二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.72 )
- 日時: 2016/02/07 13:17
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
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48話:バレた
地下室では、画面の音がジリジリと聞こえていた。
ア「…いつまで座って監視しているつもりですか、シルバー幹部。そんなところに座ってないで、
行ってくればいいじゃないですか」
シ「おい、アポロ。こいつらを捕まえてこい」
ア「どうしてですか。何か理由があって言っているのですか?」
シ「気になるからだ。お前だってそれくらいできるだろ?
っていうか、お前に捕まえに行かすわけじゃないからな。したっぱに行かすのさ」
ア「分かりました。…出番ですよ、双子よ」
?「「はっ!!」」
シ「双子のしたっぱか。アポロ、なんでこの2人を行かすことにしたんだ?」
ア「そんなの決まってるじゃないですか。この二人には四年前、ろくに仕事をやらせていませんでしたからね。
あるとしても監視役ですよ。バトルとかは一切」
?「まったくですよねえ。なんで僕らに仕事をくれなかったのかわかりませんよ」
ア「それは、こちらにも考えがあったからですよ、ルイ、ケイ……」
ケ「俺的にもっと早く出番がほしかったんだけどな。まあしょうがねえよな。おら、行くぞルイ。
仕事サボんなよ」
ル「待ってよケイィ…仕事の内容聞いてないじゃんかよー。
で、アポロ幹部、何の仕事すればいいんですか? バトルなら大喜びですよ!!」
ケ「俺も、バトルだったらマジ本気でやりますけど」
ア「君たちはバトル好きなんであんまり戦わせたくないんですよ…というかバトルじゃありませんし。
あの画面にうつっているしたっぱを捕らえてきてほしいんですよ」
ル「えええええええええええええええ!?
なんで同じ仲間のしたっぱを捕まえなきゃいけないんですかあああ!
ちゃんと理由があるならいいですけど……」
ケ「あるから捕らえてきてほしいっつってんだろ。では行ってきます。必ず、あの二人を捕まえてきますので、
信じてください」
ア「ええ、信じますよ。あなたたちは他のしたっぱとは格が違いますからね。では、お願いしますよ。
捕まえたらここに連れてきてください」
ケ「…………わかってます」
バタン
—————・・・
ヒ「なんかこのゴース、いつまでも付きまとってくるんだけど…何なの?」
コ「団員のゴースなんじゃないのー? それしか考えらんないよ」
私たちは未だに地下通路、地下をさ迷い歩いている。迷いの森より迷う。でも運がいいことに、
今のところ誰一人と、他の団員と会っていない。
ヒ「…いつになったらシルバーに会えるんだろうな」
?「ボス幹部がどうかしたの?」
コ「!? …なっ…!?」
よそ見をしていると、背が私と同じくらいの男の子に、手に手錠をかけられていた。
ヒビキくんも背の高い黒髪の男の子に手錠をかけられていた。
?「あっ! 結構早く捕まえられた! やっぱり他のしたっぱは違うねえ」
?「ルイ、やめろ。誰だっていきなりだとビックリするだろ。こいつら俺らと同じしたっぱなんだからさ。
ほら、めちゃくちゃ驚いてんじゃねーかよ」
ル「酷いよケイー、僕らと同じレベルにしないでよ。こんなに僕驚かないもん。って……うわあ!
僕好みのツインテちゃんだあ! かっわいいねえ!!」
コ「やめて、何なのあなたたち!! こんなことして私たちをどうする気なの!?
監禁して私たちに暴力ふるったりするのは絶対やめてよね!?」
ル「そんなことしないよー、安心してツインテちゃん。僕らだってねえ、位はしたっぱなんだよねえ。
だから、したいと思っていたとしても絶対そんなことできないよ。
それに…僕たち二人は幹部に頼まれて捕まえているんだからあ。
そして…同じ仲間を捕まえるなんてこともしないさあ」
ヒ「……くそぉっ! 離せよ! この手錠痛いんだけど!!」
ケ「少しの間だから我慢しろ。引きずってお前らを幹部のところまで連れていくんだからな。
すぐ着くさ。痛いのなんて、着けば消えるんだし……」
私は、ヒビキくんと共に引きずられた。手を拘束されているから立てない。
そのまま目の前が真っ暗になって……見えなくなった。
—————・・・
ア「ご苦労様でした。おや、引きずってくるとはこれまた斬新ですねえ……」
ル「アポロ幹部スミマセンでしたあ……反省します」
ア「シルバー幹部がこの人たちと話がしたいようなので私たちは失礼しましょう」
ケ「幹部がそう言うのならついていきます。シルバー幹部、ごゆっくりどうぞ」
カッチャン……
ヒ「うぅ……ここは…? …う…え、あ…?」
コ「……監視室…? …あ……」
シ「お前らがなんでここにいて、したっぱの服を着ているのかはわからない。
だけど、俺に会いに来たってことはわかる。さあて、そんなお前らには罰を与えなきゃな」
コ「シルバー…やっと会えた……」
シ「……チッ………お前らに俺の気持ちなんてわかんねえよな……」
ヒ「は?何言って……!!??」
天井から牢が落ちてきた。それがコトネを囲う。
コ「…!? …なっ、なにこれ!? 牢!?」
シ「ヒビキ、お前には少しの苦しみを与えてやるよ。
コトネを助けたいのならこのアジトにいるロケット団員を全員倒すんだな。
そんで俺のところまで来て戦って勝ったら、コトネを解放してやるよ。
もちろんお前はアジトの入口まで飛ばすけどな」
コ「シルバー!! 言ってる意味が全くわからないよ! 何でこんなことするの!?」
シ「理由もなにも無い…ただ捕らえただけだ。…ヒビキ、またあとで会おうな」
ヒ「ふざけっ…!! うわ!?」
シルバーがニヤリと笑った。フーディンの技で、俺をアジトの入口まで飛ばしやがった。
入口まで飛ばされた俺は、何が起こったのか、わけがわからなかった。
続く
あとがき
はい、来たことがバレましたね。ここからはヒビキターンです。これがまた長い話に
なるわけですよ。シルバーが長くしたのでね…嘘です。冗談100%です。
次回からは、ロケット団vsヒビキ です。楽しみにしていてください。やっとこの話で
バトルが出てきましたよ。ロケット団員も沢山出てきますよ?
ではまた次回!!さよなら!!
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