二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 vsR団 ( No.113 )
日時: 2016/05/05 11:32
名前: ゆーい (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=427

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56話:ヒビキVSルイ&ケイ 2

現在、ヒビキと相手二人の手持ちの数は同じだ。


ル「……メガヤンマ! スターミーにむしのさざめき!!」


ケ「エアームド! こらえる!!」


ヒ「スターミー! 避けて、エアームドに10まんボルト! エレキブル! メガヤンマに10まんボルト!
  できればメガヤンマの攻撃を防いでほしい!!」


ル「だいたい素早さは同じだけど、防げないよ!!」


ヒ「スターミー!! …先制攻撃でもダメか…! …くっ……! やられた!」


ケ「ルイ。お前さっきむし攻撃しなかったな。なんでだ?」


ル「どうしてもメガヤンマでスターミーを倒したかったからだよ。こだわりってものがあるのさ」


ケ「変なこだわりだな。って、おい! ケイ! メガヤンマやられてるぞ!」


ル「あっ! メガヤンマ!!」


ヒ「エレキブル、よくやったよ。…絶対許さない。お前の変なこだわり、おかしいぜ。
  なんで倒すポケモンにこだわり持つんだよっ。おかしいだろ!」


ル「そんなの決まってるじゃん。そういう計画だからだよ」


ヒ「計画?」


ル「そ。計画さ。ケイと、ちゃんと考えてあるんだよ?」


ケ「馬鹿か。計画なんてほとんどしてねえだろ」


ヒ「嘘じゃねえかよ!!」


ル「う、嘘じゃないもん! 半分嘘で、半分本当なんだよ!?」


ヒ「結局嘘じゃんか」


ル「僕なりの考えがあるの!! もー! いってこい! アーマルド!!」


ケ「ヒビキ、あんまりイラつかせんなよー? 結構厄介なとこあるから!」


ヒ「わかってるっての! いってこい! オーダイル!!」


ル「そうきたか…困ったなあ…これじゃあ考えと違くなっちゃうよ。…まあ、なんとかなるかな」


ルイは、チラッとケイの方を見た。ケイはルイと目を合わせて、「わかった」と、目で合図した。
俺は、この瞬間を見逃さなかった。何かがくると思って、ちゃんと考えを練ったが、まとまらない。

ル「…アーマルド! じしん!!」


ケ「エアームド!! まもる!!」


ヒ(きたっ……!!)「オーダイル!! まもる! エレキブル!! いやなおと!」


ル「まもる!? ええっ!?」


ケ「ヒビキ、やっぱお前予想外の攻撃してくるよな」


ヒ「これが俺らの戦法だよ。負けないように頑張ってんだ!」


ル「今度こそ! アーマルド!! じしん!」


ケ「エアームド! エレキブルにはがねのつばさ!!」


ヒ「オーダイル! アーマルドにアクアテール! エレキブル! エアームドに10まんボルト!」


ル「あ。…アーマルド!!」


オーダイルの一撃で、アーマルドが倒れた。ルイのポケモンは、全滅した。エアームドも10まんボルトで
倒れて、ケイの残りのポケモンは、2体となった。


ル「うっそお!! 負けちゃったよ!」


ケ「エアームド、戻れ。あと、俺だけじゃねえかよ…って、そういえばお前…」


ヒ「お前のポケモン、いなくなったぜ。あとはケイだけだ! ……ルイ?」


ルイがくすくすと不気味に笑い出す。笑いが止まらないのか、俯いてしまった。
ルイの様子を見ていると、ポケットから何かを取り出した。その何かとは…モンスターボールだった。
俺は思った。こいつもアポロと同じ感じかと。


ヒ「一体…残ってる!?」


ル「危うく笑いが収まらなくなるところだったよ。危ない、危ない」


ケ「いつも思うけど…お前、本当にその戦法好きだよな」


ル「だってー、これ使うとぞくぞくしない? なんかぞわぞわするんだよね、僕」


ヒ「アポロと似た者同士ってことかよっ…!!」


ケ「全くだ」


ル「ふふふ、いってこい!キノガッサ!!」


ヒ「キノガッサ!? …なんだ、お前の事てっきりむしタイプ使いかと思った」


ル「前までくさタイプ使いだったんだよ。キノガッサはその時の、僕の一番のパートナーだったんだ。
  今はむしタイプ使いに染まってるけど。ね、ケイ」


ケ「俺はくさタイプ使ってた方がよかったと思ってるけどな。いってこい、ボスゴドラ!!」


ヒ「なんか厄介なポケモン出してきたな…」


こっちもとっておきのポケモンを繰り出そうと思ったが、やめることにした。
今ここで出したら、後々困るかもしれないから。いいものは、あとに残す派だし。


ヒ「オーダイル、戻って来い。…へラクロス! 頼んだ!」


ル「いいポケモン出してきたね。ちょっと、ボスゴドラに対しては相性悪いかな。
  僕には1倍の効果だけどね〜キノガッサ! へラクロスにしびれごな!!」


ケ「ボスゴドラ! かたくなる!!」


ヒ「エレキブル! キノガッサにいやなおと! へラクロス! ボスゴドラにインファイト!」


ル「…防御下がっちゃったよ。どうしよ」


ケ「……やっぱり…四倍はきつかったか?戻れ、ボスゴドラ。お疲れ」


ヒ「キノガッサに一発かますにも…へラクロスの防御力が危ないからな…」


ケ「いってこい、メタグロス!! へラクロスにサイコキネシス!!」


ル「キノガッサー! へラクロスにスカイアッパー!」


ヒ「まずいっ…! エレキブル! メタグロスに10まんボルト! へラクロス! こらえる!」


ル「こらえるが使えるのもこのターンだけだね!」


ヒ「やっぱ、倒せないか…っ」


ル「キノガッサ! もう一度へラクロスにスカイアッパー!」


ケ「メタグロスももう一回へラクロスにサイコキネシス!」


ヒ「エレキブル! メタグロスに10まんボルト! 攻撃をカバーしてくれ!
  へラクロスはメタグロスにメガホーン!」


だが、こんなのは無茶ぶりだったと思い知らされた。メタグロスに攻撃を与えられたのはいいものの、
このメタグロスはかなり防御力が高いらしく、耐えやがった。

エレキブルがへラクロスを守り、へラクロスがメタグロスに攻撃を与えるところまではうまくいっていたのだ。
俺は、そこから先を考えていなかった。キノガッサの攻撃をカバーできていなかった。
砂ぼこりのようなものが辺りを包んだ後、ポケモンたちの姿が見えた。へラクロスは、瀕死状態だった。


ヒ「そんなっ……へラクロスっ! …へラクロス、お前はよく頑張ったよ。お疲れさん」


ル「ヒビキくんは、もうエレキブルのほかに出すポケモンはいないのかな?」


ヒ「……っ…」


俺の隠しポケモンを出すにも、「そいつ」が出てくれるかだ。
モンスターボール入れから、すちゃっと、隠しポケモンのモンスターボールを取り出した。



続く


あとがき

長い…長いよ今回。
ごめんなさい。今回長いですね。はい。文字数は…約2476文字くらいでしょうか。
本当にごめんなさい。やる気になっちゃうと長くなっちゃうんですよ。
次回も早く投稿できたら投稿します。たぶん難しいと思いますが…(´・ω・`)

ではまた次回!!さよなら!!


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