二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.65 )
- 日時: 2016/03/29 10:08
- 名前: ゆーい (ID: hfVure16)
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前回→>>64
新編スタート!!
42話:ロケット団目撃情報
あれから数日が経った。それでも、記憶には残っている。家に帰ると、母さんも帰ってきていた。
でもすぐに、「スイーツ探しの旅に出る」って言ってコトネ家(コトネを除く)と一緒に行ってしまった。
多分、気が済んだら帰ってくるだろう。
ヒ「なにしようかな…コトネはコガネシティに出かけてるし…することねえ…」
すると、玄関からどんどん叩く音が聞こえた。何事かと思い、ドアを開ける。
そこには汗だくのコトネが、新聞を持って立っていた。
コ「ヒビキくん! 大変大変!! これ見てよ!」
ヒ「なんでそんなに汗だくなんだよ…」
コ「いいから見てみてよ!! ほら、ここの下のところ!!」
ヒ「えー、しょうがないなあ……えっと……は?」
コ「驚いたでしょ!? まさかとは私も思った」
ヒ「ちょっと、詳しく話を見せてくれ」
コトネから新聞を取る。じっくり見てみると、やっぱり見間違いじゃなかったみたいだった。
そこには、こんなことが書いてあった。
────────────────────────────────────────
【ロケット団、再び復活か?】
コガネシティで、ロケット団の目撃情報が多数みられた。
ロケット団は2度解散をしている。専門家に聞くと、
「再び復活の可能性がありえますね」
とのことだった。町の人の反応には、怖い、またか?、
など、心配の声が聞こえてきた。これからのジョウトは
どうなっていくのかと、カントーからも言われている。
────────────────────────────────────────
ヒ「嘘だろ…? ロケット団は解散したはずだ。もういるはずはないだろ?」
コ「それがね、本当のことだったんだ。私もさっき目撃しちゃったの」
ヒ「マジかよ……新しく目撃したら教えてくれないか?」
コ「おっけー、じゃあね、ヒビキくん」
コ「ああ、じゃあな。………再び復活か? ……かあ…」
コトネはもう帰ってしまった。ロケット団目撃とはこれまた驚く情報を持ってきたもんだ。
一人溜息を吐く。また、ロケット団が復活したらどうなるのだろうか……
──────────・・・
(コトネ目線)
コ「ふあああ…眠いなあ…ってもう十時半じゃん。早く寝る準備しないと…!」
さっきまでテレビを見ていた。やっぱりロケット団の目撃は嘘なんかじゃなかった。
さっきもニュースでやってたし。本当のことのはず……
コ「なんなんだろ、ロケット団……」
サカキさんっていたけど、もういなくなっちゃったし……
もしかしたらコスプレの人だったりするのかな……でも、そんなことあるのかな?
コ「よし、寝ようっと。……」
今日も一日疲れてしまった。明日もロケット団目撃情報があるのかな……
プルルルルルル…プルルルルルル
コ「ん? …なんだろう、こんな時間に」
暗い部屋の中、携帯を開く。電話をかけてきた人はシルバーだった。
こんな遅い時間に、しかもシルバーだ。珍しい。私は電話に出た。
コ「はい、コトネだけど…どうしたの?」
シ『コトネ、来てくれ』
コ「え? どこに?」
シ『俺の住んでるアパート、もちろん俺の部屋。できればすぐに来てくれ』
コ「う、うん、わかった。すぐに行く。待ってて」
ピッ
シルバーに何が起こったのだろうか。すぐさま着替えをし、シルバーの家へと急ぐ。
シルバーはサカキの息子だと聞いた。だからロケット団とも関係があるのかもしれない。
トゲキッスに乗る。あっという間にシルバーの住んでいるアパートに到着した。
コ「シルバー……」
そっと、シルバーの部屋のドアノブに手をかけた。
続く
あとがき
新編がスタートいたしました!!新編のタイトルは、「R団再復活!?編」
です。変なタイトルで誠に申し訳ございませんm(_ _)m
さて、シルバーに一体何があったのでしょうか。サカキ様との繋がりはあるの
でしょうかね。次回はシルバー目線で話を進めていきます。
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>66
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.66 )
- 日時: 2016/03/29 10:09
- 名前: ゆーい (ID: hfVure16)
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43話:シルバーとロケット団
シルバーの部屋のドアをノックした。シルバーはすぐに出てきた。
手招きをされ、シルバーの部屋へと入る。
コ「おじゃましまーす……」
シ「座っていいぜ。……コトネ、悪いな。こんな時間に来させちまって…」
コ「ううん、全然大丈夫だよ。それよりもシルバー、どうしたの?」
シ「実は、ロケット団の目撃情報があっただろ?」
コ「うん、あったよ。それが何か関係あるの?」
シ「ああ、そうなんだ。実は今日の昼間、ロケット団に声をかけられたんだ」
───────────・・・・・
シル「………なんだよ、てかお前誰だっけ?」
幹部「忘れてしまいましたか…では改めて。私の名前はアポロ。ロケット団の幹部です。
あなたがサカキ様の子供だということはわかっていますよ」
シ「……どうしたんだ、それが」
ア「実はですねえ、あなたにロケット団の幹部隊長立場としていてほしいのです」
シ「なんでだよ、俺はポケモントレーナーだ。誰がロケット団幹部になるかよ。
そんな暇があるなら、勝負してる。じゃあな、俺は忙しいんだ」
ア「そうですか…残念ですねえ…それでは、あなたの友人は消滅しますね」
シ「なんだと?」
ア「なんですか? …それなりのことをしないとなってくれないでしょう?」
シ「…時間がほしい。今日の二十四時に俺の家に来てくれ。それまで考えるから」
ア「わかりました。それではまた」
───────────・・・・・
シ「……ってことがあったんだ。だから、お前に相談しようと思って呼んだ」
コ「…そっか…ありがとう一人で悩まなくて、相談してくれて。そういうことは、私やヒビキくんに相談して。
シルバー、君が本当に幹部になりたくないならならなくていいと思うよ? ヒビキくんもわかってくれる」
シ「でもさ、お前がそう言ってもあいつは絶対誘いに来るはずだ。
…そのー、断るにはどう言えばいいと思う?」
コ「うーん…やっぱり…
俺はお父さんとは違う、一緒にするな。俺は俺の道を歩くって言うしかないんじゃないかな?」
シ「……そうだよな、やっぱりそうだよな…ありがとう、コトネ。
やっぱり自分の決めた道を歩かなきゃダメだよな」
ダン!!
コ「……!? だ、誰!?」
シ「……アポロ……」
ア「こんばんは、遅くにすみませんね。いやー、待ちきれなくて来てしまいました。
申し訳ございませんねえ……では、早速ですがシルバーさん、答えは?」
シ「……………」
コ「シルバー、ダメだよ? 自分の決めた道を歩まなきゃ」
シ「……わかったよアポロ。ロケット団の幹部になってやる。それで良いだろ?」
ア「おお…やはり」
コ「……!! ダメだよシルバー!! どうしてロケット団の幹部なんかになるの!?」
シ「それが俺の答えだからだよ。お前らの方が大切だから」
ア「ではアジトに行きましょう。コトネさん、さようなら」
すると、アポロさんはシルバーを連れて部屋を出ていこうとした。
コ「待ってよ! シルバー!! 行っちゃダメだってば!! シル──」
シ「ついてくんな!!! 俺はもうシルバーじゃない! ロケット団幹部だ!!」
コ「………!!」
シ「……………………」
そのままシルバーは行ってしまった。
すぐにシルバーを追いかけたが、もういなかった。その場に力無く座り込んだ。
コ「嫌だよシルバー…嫌だよ…! こんなお別れ、イヤだよ………!!」
手に持っていた携帯が助けを呼べと、囁いた気がした。
続く
あとがき
なんということでしょう…シルバーがR団の幹部になってしまいました。でもこれも
シルバーの優しさなのです……だから、ついてくるなと言ったんですよね、きっと……
次回の内容はまだ未定です。次回はヒビキ目線かな?
それではまた次回!!さよなら!!
次回→>>67
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.67 )
- 日時: 2016/04/18 14:56
- 名前: ゆーい (ID: hfVure16)
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44話:予報外れの雨
ボーッと空を眺めていると、予報外れの雨が降ってきた。
天気予報はあくまで「予報」だから、外れるのは仕方のないことだとは思うけど。
コ「………ヒビキくん………」
プルルルル プルルルル…………
ヒ『はい、ヒビキだけど…コトネか? こんな時間にどうしたんだよ』
コ「…シルバー、いなくなっちゃった……」
ヒ『……何言ってんだ? コトネ、シルバーになんかあったのか?』
コ「シル、バァ…いなくっ、なっちゃっ、たよ………」
ヒ『…………コトネ、今どこ? 外すげー雨降ってるけど』
コ「そとに、いる……シルバーの、アパートの…そと…」
ヒ『外? わかった、じゃあ迎えに行く、待ってろ』
少し待っていると、すぐにヒビキくんが迎えに来てくれた。安心してしまって、泣いてしまった。
シルバーがいなくなって、一人ぼっちだったから。
ヒ「こんな雨の中、よく外にいられたな…明日絶対風邪引くぞ…」
コ「ごめ……でも……」
ヒ「いいよ、無事だったんだし。さ、帰ろう。もう夜遅いんだし。……コトネ?」
コ「シルバー………」
ヒ「話は後で聞く…ここじゃ濡れる。……乗って」
ヒビキくんがカイリューを出して、私を乗せた。
あれ? ヒビキくんの背中ってこんなに大きかったっけ……?
…いつの間に私を追い抜かしてるんだ…昔はあんなに小さかったのに。私よりも……
コ「ありがとう、ヒビキくん」
ヒ「幼馴染みなんだから、こういうことするのは当たり前だろ。気にすんな」
あっという間にワカバタウンに着いた。…結構ワカバタウンって近いんだなあ…
ヒ「よっし、着いたぞ。雨降ってるから早く帰れよー、じゃあな」
コ「……待って、ヒビキくん」
ヒ「どしたコトネ? もう帰っていいんだぜ?」
コ「…泊まってもいい?」
ヒ「……! え、あ、いいけど……」
コ「いいの? …じゃあ行く」
ヒ「ん、鍵開けたから入っていいよ。俺部屋キレイにしてくるから下で待ってて」
コ「わかった………なんでシルバー、行っちゃったの…?」
もし、シルバーが私たちを助けたなら、話は別だけど…それでもやっぱりイヤだ。
シルバーの優しさがそんなところで利用されるのは一番嫌だ……
……上からすごいドタバタ聞こえる。ヒビキくん掃除してるのかな……
いや、違うな。下りてるみたい。
ヒ「コトネ! 掃除終わったから来ていいぜ!」
コ「うん、今から行く。待ってて!」
ヒビキくんの部屋はいつも通りシンプルだった。どこを掃除したんだろう。
ヒ「じゃ、早速シルバーに起きたことを話してくれ」
コ「…あれはね……十時半にシルバーから電話が来たところから始まるんだ……」
──────・・・
ヒ「そっか……そんなことがあったんだ…」
コ「シルバーは、私たちを助けるために行ったのかな…? それとも……」
ヒ「助けるためなんじゃないか? シルバーのことだ、あいつ素直じゃないけど、
そういう優しさはあるからな。…あいつなら、きっとすぐに帰ってくるさ」
コ「うん、そうだよね…きっとすぐに帰ってくるよね……」
ヒ「そろそろ寝ようぜ、俺眠くなっちゃったし……」
コ「そうだね、私も眠いや。電気消して寝よっか」
「おやすみー」と、寝るときの挨拶をして、私たちは寝た。
ヒビキくんの言う通り、シルバーならきっと騙して帰ってくるはず…きっと……
外は、雨が凄く降っていた。まるで、私の心を写してるみたいだ………
──────────────────────
それから数日が経ったけど、シルバーが帰ってくることはなかった。
続く
あとがき
シルバー……どうして……?
今回の話を簡潔にまとめた風に言うと、↑の言葉ですね。
シルバー、本当に幹部になってしまったんですね…(TOT) 悲しい……
次回どうなるんでしょうか……
あ、R団再復活!?編は コトネ目線が多くなりそうです。私=コトネだと思ってくださいね。
話は変わります。えっと、(安定の)知り合いに挿絵を描いてもらいました。小説カキコの
挿絵投稿サイトでは、サイズがなんとかかんとかで投稿していませんが、知り合いの
pixivに投稿してありますので上のURLからどうぞ。今回はアナログとデジタルですよ?
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>68
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.68 )
- 日時: 2016/03/29 06:34
- 名前: ゆーい (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.pixiv.net/member.php?id=13997448
前回→>>67
45話:新情報
シルバーが行ってから、数日が経った。でも…ヒビキくんと一緒に探したけど、
どれだけ探してもいないからヒビキくんさえ諦めかけている。
私もヒビキくんと同様に諦めかけていた。
ヒ「今日もいなかったな、シルバー」
コ「…そ、だね。シルバー、どこにいるんだろ。…あ、そういえば…」
ヒ「ん? なんか思い出したのか?」
コ「確か、アポロって人が、ロケット団のアジトに行こうみたいな話をしてたから…
シルバーはロケット団のアジトにいる可能性があるかも」
ヒ「ゑゑゑゑゑゑゑゑゑΣ(゜д゜|||)ゑゑゑゑゑゑゑゑゑ
おまっ…!! 言うの遅いよっ! なんでもっと早く言わなかったんだよっ!」
コ「しっ…しょうがないじゃん! 今思い出したんだから!」
ヒ「あー、もう! …よし、コトネ! ロケット団アジト探しに行くぞ!!」
コ「………ちょっ…(゜Д゜;)
キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
ヒビキくんに引っ張られて連れていかれた。無理矢理カイリューに乗せられて、
そのままひとっ飛び。カントーとか探し回された。
————・・・
コ「……ヒービーキーくぅううん??」
ヒ「……はい」
コ「カイリューに乗って物凄いスピードで探し回したあげく、
全く見つからないとはういうことなのかなあ? ねえ? ヒビキくん」
ヒ「気のせいだと思います…」
コ「ここ、コガネシティなんだけど……散々タマムシとかカントーの町探してこれですか。
コガネだよ!? ジョウトだよ!?」
ヒ「……その通りです、はい」
コ「気のせいじゃないよね?」
ヒ「…………は、はい。そうです」
?「おっ? ヒビキくん、幼馴染みちゃんにお説教されタイムかな?」
ヒ「え? …ってああ!! え!? あえ!?」
コ「ワ、ワタルさん!?」
カイリューを連れたワタルさんが立っていた。
ワ「ははっ、久しぶりだね、2人とも。どう? ポケモンバトルの調子は。
って、君らはもう僕以上か。こんな僕に言われてもしょうがないね、あはは」
コ「えっと、その…ワタルさんはなんでここに…?」
ワ「コガネシティに買い物さ。ま、買い物しながら監視してるんだけどね」
ヒ「かっ、監視っ!?」
ワ「しっ!! あまり大きな声を出さないで。いて、バレたら困るから」
コ「……まさか、ロケット団のことですか? ワタルさん」
ワ「やっぱり勘がいいね。そうさ、ロケット団のことだよ。最近ロケット団の目撃者が多いって聞いて、
この数日間ずっとコガネシティで監視してるんだ」
ヒ「……シルバー、知りませんか?」
ワ「あの赤毛の子のことかい? …いや、知らないな。そういえばその子も最近見てないな。
でも…それらしき人は見たよ?」
コ「……!? ワ、ワタルさん! どこで見ましたか!?」
ワ「うーん……このコガネシティで見たよ。
でもロケット団の服装をしていたから本当にシルバーかどうかは…ヒビキくん、コトネちゃん!?」
ヒ「ありがとうございます、ワタルさん!! いい情報になりました!」
ワ「気をつけて行ってくるんだよ!? あのロケット団の奴ら、危険だから!」
ヒ「わかりました! それじゃあ!! 行くぞ、コトネ!!」
コ「うん、ヒビキくん! 絶対シルバーを見つけだそうね!!」
また、シルバーを見つけるための情報が手に入った。これできっと、シルバーが
見つかるはず! 待ってて、シルバー…!!
続く
あとがき
こんばんは、お久しぶりですね!って前回からそんなに経ってませんけどね…(汗)
今回はシルバーについての情報を手に入れました!…え?ワタル?誰ですかそのh(ry
すみません、ちゃんとワタルさんは出てきました。これからも結構出てきますよ!
ワタルファンは喜んでも…いいのよ?
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>70
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.70 )
- 日時: 2016/02/07 13:16
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
- プロフ: http://www.pixiv.net/member.php?id=13997448
前回→>>68
46話:潜入捜査官。
運がいいことにコガネシティにはたくさんのロケット団の団員がいた。
こっそり団員の後をついて行くと、アジトらしき建物が見つかった。
ロケット団の団員は、その建物の中に入っていった。
コ「…まさかとは思うけれど、ここなの?」
ヒ「どう見たってここだろ…じゃあ他にどこかあるのか?」
コ「それじゃあ、逆に聞くけどさ…こんな古びてるようなところがアジトっていうの?
これは、ただの古びた建物に見えるよ?」
ヒ「まあ、俺だってコガネシティにこんな古びた空き家みたいな建物が、
隠れてあったなんて知らなかったけどな」
コ「そりゃ誰だって知らないでしょ。…ずっと昔からここに住んでる人はもしかしたら、
知ってるかもしれないけどさ」
ヒ「…じゃ、潜入してみるか?」
コ「え!? もう潜入するの!? まだ心の準備が…」
ヒ「今潜入しないならいつ潜入するんだよ」
コ「………今でS」
ヒ「今なんだな、よし、行くぞ」
コ「ちょっと、私今喋ってた途中なんだけど!!」
ヒ「潜入すんぞー」
コ「人の話を聞けぇえええええ」
と、いうことで私とヒビキくんはロケット団アジトに潜入した。でも建物の中は見た目と同じで、
古びていた。でも驚くことに、清潔感がある。
ただ、一つだけ気になることがある。なぜこのアジトは静かで寂しそうな雰囲気を漂わせているのか、
ということだ。もっとガヤガヤしていてもいい筈なのだが…なんとなく、不気味な感じもする。
コ「ここのアジト、なんか妙に静かだね。誰もいないみたい」
ヒ「絶対誰かいると思うんだけどな、だってさっき入ってたし」
コ「どっか探索してみようよ。シルバー見つかるかもよ?」
ヒ「お前はバカか、この格好で探索なんてしたらやられる。ロケット団の団員の格好をしてれば…
一番いいんだけどな」
コ「じゃあじゃあ!! 服を探しに行かない? この格好でばれるっていうなら
別の服で行動した方がいいじゃん!!」
ヒ「そんなに大きな声出すなって! 探す前にばれるわ!」
コ「あ、そっか…! むむむ…このアジトに『せんにゅうそうさかん』っていう人いないかなあ?
そうすれば仲間になってもらえるのに」
ヒ「潜入捜査官か…つぅか潜入捜査官くらいはっきり言えよ」
コ「潜入捜査官っていう名前か記憶が曖昧だったんだもん。しょうがないでしょ」
?「誰だお前らは!!」
コ「げえ! 見つかっちゃったかなあ!?」
ヒ「やっべ、見つかっちゃったぽい。逃げるぞ!!」
?「いや、安心していい。俺は別にロケット団員ではないからな」
ヒ「団員じゃない…? じゃあ誰だっていうんですか?」
コ「ヒビキくん気をつけて。そう安心させておいて、捕まえるみたいなパターンかもしれないから。
危ない人かもよ?」
?「まあ仲間って言ったら仲間かもしれないが、実際は違う。俺は世にいう『潜入捜査官』って奴だ。
名前は、ヨシノリという。これから君たちのことは隠れた仲間として見させてもらおう、よろしくな」
コ「よ、よろしくお願いします」
ヒ「よろしくお願いします」
ヨ「仮にロケット団員としているから、態度が変になるときもあるかもしれないけれど、
本気になっているわけではないと思っていてくれ」
コ「はい、わかりました。ヨシノリさんは、ロケット団の悪事を止めようとして、
ロケット団の団員になったんですか?」
ヨ「その通り。じゃなきゃロケット団員なんかにならない。おおと、もうこんな時間か。
俺は今から監視役としてアジトの中や町を見守らなければいけない。ここで一旦さよならさ。
また会おう、チャンピオンたちよ」
ヒ「え!? なんでそれを知って…!? …ってもういないし」
コ「あの人不思議な人だね。潜入捜査官ってドラマでしか見たことないけど、本当にいるんだ。
初めて知った…」
ヒ「仲間がいるってこともわかった。俺たちも潜入した身として、全力でシルバーを見つけ出す。
このアジトのどこかに絶対いるはずだ」
コ「やっぱりヒビキくんがいないと私はダメかもね…行こうヒビキくん」
ヒビキくんの眼が獲物を捕らえるように、きらりと瞳を光らせた。
私も眼を鋭くし、きょろきょろと辺りを見回す。
アジト探索は、まだ始まったばかりだ。
続く
あとがき
とうとうロケット団アジトへと潜入いたしました!ひゃっほぉおおおおおおおおい!!
すみません、あらぶりました。このアジト、実はいろんな仕掛けがあったりします。
どんどん話を進めていきたいですね。そろそろ本編50話突破しそうですし…ね?
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>71
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.71 )
- 日時: 2016/02/07 13:17
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
- プロフ: http://www.pixiv.net/member.php?id=13997448
前回→>>70
47話:地下通路
ロケット団に見つからないようにアジトの中を探索していると、なんと団員の服が見つかった。
男性用と女性用の服があった。着てみると、私には少し大きかった。
でもヒビキくんにはぴったりだった。
ヒ「コトネー、着替え終わったかー?」
コ「着替え終わったけどこの服に対してたくさんの不満があるのは私だけなのかな?」
ヒ「コトネの身長が低いから大きく感じるだけだろ」
コ「…ヒビキくん、それは私に喧嘩を売っているということでいいのかな?」
ヒ「ポケモンバトルならやってあげてもいいぜ?」
ヒビキくんがスチャリとモンスターボールを出す。私もそれに乗っかろうとしたが、
今はそんなことをしている場合ではないと思い出し、出そうとしていたボールから手を放す。
こんなことに時間を使っているならシルバーを探した方がいい。
コ「こんなくだらないことしてないでとっととシルバー探しに行こうよ」
ヒ「言うと思ったよ。コトネの言いたいことは、口に出さなくても目でわかるから」
コ「何俺今カッコいいこと言ってやったみたいな顔してるの?
ヒビキくんがそんな顔するなんて百万年早いよ。私がしたほうが…ん…? なんだろあれ」
私が目を向けた場所には、階段のようなものがあった。下に繋がっているみたいだ。
ヒビキくんと一緒に近づいてみると、どこかの世界と繋がっているかのように真っ暗だった。
風の音も聞こえる。地下には風なんて吹かないはずなのに……
ヒ「…地下、通路…? こんなところに…地下があったのか……」
コ「地下通路ってことは…隠し部屋とかがあるってことだよね…?」
ヒ「そうとも言える…だけど…本当にここ、ロケット団アジトなのか?
俺らやっぱりシルバーを探し出せないんじゃないか? 地下通路なんて聞いてない…!」
コ「今更何言ってるのヒビキくん! 君がしっかりしなきゃダメじゃん!
こんなところで諦めるわけにはいかないでしょ!? 地下通路なんて平気だよ!」
ヒ「だけど色々おかしいじゃんか! なんでこんなところに地下通路なんかがあるんだよ!
地下通路は……! …いや、なんでもない。取り乱した、ごめん」
コ「はあ…よかった…ヒビキくんがいないとダメなんだよ? だから、二人でシルバーを探そうよ。
絶対ここにいるはずなんだから、そうでしょ?」
ヒ「その通りだ、コトネ。シルバーを探し出さなきゃな」
私に背を向けると、地下通路へと入っていった。私もその後を追う。
ヒ「地下通路ってやっぱり広いもんだな…でもコガネシティにある綺麗な地下通路とは比べ物にならないな。
ここの地下通路はまるで…どこかの廃墟みたいだ」
コ「ヒビキくん…なんかここ不気味だよ…はやくシルバー見つけだして帰りたい…」
私にとって怖いところは強敵だ。だから、この建物だって怖いから入りたくなかっただけで、
本当はこんなところ来たくなかった。でもここがロケット団アジトって言うなら勇気を出して入ったけど…
地下通路と本館の暗さや廃墟さはやっぱり駄目だ。
ヒ「お前こそ弱音吐いてどうするんだよ…確かにここは、全体的に明るくなくて、不気味だけどさ…
勇気ぐらい出さないと駄目なんじゃないか?」
コ「それはそうだけど…きゃあああああ!!! ゴゴゴゴース!? なんでこんなところに!?
もう嫌ああああヒビキくんどうにかしてよおおおおおお!」
ヒ「……このゴース…なんか雰囲気的に見たことがあるような…」
コ「私は見たことないよ! はやく帰らせてぇええええええ!!」
ジジ…ジジジジ……
?「幹部、何を監視しているのですか? あなたらしくない…いや、反対ですね。この行為、
実にあなたらしいですよ。でも、ポケモンを使って監視するなんて、変な監視の仕方をしますねえ。
そういう趣味があるのですか?」
?「バカなことを言うんじゃねえ、俺にそんな趣味はない。そうやって人のこと言っておいて、
お前だってそういう趣味、あるんじゃないのか?」
?「失礼ですねえ…私にそのような趣味はございませんよ? なんせ幹部の一人ですから」
?「そんなことはわかってる。どんな反応を返すのか気になっただけだ」
?「もっと素直になってもよろしいのでは?」
?「俺が素直に…? …はっ、お前は学ばないな。最初から躾けてもらったほうが、
お前にとってはいいんじゃないのか? もちろん基準の基準のからだけどな」
?「まったく、私だってそんなにバカではないですよ。
あなた様こそ、そんなところにずっと座っているくらいなら、外に出て暴れたほうがいいのでは?」
?「暴れたらアイツらに怒られちまうだろーが、考えろよ。………」
?「あなたが、このロケット団のリーダーなんですから、好きなようにしてください。
でも、余計なことをされてもらっては困りますけどね…
そんなに画面の向こう側の団員が気になるのであれば、見てくれば良いのでは…?」
?「…そんなことしねーよ。……ヒビキ…コトネ……」
…お前ら、どうして来たんだよ
続く
あとがき
みなさんこんばんは、ゆーいです。1200参照ありがとうございます!!嬉しくてはしゃぎました。
でもPC、3DS、WiiUのやり過ぎ&うるさ過ぎで叱られました。休みの日ぐらい自由にさせて
ほしいですよね。廃人になったっていいですよね。いい、ですよね…?
今回は長かったですかね?…今週は結構投稿したいのですが、時間が足りませんね。
明日投稿できたらいいな…っていうのが今の私の思いでございます。ははは。そろそろ新展開が
起こるのでしょうか…起こってほしいものです。
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>72
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.72 )
- 日時: 2016/02/07 13:17
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
- プロフ: http://www.pixiv.net/member.php?id=13997448
前回→>>71
48話:バレた
地下室では、画面の音がジリジリと聞こえていた。
ア「…いつまで座って監視しているつもりですか、シルバー幹部。そんなところに座ってないで、
行ってくればいいじゃないですか」
シ「おい、アポロ。こいつらを捕まえてこい」
ア「どうしてですか。何か理由があって言っているのですか?」
シ「気になるからだ。お前だってそれくらいできるだろ?
っていうか、お前に捕まえに行かすわけじゃないからな。したっぱに行かすのさ」
ア「分かりました。…出番ですよ、双子よ」
?「「はっ!!」」
シ「双子のしたっぱか。アポロ、なんでこの2人を行かすことにしたんだ?」
ア「そんなの決まってるじゃないですか。この二人には四年前、ろくに仕事をやらせていませんでしたからね。
あるとしても監視役ですよ。バトルとかは一切」
?「まったくですよねえ。なんで僕らに仕事をくれなかったのかわかりませんよ」
ア「それは、こちらにも考えがあったからですよ、ルイ、ケイ……」
ケ「俺的にもっと早く出番がほしかったんだけどな。まあしょうがねえよな。おら、行くぞルイ。
仕事サボんなよ」
ル「待ってよケイィ…仕事の内容聞いてないじゃんかよー。
で、アポロ幹部、何の仕事すればいいんですか? バトルなら大喜びですよ!!」
ケ「俺も、バトルだったらマジ本気でやりますけど」
ア「君たちはバトル好きなんであんまり戦わせたくないんですよ…というかバトルじゃありませんし。
あの画面にうつっているしたっぱを捕らえてきてほしいんですよ」
ル「えええええええええええええええ!?
なんで同じ仲間のしたっぱを捕まえなきゃいけないんですかあああ!
ちゃんと理由があるならいいですけど……」
ケ「あるから捕らえてきてほしいっつってんだろ。では行ってきます。必ず、あの二人を捕まえてきますので、
信じてください」
ア「ええ、信じますよ。あなたたちは他のしたっぱとは格が違いますからね。では、お願いしますよ。
捕まえたらここに連れてきてください」
ケ「…………わかってます」
バタン
—————・・・
ヒ「なんかこのゴース、いつまでも付きまとってくるんだけど…何なの?」
コ「団員のゴースなんじゃないのー? それしか考えらんないよ」
私たちは未だに地下通路、地下をさ迷い歩いている。迷いの森より迷う。でも運がいいことに、
今のところ誰一人と、他の団員と会っていない。
ヒ「…いつになったらシルバーに会えるんだろうな」
?「ボス幹部がどうかしたの?」
コ「!? …なっ…!?」
よそ見をしていると、背が私と同じくらいの男の子に、手に手錠をかけられていた。
ヒビキくんも背の高い黒髪の男の子に手錠をかけられていた。
?「あっ! 結構早く捕まえられた! やっぱり他のしたっぱは違うねえ」
?「ルイ、やめろ。誰だっていきなりだとビックリするだろ。こいつら俺らと同じしたっぱなんだからさ。
ほら、めちゃくちゃ驚いてんじゃねーかよ」
ル「酷いよケイー、僕らと同じレベルにしないでよ。こんなに僕驚かないもん。って……うわあ!
僕好みのツインテちゃんだあ! かっわいいねえ!!」
コ「やめて、何なのあなたたち!! こんなことして私たちをどうする気なの!?
監禁して私たちに暴力ふるったりするのは絶対やめてよね!?」
ル「そんなことしないよー、安心してツインテちゃん。僕らだってねえ、位はしたっぱなんだよねえ。
だから、したいと思っていたとしても絶対そんなことできないよ。
それに…僕たち二人は幹部に頼まれて捕まえているんだからあ。
そして…同じ仲間を捕まえるなんてこともしないさあ」
ヒ「……くそぉっ! 離せよ! この手錠痛いんだけど!!」
ケ「少しの間だから我慢しろ。引きずってお前らを幹部のところまで連れていくんだからな。
すぐ着くさ。痛いのなんて、着けば消えるんだし……」
私は、ヒビキくんと共に引きずられた。手を拘束されているから立てない。
そのまま目の前が真っ暗になって……見えなくなった。
—————・・・
ア「ご苦労様でした。おや、引きずってくるとはこれまた斬新ですねえ……」
ル「アポロ幹部スミマセンでしたあ……反省します」
ア「シルバー幹部がこの人たちと話がしたいようなので私たちは失礼しましょう」
ケ「幹部がそう言うのならついていきます。シルバー幹部、ごゆっくりどうぞ」
カッチャン……
ヒ「うぅ……ここは…? …う…え、あ…?」
コ「……監視室…? …あ……」
シ「お前らがなんでここにいて、したっぱの服を着ているのかはわからない。
だけど、俺に会いに来たってことはわかる。さあて、そんなお前らには罰を与えなきゃな」
コ「シルバー…やっと会えた……」
シ「……チッ………お前らに俺の気持ちなんてわかんねえよな……」
ヒ「は?何言って……!!??」
天井から牢が落ちてきた。それがコトネを囲う。
コ「…!? …なっ、なにこれ!? 牢!?」
シ「ヒビキ、お前には少しの苦しみを与えてやるよ。
コトネを助けたいのならこのアジトにいるロケット団員を全員倒すんだな。
そんで俺のところまで来て戦って勝ったら、コトネを解放してやるよ。
もちろんお前はアジトの入口まで飛ばすけどな」
コ「シルバー!! 言ってる意味が全くわからないよ! 何でこんなことするの!?」
シ「理由もなにも無い…ただ捕らえただけだ。…ヒビキ、またあとで会おうな」
ヒ「ふざけっ…!! うわ!?」
シルバーがニヤリと笑った。フーディンの技で、俺をアジトの入口まで飛ばしやがった。
入口まで飛ばされた俺は、何が起こったのか、わけがわからなかった。
続く
あとがき
はい、来たことがバレましたね。ここからはヒビキターンです。これがまた長い話に
なるわけですよ。シルバーが長くしたのでね…嘘です。冗談100%です。
次回からは、ロケット団vsヒビキ です。楽しみにしていてください。やっとこの話で
バトルが出てきましたよ。ロケット団員も沢山出てきますよ?
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>73
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.73 )
- 日時: 2016/02/07 13:18
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前回→>>72
49話:ヒビキvsラムダ 1
ロケット団のアジトは予想以上に広く、同じような部屋ばかりだった。
こんなんじゃいつまで経ってもシルバーのところに辿り着けやしない。
というか今俺がいる場所がどこかもわからない。色々したっぱと戦いまくってたらいつの間にか迷っていた。
ヒ「どこに行ってもしたっぱだらけだし…なんなんだよこのアジトは…」
?「あ!! おまえはヒビキ!!」
ヒ「…!? …ってコトネの格好したお前誰だよ」
?「忘れちまったのか? ヒビキ。俺だよ、ラムダだよ」
ヒ「ああー、そんな奴いたなあ…」
ラ「そんな奴って扱いひどくないか?それにお前、口悪くなったなー。
四年前はThe 男の子 って感じだったのに。今じゃこんなに生意気になっちまって……」
ヒ「この年になれば誰だってこんな感じになるだろ。俺だって4年前とは違うんだ」
ラ「そうか、そうか…そりゃ、四年も経てば変わるよな…」
ヒ「おっさんも四年も経って随分と老けたんじゃねーのか?」
ラ「本当に口悪くなったな。そうだ、お前ボス幹部のところまで行きたいんだろ?
なら俺を倒してから行けよ? そうじゃなきゃ、着かないからな」
ヒ「おっさんがどこまで強くなったのか試してやるよ」
——ヒビキvsラムダ——
ヒ「おっさん、手持ちは変わったよな。ていうか変わらなきゃ困るんだけど。
よし、行ってこいエレキブル!!」
ラ「四年前の俺とはめちゃくちゃ変わってる、ばかにするなよ。
手持ちだってすっげー変わってるからな。行け! アーボック!!」
ラムダの手持ちはアーボックだ。四年前はアーボックなんていなかった。
これは強さに期待できそうだ。こっちの手持ちはエレキブル。さて、どう戦おうか…
ラ「エレキブルか…四年前のエレブーだな……懐かしいじゃねえか」
ヒ「おっさんのは新しい仲間なんだな。エレキブル! 俺らのチームプレー見せてやるぞ!」
エレキブルは俺の言葉に答えるようにこちらを向いた。その表情は真剣だが、笑っていた。
ヒ「エレキブル! 10まんボルトだ!!」
ラ「アーボック! どくづきだ!!」
エレキブルとアーボックは大きな音をたて、ぶつかり合った。煙がたつ。
暴風のように風が吹いた。エレキブルは大丈夫なのかと思い、名前を呼ぶ。
返事が帰ってきたから大丈夫だろう。安心した。でも、エレキブルは毒状態になってしまっていた。
ヒ「エレキブル! まだいけるか!?」
エ「ゥゥゥゥゥゥゥゥ………」
ヒ「無理しなくていい、お前は一旦休んでてくれ。後に繋ぐ」
エ「………………」
ヒ「心配しなくても大丈夫だ。今は毒状態だから、少し休んでてほしいんだ。…よし、いい子だ。
戻れ! エレキブル!!」
毒状態になるとは予想外だった。確かにラムダは毒タイプ使いっぽい。
なのに俺は、毒状態になる可能性があると言うのに気をつけていなかった。ごめん、エレキブル。
…次は何を繰り出そうか。スターミーは最後までとっておきたい…それなら……
ラ「次のポケモンはなんだよ、ヒビキ」
ヒ「……お前に決めたよ、行ってこいヘラクロス!!」
ラ「ヘラクロスか……やっぱりお前の手持ちは変わってないみたいだな。
それほど自分の手持ちが愛しいってか…いいんじゃないか、そういうの」
ヒ「大切に育ててるんだよ。ヘラクロス! メガホーン!!」
ラ「くっ…! 早い!! …アーボック!!」
ヒ「やったな、ヘラクロス! 一体倒してやったぜ!! ラムダ、次は何を繰り出すんだよ」
ラ「やられた…! さっきの10まんボルトが効いたか…!! チッ…! 行け! ハブネーク!!」
ヒ「…ハブネーク…ヘラクロス、交代だ。…頑張ったな、ゆっくり休んでくれ」
次は…やっぱりカイリューを繰り出すのがいいか?
ヒ「カイリュー、お前の強さを見せてやれ!!」
さて、ここからが本番だぜ。
続く
あとがき
次回で本編が50話ですね!!どんどん話を進めていきたいですね〜
そして!今回は ヒビキvsラムダ でした!!次回も ヒビキvsラムダ です。他の幹部との
戦いもありますよ!!
早くヒビキとシルバーの戦いを書きたいです!
ですが、それまでまだまだなんですけどねえ…(‐ωー;;)
ああああああああああ!早く書きたいいいいいいい!!!
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>74
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 vsR団 ( No.74 )
- 日時: 2016/03/29 06:40
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前回→>>73
祝!50話!!
50話:ヒビキvsラムダ 2
カイリューは、ワタルさんからオススメされて試しに使っていたポケモンだ。
本当は、試しに使っていたポケモンだから、使うのに特に深い意味もなかった。
でも、バトルしていくたびカイリューとの絆が深まって、仲間に入れたのだ。
運命的な出会いとも言える、このカイリューとは、もう四年も一緒にいる。
だから、おっさんに俺らの運命的な絆と言うものを見せつけてやるんだ。
ヒ「カイリュー!! りゅうのまい!!」
ラ「ハブネーク! ポイズンテール!」
ヒ「カイリュー! 避けるんだ!!」
ラ「避けるなんて卑怯な手だぞ!!」
ヒ「…この戦いだけは譲れないんだ! コトネとシルバーを解放するために!」
カイリューは、俺の命令通りに避けた。攻撃を避けると共にりゅうのまいをする。
この戦いだけは…この戦いだけは勝たなきゃいけないんだ!!
ヒ「カイリュー! 思いっきりドラゴンダイブだ!! はずさないでくれよ…!」
ドラゴンダイブは威力が100、命中率は75。一か八かと言っても良いほどだ。
運も実力のうち…こういう言葉は今の俺の状況にぴったりだ。
カイリューは攻撃をはずさなかった。攻撃が上がっているため、一発だった。
ラ「やられたっ…! 次は…行け! ドラピオン!」
ドラピオンか…防御が高いから高攻撃力でいかなきゃ倒せないな…
でもやっぱりこのままカイリューでいかした方がいいか…? 攻撃上がってるし…
いや、特防はまあまあだった気がする。なら特殊攻撃で攻めるのもありだな。
スターミーでいくにも、あくタイプだからキツいか…?
ヒ「……キツいと思うけど頑張ってくれ! いってこい! エレキブル!!」
エレキブルに無理はさせたくない。でも俺のPTは攻撃型、特殊型のPTではない。
特殊攻撃をするやつもいるが、特殊技で攻撃をするのはスターミー一体だけ。
他はほとんど物理技で攻撃をする。だから、こういうときに困るんだ。
ヒ「エレキブル! かみなり!!」
ラ「かみなり…もともと命中率が低いのに。その状態でかみなりはの命中率は決して高くないと思うぜ!
ドラピオン、クロスポイズン!!」
ヒ「エレキブル!! …流石に難しいか…!?」
クロスポイズンの威力は七十、命中率は百だ。意外に強かったりする。まずい…
エレキブルは毒状態だ。毎ターンHPが削られていく。かなり厄介だ…
ヒ「エレキブル! 10まんボルト!!」
ラ「ハハッ! そんなのドラピオンには効かないな! ドラピオン! かみくだく!」
…嫌な予感がする…さっきから猛毒で頑張っているのにかみくだくなんかやられたら倒れてしまう。
HPだってそんなに多くは残っていない…!!
ヒ「エレッ…! エレキブルッ!!」
ラ「簡単にやられちゃったなー、まだ他の奴がいるからいいんだけどな」
エレキブルがやられてしまった…ここで頼れるのは…
オーダイルとカイリュー、オーダイルだったらハイドロポンプで倒せるか…!?
いってみるか…
ヒ「…チームのリーダー…いってこい! オーダイル!!」
ラ「ここでリーダーさんのお出ましか。
やっぱりチームのトップって雰囲気を醸し出してるのが目に見えてわかるぜ、ヒビキよお!」
ヒ「オーダイル! ハイドロポンプ!!」
ラ「ドラピオン、どくびし!」
どくびし…!?
次のターンとかで交代したときに毒でダメージを与えるのか…
でも、ハイドロポンプでドラピオンは倒せる!
ヒ「オーダイル! やったな、倒したぜ! お疲れさん! …どうだよ」
ラ「特殊技も持っているとは思ってなかったな…ミスったぜ…今の俺の手持ちは五体。
このポケモンで勝負がつくぜ。だけど、こいつは、俺の長年使ってきたやつだ。
そう簡単にやられたりはしないと思う。いけ! マタドガス!!」
マタドガス…こいつは4年前にもラムダが使っていたポケモンだ。
俺の予想だと、マタドガスはラムダの一番お気に入りのポケモンっていう存在じゃないかと思う。
ヒ「…いってこいスターミー!! よろしく頼んだぜ!!」
俺の最後のポケモンはスターミー。マタドガスにはエスパーが効果抜群だ。
だから、このスターミーの特殊技+素早さで効果抜群を狙うつもり。
ヒ「スターミー! サイコキネシス!!」
ラ「マタドガス、だいばくはつ!!」
激しい爆音が響く。どっちにしろ、マタドガスだって倒れるのではないかと思う。
その予想はバッチリ当たった。サイコキネシスで一発。
ラ「……そんな…嘘だろう…?」
ヒ「お疲れ、後で回復してやるから待ってろよ。……おっさん、四年前よりずっと
強くなってて驚いたよ。人ってやっぱり努力すれば強くなれるもんだよな」
ラ「……ほらよ」
ヒ「えっ…? なんだよ、これ」
おっさんから渡されたのは鍵だった。
ラ「色んな空き部屋に使える鍵だよ。
空き部屋にもたくさん道具とか落ちてたりするから探索しておいて損はないと思うぜ?」
ヒ「あ、ありがと。…昔からアドバイスとかくれるのは変わらないよな」
ラ「気のせいだ。てかさっさと行けよ。お前の友達が待ってんだろ?」
ヒ「ん。それじゃあ。……鍵、ありがとな…恩にきる」
ラ「………お前も意外とお礼言うのは前から変わってねえよ」
WIN、ヒビキ。
続く
あとがき
書き方を少し工夫してみました!…見やすいでしょうか?見やすかったら嬉しいです!!
ヒビキvsラムダ、決着つきました!!でも私、バトル専門とは言えないんで、
あんまりバトルについてはうまく書けません、I'm Sorry…><
次回は、ヒビキvs……誰でしょうね。ロケット団の幹部とダブルバトルです!!
お楽しみに!!
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>75
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 vsR団 ( No.75 )
- 日時: 2016/02/07 13:19
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前回→>>74
51話:ヒビキ&ヨシノリvsランス&アテナ 1
ヒ「空き部屋探しまくったけど……疲れたなあ…どうするか」
鍵とか開けまくって道具とかを集めていたらもう空き部屋はなかった。
気がつけば夕方だし、足が疲れて動きたくないと脳も言っている。
ヒ「早く、帰りたいな…寒いし。もうそろそろ冬だし…」
ガタッ!!
ヒ「だ、誰!?」
ドアから潜入捜査官のヨシノリさんが入ってきた。仕事が終わったのか?
ヨ「お疲れ、ヒビキくん。どうだ、ロケット団アジトは」
ヒ「地図があるんで、迷ってませんが…地図がなきゃ迷ってますね」
ヨ「地図がなきゃ迷うのも仕方のないことだろうな。このアジトは広いし、迷わない方が不思議だ。
ヒビキくん、君はさっきラムダと戦ったみたいだね。いい対決だったのか?」
ヒ「(何で知ってんだこの人)…1体倒れましたけどね…勝ちましたよ。
でも決して弱くはなかったですよ」
ヨ「君が戦って四年も経っているわけだから、強くなっているだろうな…
それでも、勝つのがギリギリってわけではないだろう?」
ヒ「まあ、それはそうですね…勝ってないってわけじゃないです」
ヨ「さすがだな、チャンピオン。そうでなきゃ」
ヒ「…ヨシノリさん」
ヨ「なんだ、ヒビキくん。質問なのか?」
ヒ「…あなたが潜入捜査官ってことは他のやつらに、その…バレたりは…しないんですか?
やっぱりそこら辺も配慮してるんですか?」
ヨ「いいことを聞いてくるな…多分一部の奴等にはバレてると思う。
バレないってことはないんじゃないか…? 勘の良い奴等もいることだしな」
ヒ「バレたらどうするつもりなんですか?」
ヨ「バレたらそれはそれで仕方ないさ。そこで終わりだ。
まあ、俺はこれ以上ロケット団には関わりたくはないんだがな…
これは潜入捜査官としての仕事だからやらないといけないんだけどな」
ヒ「そうなんですか…それじゃあそれはそれで良いって思ってるんですね…」
ヨ「もちろん。バレることを把握して来ないとね。でもバレないようにするのが、
潜入捜査官でもあるんだが」
?「あらあ…あなた、そういう奴だったのね。驚きだわ」
?「アテナ幹部、そこら辺はもうわかっていたことなのでは?」
ヒ「……お前らは…ランスとアテナ…?」
ア「嬉しいわ、ヒビキ。私のこと覚えてくれていたのね、ありがとう」
ヒ「俺のことロケット団に勧誘してきたからよく覚えてる。
ランスは…ヤドンの尻尾を売りさばいていたから覚えてる。頭に残るようなことしてたからな」
ラ「わたしのこと、わたしのしたこと、よく覚えてるんですね…素晴らしい記憶力だと褒め称えましょう。
素晴らしいです、ヒビキ」
ヨ「バレちまったからにはしかたねえな!! いっちょやってやるか!」
ヒ「ヨシノリさん! 本気で言ってるんですか!? こいつらだって、四年経ってるし実力者なんですよ!?
……俺もやりますか?」
ヨ「…俺的に、一緒に戦ってくれるとありがたいな」
ヒ「…そんなに言うなら、一緒に戦ってあげますよ!! ヨシノリさんのバトル、見てみたいですし!」
ア「さっきラムダに会ったわよ。負けたんですってね、あなたに。ま、それもしょうがないわね。
相手がチャンピオンなんですもの」
ラ「わたしはチャンピオンだからって負ける気ありませんけどね。
それよりも、負けるのがわかっていたら戦いませんしね。アテナ幹部、どうしますか?」
ア「2対2で、ダブルバトルといこうかしら」
ラ「ダブルバトルだったらわたし、得意ですよ?」
ヒ「ダブルバトルか。ヨシノリさん、本気で戦ってくださいね」
ヨ「俺が本気で戦わないとでも?」
ヨシノリさんはニヤリとして、モンスターボールを出した。こんなにわくわくしたのは久しぶりだ。
それに、ダブルバトルってだけでぞくぞくする。
─────ダブルバトルStart─────
続く
あとがき
次回はダブルバトルです!!早めに出したいと思いますので、よろしく!
1年かかってやっとアルファサファイアクリアしたよ…
でもまだエピソードデルタが残ってるよ……
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>76
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 vsR団 ( No.76 )
- 日時: 2016/02/07 13:20
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
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前回→>>75
52話:ヒビキ&ヨシノリvsアテナ&ランス 2
ヒ「いってこい! エレキブル!!」
ヨ「いけ! グライオン!!」
ア「いきなさい、ドンカラス」
ラ「いけ、マタドカス」
ダブルバトルのスタートだ。俺はエレキブルを繰り出した。ヨシノリさんはグライオンを繰り出した。
ひこうタイプ使いだったりするのか?
ヨ「グライオン…こいつらとはもう仲間じゃない。まあ、もともと仲間じゃないからいいんだけどな。
でもお前は一緒に過ごしたから、少し嫌かもしれないけどみんなを守るためだ。戦ってくれよ?」
ア「さて、あなたの言うこと聞くかしら?私たち、グライオンと仲が良かったから、もしかしたら…
言うこと聞かないかもねえ?」
ヨ「いや、こいつは俺の言うことを聞くさ。な、グライオン」
グライオンはヨシノリさんの言葉に頷いた。攻撃をする体勢に入る。
ヒ「ヨシノリさんに凄く懐いてるんですね。グライオンの強さも見たいし、
こいつらと勝負するのが楽しみですよ。……エレキブル、ドンカラスに10まんボルト」
ヨ「グライオン、マタドカスにあなをほるだ」
ア「ドンカラス、エレキブルにあくのはどうよ」
ラ「マタドガス、エレキブルにスモッグ」
ヒ「簡単に攻撃されてもらったら困るなあ! エレキブル! 攻撃を避けろ!」
ヨ「ランス、あんまり油断してもらっちゃあ…頭抱え込んじまうぜ?」
ちょうどそのとき、タイミング良くグライオンがマタドガスに攻撃をした。
あなをほるの攻撃の衝撃で、マタドガスが倒れた。圧倒された。
ラ「…なっ…!? いつの間に…!」
ヨ「一ターン目に地面へと潜って、二ターン目に攻撃する。
一ターン過ぎるのなんてあっという間だからな。だから、油断大敵って言うだろう?」
ラ「……意外に…そういう手を使ってくるんですね」
ヨ「マタドガスが倒れたのは、お前の不注意だろ?」
ヒ「エレキブルばっかに気を取られてたら話にならないぜ? エレキブル!
もう一度ドンカラスに10まんボルトだ! ケリをつけろ、エレキブル!」
ア「ド、ドンカラス! 避けなさい!!」
ヒ「避けてばっかじゃ勝負じゃあない、そのなかで攻撃する間があるだろ?」
ドンカラスは攻撃してこなかった。一方的にやられたのだ。相手のポケモンは、あと二体ずつ。
手持ちはわからないからガチで考えたほうがいいかもしれない。
ア「ダメね…今日は頭が混乱しちゃって動かないわ…アーボック、いきなさい」
ラ「ゴルバット、いってくるんだ」
ヒ「…エレキブル、お疲れ。戻ってこい。……」
ヨシノリさんはグライオンから手持ちを変えるつもりらしい。
俺は、できれば変えないほうがいいかなと思ったが、勝利のため、一旦エレキブルを戻すことにした。
やっぱりここは…スターミーでいくのが一番いい。
ヒ「いってこいスターミー! …んー…スターミー、ゴルバットにサイコキネシス!」
ヨ「グライオン、お疲れ! いってこい、サンドパン! …サンドパン、アーボックにジャイロボール!」
ア「アーボック、スターミーにかみくだく!!」
ラ「ゴルバット…スターミーにサンドパンにくろいまなざし」
ヨ「サンドパン! 攻撃される前に攻撃するんだ!!」
ヒ「…よし、あたったぜ。流石命中率百だ」
ラ「………ゴ、ルバッ..ト..」
効果抜群ってこともあったかもしれないけど、ランスの手持ちを残り一体だけにできたから、嬉しい。
最後の手持ちはなんだろうか。
ヒ「サンドパンは…、お! アーボックがやられてるってことは勝ったのか!」
ヨ「倒したぜ、相手は残り一体だけだ。こっちはまだ全然いる」
ヒ「そうかと言って安心はできないですよ? 何か企んでるかもしれないですし」
ヨ「確かにそうかもなあ。じゃ、とっておき出しますかあ。いけ! フライゴン!」
ヒ「ドラゴン、じめんのフライゴンですか! かっこいいですね、フライゴン。
んじゃ、俺は…カイリュー! いってこい!!」
ア「いきなさい…ラフレシア」
ラ「…いけ、マタドガス」
俺はぎょっとしてしまった。まさか、ランスが2体もマタドガスをもっているとは思わなかったからだ。
少し、ランスの趣味とか疑ってしまった。そりゃ、誰でも疑いを持つだろう。俺は持った。
ヒ「カイリュー! ラフレシアにそらをとぶ!」
ヨ「フライゴン! じしん!!」
ア「ラフレシア、フライゴンにギガドレイン!」
ラ「マタドガス、フライゴンにだいばくはつ」
ヒ「ちょっ…! ランスお前それ、自爆するのと一緒だぞ!?」
ラ「こっちにもちゃんと考えがあってやってるんです。文句は言わないで下さい」
ヨ「その前に、もう素早さで負けているがな」
地面が激しく揺れる音がした。フライゴンがじしんをしたのだ。
確かにこれじゃあフライゴンの素早さに負けて意味がない。
しかも威力が高いし、どっちにしろ勝っていたのは確実だろう。
ヒ「か、勝った…ラフレシアも…マタドガスも倒れてる……」
ア「…結局こうなるということはわかっていたわよ。…最初から」
ヨ「アテナ、それは心残りなのか?」
ア「違うわよ。もうあなたたちが強いってことは知ってるってことよ」
ラ「…大人しく負けを認めることにします」
ヒ「俺は、コトネとシルバーを助けなきゃいけないからもう行く。時間もない」
ヨ「ありがとうな、ヒビキ。あ、これを」
ヒ「な、なんですかこれ」
ヨ「スペアキーみたいなものだ。これで殆どの部屋が開くはずだぜ」
ヒ「ありがとうございます、ヨシノリさん」
ラ「ヒビキ」
ヒ「なんだよ、ランス」
ラ「次戦うのはきっとアポロ幹部な筈です。アポロ幹部は私たちより強いですよ?」
ア「しかもレベルも高いという、あなたにとっての欠点があるわ」
ヒ「俺の手持ちの仲間だってレベルは高いぜ?勝つ気でいくからな」
ヨ「頑張ってこいよ」
ヒ「はい、ヨシノリさん! 俺、絶対勝ってきますから!」
俺はその後、ランスとアテナの声を聞き次のステージへと行く道に進んだ。
WIN、ヒビキ&ヨシノリ
続く
あとがき
52話、遅れてすみませんでした。いやね、太鼓の達人にはまっちゃってまして…
やり過ぎてて投稿するのが遅れてしまいました。悪気はなかったんです、はい。
次回はヒビキvsアポロです。この戦いが終わったら赤毛のあいつに会いに……
行けません。まだ戦いが残っています。いつ終わるんでしょうかね、これ。
次の話は2話纏めて(まとめて)投稿しよっかなって思ってるんでまた遅れるかもです。
遅れたらごめんなさい。今週はわかりませんが来週投稿できるかと思います…!
ではまた次回!!さよなら!!
次回→>>79
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 vsR団 ( No.77 )
- 日時: 2015/12/12 15:23
- 名前: 天乃 (ID: x8l1Qes7)
はじめまして、天乃(雨乃でもある)です!
今日ここに来て、初めて見させていただきました。
わたしは小説を書く側ではないんで、何もアドバイスとかあげられない
んですが、話が出るたびちょくちょく感想言っちゃうかと思います。
多分タメ口になってしまうときがあるかもしれません...大丈夫ですか?
わたしもポケモン大好きなんですけど...話、合いますかね...?
えっと、話ずれちゃってすみません!話の更新楽しみにしてます!!
がんばってくださいー!
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 vsR団 ( No.79 )
- 日時: 2016/03/29 06:43
- 名前: ゆーい (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.pixiv.net/member.php?id=13997448
前回→>>76
53話:ヒビキVSアポロ 1
1階はすべてまわった。ここのアジト、1階と他は地下通路しかないようだ。
はっきり言ってしまうと、意外に小さいのかもしれない。
ヒ「地下はここしかないみたいだし、アポロ探さなきゃならないし…」
アポロは地下にいたみたいだから、近いうちに見つかるんじゃないか?
ア「呼びましたか? ヒビキくん」
ヒ「…ア、アポロ…」
ア「先ほど、ランス、ラムダ、アテナと会いましたよ」
ヒ「会ったのか…」
ア「会いましたとも。あなたのことを微笑みながら言っていました。あの頃よりも強くなっていたとね。
幹部三人が言うことですから相当強くなっているのでしょうね」
ヒ「…お前らに褒められてもあんまり良い心地がしないのはなんでだろうな」
ア「それはそうでしょう。四年前私たちと戦ったのですから」
ヒ「そうだな…四年前、俺はお前らと戦った。あの時は苦労したよ」
ア「あなたの性格は四年前と変わったところと変わらないところがありますね。
ラムダが言っていましたよ? 随分生意気になったと…」
ヒ「四年も経てば性格だって変わるさ」
ア「口調と一人称が変わっていますね。四年前は僕って言ってましたし」
ヒ「うるせえ」
ア「ヒビキくん。あなたは私と戦うために来たのでしょう?」
ヒ「戦うためじゃなかったらお前のところに行かないよ」
ア「傷つきますねえ、その言葉。…まあいいでしょう。そろそろ戦いません?」
ヒ「言われなくても分かってるから。ほら、バトルのスタートだぜ? 行ってこい、スターミー!」
ア「あなたと戦うのは久しぶりなんでドキドキしますねえ。行きなさい、マタドガス」
スターミーを出して正解だったみたいだ。四年前、アポロはヘルガーを手持ちに入れていたし、
なかなかスターミーを出すのを躊躇っていたのを覚えている。
ア「…ヒビキくん、きみはポケモンを大切に育てているのですね。
その精神、素晴らしいと思いますよ? 優しいところは変わってないみたいですね」
ヒ「…お前らに褒められても良い心地がしないって言っただろ! スターミー! サイコキネシス!」
ア「素直にならないから嬉しく感じないんですよ。マタドガス、スモッグ」
ヒ「黙ってろよ! スモッグ? 素早さで負けてるくせによくそんな技が出せるのな」
ア「何言ってるんですか? 現在の私は四年前の私とは違うんですよ。ほら、見てなさい。
すぐにそれが分かりますから」
ヒ「何を……って…う、えあ!? なっ…嘘だろ!?」
スターミーにスモッグは命中していた。なんでだ…おかしい…
マタドガスはスターミーに素早さは負けている筈だ。だから攻撃があたるわけがない。
あたるとしたら…
ア「言ったでしょう? 四年前の私とは違うって」
ヒ「……まさかお前、せんせいのつめを…?」
ア「…流石チャンピオン、実力者なだけありますね。その通り。
マタドガスにはせんせいのつめを持たせています。この作戦、素晴らしいでしょう?」
せんせいのつめ…持たせると相手のポケモンよりも先に攻撃できるという効果がある。
俺も昔よくポケモンに持たせていた思い出がある。
ヒ「昔の…俺の作戦か?」
ア「そうですよ、あなたの作戦を参考にさせてもらったのです。使えると思ったので」
ヒ「スターミー、今度こそ先に攻撃してやろうぜ。……スターミー? …追加効果?」
ア「毒状態のようですねえ。ヒビキくん、追加効果に定評があるようですね」
ヒ「これじゃあ、先に攻撃出来なくなる可能性が高い…
でもスターミーの攻撃はまだ終わってないからな。お前が攻撃したってこっちは攻撃できるんだ」
ア「そうでしたね…まだ終わってませんでしたよ…倒れてませんしねえ」
スターミーの攻撃はあたった。先に攻撃はできなかったけど、マタドガスは突破した。
ヒ「辛かったよなスターミー。お疲れ、ゆっくり休んでくれよ。行ってこい、カイリュー!」
ア「行きなさい、ヤミラミ」
ヒ「ヤミラミ…? 4年前にはいなかったよな?」
ア「ええ、いませんでしたよ。ヤミラミは弱点がないという利点があります。
その利点がバトルで使えるかと思いましてね。どこかの地方では新しいタイプも見つかっていて、
そのタイプは、あく・ゴーストタイプのポケモンに強いらしいんですよ」
ヒ「新しいタイプって…フェアリーってやつか? どっかの地方で発見されたらしいな。
でも、いまここにフェアリータイプはいないけど、倒してやろうじゃん。カイリュー、そらをとぶ!」
ア「そうきましたか…ですが、こっちだって手はあるんですよ? ヤミラミ、みきりです」
ヒ「はっ、意味のない行動をするなんて寂しいな。カイリュー、いけ!!」
ア「ヤミラミ、れいとうパンチ。…おっと、命中してしまいましたか」
ヒ「…倒れないだと!? ってゆーかヤミラミはれいとうパンチなんて覚えないだろ!!」
ア「教え技に決まってるじゃないですか。…倒れないのはアイテムがあるからですよ」
ヒ「俺の戦法…きあいのタスキか?」
ア「そうです、こうでもしないと勝てませんからね」
ヒ「なら、技も命中するのか……カイリュー、よく頑張ったよ。ゆっくり休んでくれよ。
お前、強くなったな。カイリューを一発で倒せるなんてすげーじゃんか」
ア「…どうも。これで本気になれるでしょう? ヒビキくん」
ヒ「ああ、おかげで本気の戦いができそうだよ。カイリューの仇、とらせてもらうぜ」
カイリュー…お前の仇は絶対俺らがとってやるからな。
続く
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- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 vsR団 ( No.80 )
- 日時: 2016/03/29 06:46
- 名前: ゆーい (ID: hfVure16)
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54話:ヒビキVSアポロ 2
ヒ「行って来い、エレキブル!! かみなりパンチ!」
ア「かみなりパンチですか。ではこっちは…ヤミラミ戻りなさい。…行きなさい、ヘルガー」
ヒ「交代!? チッ…そうきたか…エレキブル! そのまま攻撃してくれ!!」
ヘルガーは倒れなかった。参った。
確かにヘルガーはアポロの手持ちでリーダー的な存在だが、エレキブルの攻撃力で倒れないとは…
ア「ヘルガーはそんな簡単には倒れませんよ?
幾らあなたのポケモンが強くてもこっちだって防御力というものがありますからね」
ヒ「くっそぉ…いったん戻れ、エレキブル。行ってこいオーダイル! リーダー対リーダーの対決だぜ?
絶対に勝つんだぞ」
ア「ふふっ…計算通りです。この技を持たせていてよかったと思いますね。ヘルガー、ソーラービーム」
ヒ「…!? なっ…おまっ、ヘルガーにそんな技持たせてたのかよっ…!」
ア「大丈夫ですよ、このターンでの攻撃ではありませんからね。
次のターンで、攻撃しますから、今のうちにポケモンを交代させておいては?」
ヒ「…っ……いや、オーダイルなら耐えてくれる。だってリーダー対リーダーの対決だろ?
ここで退くわけにはいかないんだよ」
ア「あなたのオーダイルの特防が高ければ耐えるのでは?
まあ、それも耐えられるかはわかりませんが。…ヘルガー、ソーラービーム!!」
ヒ「オーダイル!! アクアテールだ!!」
オーダイルはヘルガーの様子を見計らって走り出した。
オーダイルの特防的に勝てるかどうかわからない。
ソーラービームとヘルガーのタイプは一致していないが、もともとのソーラービームの威力は百二十と高い。
しかもオーダイルには効果抜群なのだ。でも…きっとオーダイルなら耐えてくれる。だって………
ア「勝負ありでしょうか…って、耐えている!? 効果抜群のソーラービームを!?」
ヒ「言っただろ? オーダイルなら耐えてくれるって」
ア「どうして耐えてるのですか!? 威力は百二十ですし、耐えられるはずが…!」
ヒ「お前、まだわかんないのか? さっきだってお前、この作戦使ってただろ?
俺が…昔使ってたこの作戦。今もここで使わせてもらったぜ」
ア「作戦……嗚呼…そういう事でしたか。やっと理解できましたよ。
あなたも…オーダイルにきあいのタスキを持たせていたのですね」
ヒ「…本当はこのアイテムを発動させたくはなかったんだけどな。
だってこれ、効果が出ると無くなっちゃうじゃん? だから、嫌なんだよなあ」
ア「くっ……ヘルガー…!」
オーダイルのアクアテールは見事に命中した。
ヒ「オーダイル、よくやってくれた。戻っていいよ。行ってこい、エレキブル。
ところでさ、お前の手持ち、残り何体だよ」
ア「………、ヤミラミだけですよ、私の手持ちは三体しかいませんし。
そんなに育てる気力も無いですよ」
ヒ「つーことは、次で俺たちの攻撃があたれば、俺たちの勝ちってことか」
ア「…行きなさい、ヤミラミ。シャドーボールです」
ヒ「エレキブル、かみなりパンチだ!!」
ア「もう、倒れることはわかってます。あなたの勝ちですね」
ヒ「…やったなエレキブル!! 俺たちの勝ちだぜ!!」
ア「と、言いたいところですが、まだ終わっていませんよ?」
ヒ「は? 何言ってんだよ。もうお前の手持ちはいない。そうだろ?」
ア「いいや、まだ残っていますよ。一体ね」
ヒ「冗談止めろよ、お前言ったじゃんか。残りはヤミラミだけだって」
ア「そんな嘘も分からないんですか? まだまだ子供ですねえ?
仲間の仇を取るのですグラエナ! しっぺがえし!」
ヒ「ふざけんなよっ…! 交代だエレキブル! 行ってこいへラクロス!!」
ア「交代ですか…まあいいです」
ヒ「本っっ…当にめんどくさい事するんだな! こっちが苦労するじゃんかよ!!
かくとうタイプにあくタイプはあんまり利かないと思うぜ」
ア「…確かにあんまり利いていないような気もしますね。
時間もないのでさっさと終わらせてしまいましょうか。グラエナ、もう一度しっぺがえしです」
ヒ「ヘラクロス! インファイト!!」
勝ったのは……ヘラクロスだった。俺たちの勝利だ。
ヒ「今度こそ勝ったな」
ア「やはり…あなたのヘラクロスは強いですね…」
ヒ「ありがとな。お前と戦って、なんか、スッキリしたよ」
ア「これから何処へ向かいますか?」
ヒ「勿論シルバーのところに決まってるだろ?俺の向かう場所はそこしかない」
ア「そう、ですか…なら、くれぐれも気を付けてください」
ヒ「気を付ける?何に気を付ければ良いんだよ」
ア「途中で双子のしたっぱがあなたの前に現れるかと思われます。
そしたら、あなたは本気を出して戦ってください」
ヒ「当たり前だろ。ってゆーか何でそんな事言うんだよ」
ア「双子のしたっぱはチャンピオンレベルに強いです。勝つのも困難かと思います。
なので…私からこれを」
ヒ「きあいのタスキ…!? しかも3つも…何で…!?」
ア「あなたに勝ってほしいとは言いませんが…
あの双子は本気になると手がつけられなくなるのです。なんで、あなたにそれをあげるのですよ」
ヒ「なんかよくわかんないけど、ありがと、アポロ。俺、頑張るよ。…それじゃあな、アポロ!!
きあいのタスキ、ありがたく貰っておくよ!!」
WIN、ヒビキ
続く
あとがき
2話投稿は結構キツいとわかったんでもーしません!意外と大変ですね…
天乃さん!本当にコメントありがとうございました!あなたのお陰でやる気が
出ました!!本当にありがとうございました!!
次回は双子のしたっぱと勝負します!!なんか、めちゃくちゃ強いと思います……
今度、イベント記念みたいなので友人と番外編を書こうというのを計画してます!
めっちゃ楽しみなんですよね〜!クリスマス、大晦日、お正月…12月や1月は
イベントが沢山ありますからね!!
ではまた次回!!さよなら!!
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