二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.33 )
- 日時: 2016/02/07 10:18
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
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21話:誘え
「…………………」
先ほどの大ハプニングから約20分くらいが経過しただろうか…
俺、コトネ、シルバーはずっと黙っている。あぁー…つらいわー…
もしかしたらコトネにとっては大したことじゃないかもしれない。
が、俺にとってはものすごく恥ずかしい出来事だったのだ。死ぬほどな…
あのとき…滑って転んだ時は心の中で、ああ死んだな俺。もう一生お婿にいけないと思った。
コトネも俺に心の奥の底から呆れているだろう。
「あのさ、ヒビキくん…」
あ、これ絶対なんか言われるタイプのやつだ。
「さっきのこと、全然気にしてないからね…? あ、安心していいよ?」
さっきのコトネの様子からして安心できません。
「ヒビキ、俺も気にしてない。安心してお婿にいけるぞ」
ちっ…お前は俺の気持ちわかってないだろ…この屈辱的な気持ちを。
「はぁああああああああ……」
二人がびっくりしたように肩をビクッとさせた。
俺は目撃したぞシルバー、お前の口が少しばかりにやけたのを…!! 許さんシルバー
「はー、シルバー、ヒビキくんは出たか? …って、ん?どうしたんだ?」
あなたにはわからないでしょうねぇ!!
そうですよ、こんな状況に入ったら誰だってそうなりますよ!
「え、えっと…! 実は、レッドさんとシルバーに話したいことが…」
「話したいことってなんだ? コトネちゃん」
なんだ、コトネ。なんか言うのか?
「実は、今日電話がかかってきて…明後日に私たちを招待したいとか…」
「へー、いいよ。俺、別に暇だし」
「俺も用事ないし行く」
即座に答えたな。てゆーか、コトネと行きたいだけかもしれない。
プルルル プルルル
「…なんだ? 電話…?」
「ヒビキ、出ない方がいいと思うんだが」
そんなこと言われたってなぁ…気になるし。
カチャ
「はい、もしもーし」
…ツー……ツー……ツー……ツー……ツー…
……アア、デデクレタンダネ、ウレシイナ。アサッテキミタチノモトニイクカラタノシミニシテテネ
ガチャン!
「どっ…どうしたんだよヒビキ! いきなり切って!」
「ヒビキくん…どうしたの? なにがあっ…」
「ハァッ…ハァッ…なんでっ…しゃべって…!」
「しゃべって…? どういうこと? ヒビキくん」
「……切れてたのに……!」
続く
あとがき
えーと、半角カタカナのところは
……ああ、出てくれたんだね、うれしいな。明後日君たちのもとに行くから
楽しみにしててね。
って言ってます。あそこの場面読みにくいと思うんで、ここ読めばわかると
思います…。次回もよろしくお願いします。
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