二次創作小説(紙ほか)

Re: ヒビキたちの物語 ( No.21 )
日時: 2016/05/05 11:59
名前: ゆーい (ID: hfVure16)

前回→>>20


12話:罰ゲーム!! コトネ編


レ「じゃあコトネちゃん、これ着てみて」

コ「レ、レッドさん! 無理に決まってますよ! し、しかも私! 似合いませんから!」

シ「しょうがないだろ、ゲームなんだから。でもレッドさん。コトネ本当にそういうの似合わないんですよ。
  だから別のにしてやってください」

コ「ちょ、ちょっと! シルバー! なんてこと言うの!」

シ「せっかく俺が別のにしてもらおうとしてんのに。ま、似合わないのは 本当のことだけどな」

コ「もー! ヒビキくん! 何か言ってあげてよ!」

ヒ「言ってあげてって言われてもなぁ…」


なんでこんなことになってんだ…まぁ何を言ってるのかよくわからないだろ?
よし、今に至るまでを教えてあげるよ。


ー・・・


コ「最初はグー! じゃんけん、ポイ! …えー!?嘘!?」

ヒ「勝ちっ! パ、イ、ナ、ツ、プ、ル!」

コ「むー! 最初はグー!じゃんけん、ポイ! あ…負けた…」

シ「よっしゃ! チ、ヨ、コ、レ、イ、ト!」

レ「ギリー…チ、ヨ、コ、レ、イ、ト」


と、いうことなんだ…一応説明はしとくけど…まぁ、おわかりの通りかもしれない。

俺たちはグリコをしていたんだ。しかも罰ゲームあり! 真剣勝負ってことで、ビリになった人が、
一位になった人の言うことを何でも聞くっていうことになったんだが…

それで、俺たち3人が勝ったんだよ。コトネが負け。勝った順にいくと…
1位はレッドさん、2位は俺とシルバー、3位はコトネ。
それで、1位になったレッドさんがかわいい服をコトネに着せる! って言ったんだ。
…で、今に至るって訳さ!
しかし、レッドさん! いいセンスしてるじゃないですか!
こんなかわいい服を着たコトネを見たら、どうすればいいんだ。
倒れるぞ!? シルバーもあんなこと言ってるけど,
内心ではうきうきなんだよな。バレバレだよ、シルバー。


ヒ「コトネ、絶対似合うから大丈夫だって! シルバーは見たらヤバイことになるからそう言ってるんだよ。
  だから大丈夫だ!」

レ「そうだよ、コトネちゃん。シルバーくんはツンデレなんだよ。それこそ許してあげて欲しい!」

シ「………」

コ「…いいんですか? 似合わなくても笑わないで下さいよ?」

レ「おー! やる気になってくれたのか」

ヒ「何を言おうと絶対に着させるつもりだったんですよね?」

レ「まぁね」


レッドさんは面白そうに言った。


お着替え中……


コ「着替え終わったんですけど…こんなんですよ…?」


恥ずかしそうに言う。


レ「可愛いー! 似合ってる、似合ってるよ! うん! やっぱり俺の思った通りだ」

コ「そ、そうですか…?」


コトネは確かに似合ってるし可愛い。しかし、レッドさん。
俺にはその言葉、お世辞にしか聞こえなくなってきてるんですけど…


ヒ「コトネ…、やっぱり似合ってるじゃんかよ…」


やばい、こっちまで恥ずかしくなってきた…チラッてコトネを見てみたら、めっちゃ赤くなってた。
白いワンピース…似合いすぎじゃん。そうだ、シルバーは…って、
シルバァァァー!! 顔だけじゃなくて手まで真っ赤じゃんかよ!


コ「じゃあもう脱ぎますから!! レッドさん!」

レ「似合ってたからもう少し着てればいいのに」

コ「…! やめてくださいよ!」タッ


お着替え中…


コ「も、もう罰ゲームなしでやりましょうよ! レッドさん!」

レ「じゃあコトネちゃんがビリになっても罰ゲームは無しってことでいいかな? 俺も入れてあと3人、
  まだ罰ゲーム受けてないからね」

ヒ「え…」

シ「え…」

まだまだグリコは続きそう…やめてくれぇぇぇ…



続く


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Re: ヒビキたちの物語 ( No.22 )
日時: 2016/05/05 12:00
名前: ゆーい (ID: hfVure16)

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12話:罰ゲーム!! シルバー編 (他?)

まだ俺たちの戦いは終わっていなかった。少し悪いけど…コトネがじゃんけんが弱くて話にならない。
別にコトネのことを悪く言っている訳じゃない。ただ…コトネは昔からじゃんけんが弱いからなぁ…


ヒ「レッドさーん…、もう終わりにしませんかー?俺もう疲れました…コトネしかビリになってませんし…
  それと、コトネがかわいそうになってきたというか…俺もつまんないですし…」


言っておいた方がいいよな、と思い俺はレッドさんに言った。
するとレッドさんは少しばかり考えたあと、口を開けた。


レ「そうだな、じゃあコトネちゃんがビリになったとしても三番目の人が罰を受けるってことにしようか。
  確かにコトネちゃんがかわいそうだしね。と、いうことは…」


そう言うと俺とコトネとレッドさんはシルバーの方を向いた。


シ「…え!? いやいや、んなわけないって! だって…」


そこまで言うとシルバーは、言葉がつまってしまった。


レ「だって?」

「え、いや……わかりました、わかりました。罰を受ければいいんだよな。そうすれば満足だよな」


と嫌々そうに言った。レッドさんは顔を明るくしてこのカードから選んでというように、
三枚のカードをババ抜きのように差し出した。すっとシルバーがカードを引き抜く。


シ「…これでいいか」


適当に抜いたようには思えなかったがセリフ的に適当に抜いたように聞こえた。
すると、シルバーの表情が変わった。


レ「シルバーくん、残念。悪いの引いちゃったな」


ちょこっとコトネ覗いた。コトネは苦笑いした。そして、


コ「ドンマイ、シルバー」


俺もなんだ、なんだと思い、覗いてみた。書いてあったことは…


[みんなと別れるまで、語尾に「にゃん」をつけること]


…なんだこれ。レッドさんの悪趣味か? そしたらレッドさんってそうとう…いや、止めておこう。
シルバー、本当ドンマイ。シルバーの方を見たら泣きそうになっていた。


シ「やんなきゃダメ?」

レ「うん、ダメ」

シ「そんなぁぁぁぁぁー!!」

レ「もう始まってるぞ」

シルバー「…ニャン」


やりとりが…


コ「シルバー、意外にツンデレだからなー」


いつまで続くんだろ、これ。


レ「ヒビキくん、今日泊まっていい?」

ヒ「え?」

レ「泊まっていい?」


どうしたらいい? どうしたらいい? どうしたらいい? どうしたr…
そんな単刀直入に言われても困るんだけど…


ヒ「い、いいですよ。親いませんし」


まぁ親がいないし、寂しいし、しょうがないから…


コ「じゃあじゃあ!! 私たち二人も泊まっていい!?」


…絶対言うと思った。俺は頷いた。


コ「やったー!! シルバー、泊まるよ!!」

シ「はいはい、ニャン」


なんかやばいかも…



続く


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