二次創作小説(紙ほか)

Re: ヒビキたちの物語 ( No.10 )
日時: 2016/02/06 19:33
名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)

前編→>>9


4話:コトネは何処へ? 後編

ポケモンにのってあちこちコトネを探しに行ったが、全く見つからないし、手がかりもない。
探しの途中でジムリーダーさんたちに頼んだ。すぐに探しに行ってくれて楽になったが、
手がかりが何にも無いため、時間がただただ過ぎてゆくだけだった。でも希望はまだある。
ヒビキは一人の少年に頼みに行った。


ヒ「シルバー…!」

シ「なんだよヒビキ。諦められなくて来たのか?」


シルバーは少しキレ気味に言った。やっぱりやめようかと思ったけど、今頼れるのはシルバーだけだ。


ヒ「コトネがいないんだ! 一緒に探してくれ!」

シ「コトネがいない? ははっ、嘘つくなよ。昔からお前は嘘をつくときにコトネを使うんだから」

ヒ「本当にお願いだ…! 探してくれよ…」

シ「……ちっ、しょうがないな。分かった、探してやるよ。嘘だったら招致しないからな」


いやいやながらもシルバーは引き受けてくれた。そこがシルバーの優しさでもあった。
手がかりは無いけどシルバーが探してくれているおかげで、探すのが楽になった。
しかし見つかると言うわけでもない。いつの間に22時になっていた。疲れもでてきて、くたくただ。


シ「嘘だと思って探したけど、本当だったとはな」

ヒ「…嘘だったらあんなに焦ってないし…」

シ「いつものお前じゃないみたいだな」

ヒ 「…………」

シ「はぁ…元気出せよ。コトネならきっと大丈夫だ。明日も一緒に探してやるからさ」


泣きそうになる。シルバーがヒビキの前で微笑むのはいつぶりだろうか。


ヒ「……」

シ「…じゃあな、また明日」


シルバーはそう言って帰っていった。

また明日…また明日……

どんどん日は進んでいく。それなのに手がかりすら掴めない。みんなは諦めかけていた。


ワ「ヒビキくん、今日は遅いからまた明日だ。絶対見つかるよ」


ワタルさんが言う。コトネはもう見つからないのか……?


『ヒビキくん! 諦めちゃ…諦めちゃ駄目だよ! 絶対勝てるよ!』


勝負に勝てなくて諦めていたとき、元気を与えてくれた。今まで頑張ってこれたのはコトネがいたからだ。
諦めちゃ駄目…

そうだ、諦めちゃ駄目だ…!
一人でも探しに行かなければ…!

ヒビキは走り出した。



続く



あとがき

私にとって今回の話は、長かった気がします!ここからだんだん中編に入っていきますよ〜(`・ω・)
コトネが見つからないのでまだですけど…(´・ω・`)
ヒビキが見つけてくれます!絶対!ではまた〜^^


次回→>>11