事関係なくねぇか？」






「ていうかそもそも…

















どうしてカオルン？」