二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.70 )
- 日時: 2016/02/07 13:16
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
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46話:潜入捜査官。
運がいいことにコガネシティにはたくさんのロケット団の団員がいた。
こっそり団員の後をついて行くと、アジトらしき建物が見つかった。
ロケット団の団員は、その建物の中に入っていった。
コ「…まさかとは思うけれど、ここなの?」
ヒ「どう見たってここだろ…じゃあ他にどこかあるのか?」
コ「それじゃあ、逆に聞くけどさ…こんな古びてるようなところがアジトっていうの?
これは、ただの古びた建物に見えるよ?」
ヒ「まあ、俺だってコガネシティにこんな古びた空き家みたいな建物が、
隠れてあったなんて知らなかったけどな」
コ「そりゃ誰だって知らないでしょ。…ずっと昔からここに住んでる人はもしかしたら、
知ってるかもしれないけどさ」
ヒ「…じゃ、潜入してみるか?」
コ「え!? もう潜入するの!? まだ心の準備が…」
ヒ「今潜入しないならいつ潜入するんだよ」
コ「………今でS」
ヒ「今なんだな、よし、行くぞ」
コ「ちょっと、私今喋ってた途中なんだけど!!」
ヒ「潜入すんぞー」
コ「人の話を聞けぇえええええ」
と、いうことで私とヒビキくんはロケット団アジトに潜入した。でも建物の中は見た目と同じで、
古びていた。でも驚くことに、清潔感がある。
ただ、一つだけ気になることがある。なぜこのアジトは静かで寂しそうな雰囲気を漂わせているのか、
ということだ。もっとガヤガヤしていてもいい筈なのだが…なんとなく、不気味な感じもする。
コ「ここのアジト、なんか妙に静かだね。誰もいないみたい」
ヒ「絶対誰かいると思うんだけどな、だってさっき入ってたし」
コ「どっか探索してみようよ。シルバー見つかるかもよ?」
ヒ「お前はバカか、この格好で探索なんてしたらやられる。ロケット団の団員の格好をしてれば…
一番いいんだけどな」
コ「じゃあじゃあ!! 服を探しに行かない? この格好でばれるっていうなら
別の服で行動した方がいいじゃん!!」
ヒ「そんなに大きな声出すなって! 探す前にばれるわ!」
コ「あ、そっか…! むむむ…このアジトに『せんにゅうそうさかん』っていう人いないかなあ?
そうすれば仲間になってもらえるのに」
ヒ「潜入捜査官か…つぅか潜入捜査官くらいはっきり言えよ」
コ「潜入捜査官っていう名前か記憶が曖昧だったんだもん。しょうがないでしょ」
?「誰だお前らは!!」
コ「げえ! 見つかっちゃったかなあ!?」
ヒ「やっべ、見つかっちゃったぽい。逃げるぞ!!」
?「いや、安心していい。俺は別にロケット団員ではないからな」
ヒ「団員じゃない…? じゃあ誰だっていうんですか?」
コ「ヒビキくん気をつけて。そう安心させておいて、捕まえるみたいなパターンかもしれないから。
危ない人かもよ?」
?「まあ仲間って言ったら仲間かもしれないが、実際は違う。俺は世にいう『潜入捜査官』って奴だ。
名前は、ヨシノリという。これから君たちのことは隠れた仲間として見させてもらおう、よろしくな」
コ「よ、よろしくお願いします」
ヒ「よろしくお願いします」
ヨ「仮にロケット団員としているから、態度が変になるときもあるかもしれないけれど、
本気になっているわけではないと思っていてくれ」
コ「はい、わかりました。ヨシノリさんは、ロケット団の悪事を止めようとして、
ロケット団の団員になったんですか?」
ヨ「その通り。じゃなきゃロケット団員なんかにならない。おおと、もうこんな時間か。
俺は今から監視役としてアジトの中や町を見守らなければいけない。ここで一旦さよならさ。
また会おう、チャンピオンたちよ」
ヒ「え!? なんでそれを知って…!? …ってもういないし」
コ「あの人不思議な人だね。潜入捜査官ってドラマでしか見たことないけど、本当にいるんだ。
初めて知った…」
ヒ「仲間がいるってこともわかった。俺たちも潜入した身として、全力でシルバーを見つけ出す。
このアジトのどこかに絶対いるはずだ」
コ「やっぱりヒビキくんがいないと私はダメかもね…行こうヒビキくん」
ヒビキくんの眼が獲物を捕らえるように、きらりと瞳を光らせた。
私も眼を鋭くし、きょろきょろと辺りを見回す。
アジト探索は、まだ始まったばかりだ。
続く
あとがき
とうとうロケット団アジトへと潜入いたしました!ひゃっほぉおおおおおおおおい!!
すみません、あらぶりました。このアジト、実はいろんな仕掛けがあったりします。
どんどん話を進めていきたいですね。そろそろ本編50話突破しそうですし…ね?
ではまた次回!!さよなら!!
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