二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 R団再復活!?編 ( No.116 )
日時: 2016/02/07 15:17
名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
プロフ: http://www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=427

前回→>>115


R団再復活!?編 最終回!! ※本編は終わらないよ!


58話:シルバーの思い


(ヒビキ目線)

シュッッッッ…ダン!!!!!!


コ「……………?」


シ「………!?」


ヒ「……はぁ……間に合った。」


コ「ヒビ…キくん。やっぱり、来てくれた!!」


ヒ「ごめん、コトネ。遅くなっちゃった、はは。」


コ「絶対着てくれるって信じてた。」


監視室の画面の近くにシルバーが立ち竦んでいた。
俺はコトネの牢に駆け寄り、ルイから貰った液体を柵にかけた。
見る見るうちに鉄の柵が熔けていく。ケイの言ったとおりだ。


コ「鉄が……熔けた……」


シ「………わ…して……たのか……」ボソッ


ヒ「シルバー、お前を連れ戻しに来た。帰るぞ」


シ「お前らが帰れよ、コトネを解放したんだから。俺は帰らない。
  ここでロケット団の仮のボスとしてずっと過ごすんだ」


ヒ「何言ってんだ! ロケット団はもう解散した! もう一度復活するなんてことは無謀だ!」


シ「無謀なんかじゃない! 何度だって蘇る!! 口を出すな!!」


ヒ「それじゃあ…ポケモン勝負でけりをつけよう」


シ「……受けて立とうじゃねえか」


?「待て、二人とも」


「「!?」」


ドアの方を見ると、赤い帽子を深く被り、ピカチュウを引き連れたレッドさんと、
見慣れたマントを着こなしたワタルさんが立っていた。シルバーも驚いた様子で見つめている。


ヒ「な、なんでレッドさんとワタルさんがここに…」


レ「………ワタルから聞いて、すぐ駆け付けた」


ワ「そっと覗いてたんだが、これはまずいと思ってね。すぐにここに来たんだよ」


レ「……シルバー…ロケット団を復活させようとしてるみたいだけど……?」


シ「……そうだ」


レ「……そんなことしたら、俺が許さない。ピカチュウ、あいつにボルテッカー」


ヒ「待ってください! それじゃあ四年前のワタルさんと一緒ですよ!?」
(※詳しくはGoogleで検索してみよう!)


レ「ワタルと………?」チラッ


ワ「そんな目で見ないでくれよ…四年前のことは反省してるよ。」


レ「……わかった……ピカチュウ戻れ。


ヒ「レッドさん……」


レ「…ワタルと一緒なのは嫌だからね」


ワ「おい!」


レ「……シルバー、訳を話してもらおうか」


シ「……………」


ヒ「…シルバー…ケイから聞いた。この液体、お前が渡してくれって頼んだらしいな」


シ「…………」


ヒ「お前、ロケット団を二度と復活させないようにする為に…幹部になったのか?」


コ「え?…だって……まさか…あのとき……」 >>66 参照


シ「……ロケット団は…もう二度と復活させちゃいけないんだよ…だから、俺が幹部になって、
  ロケット団を復活させようとしているアポロを止めようと思ったんだ。」


ヒ「………だから、コトネを演技で騙してたのか。それは感心できないな。」


シ「コトネは意外と勘がよかったりするんだ。だから、うまく騙しとかないとって思った。」


コ「………………」


コトネがシルバーに近寄る。すると、コトネはシルバーに、思いっきりビンタした。
いきなりの出来事で、その場のコトネを抜いた全員が驚きを隠せない状態となった。


シ「……!? …なっ、なにすんだよ!!」


コ「バカじゃないの!? なんで演技なんかで騙したりなんかしたの!?
  必死に探したこっちの気にもなってよ!! ヒビキくんだってねえ、あなたの為に
  夜中までかかって探した時もあったんだよ!? …いきなりいなくなって…
  折角昔みたいになったと思って…気持ちが舞い上がってたのに……
  相談してくれれば…よかったのに……」


そうだ、コトネはシルバーがいなくなった数日間、ずっと探してたんだ。
たまーに弱音を吐いてたけど、愚痴は何一つ零したりなんかしなかった。
シルバーを一番心配してたのは、コトネなのかもしれない。


シ「な、泣くなよ……お願いだから…ごめんって……」


そう言ってるシルバーも泣きそうなのはわかる。


レ「……俺は帰る。…そうだ、アポロたちから伝言。手紙で渡された」


ヒ「伝言…?」




ロケット団から

言っても許されないことだとは思いますが、今まで本当にごめんなさい。
これからはひっそりと…暮らすことにします。
また会える日まで




ヒ「……アポロ……」


レ「じゃあ。」


ワ「これで一件落着! ニュースになるかもね。じゃ、俺も帰るよ。君たちも気を付けて帰るんだよ」


コ「………私たちも、帰ろう」


ヒ「そうだな」


俺たちが部屋から出ようとした時、目の前に誰かが立ちはだかった。


?「おっと、ヒビキくん。最後のあいさつに来たよ」


ヒ「ヨシノリさん!!」


コ「ヨシノリさんだ!」


ヨ「僕はまた他の潜入捜査官の仕事に戻るよ。君たちと話すのはここで最後かもしれない」


ヒ「頑張ってください。身体に気を付けて」


ヨ「ありがとう、それじゃあ、君たちを入り口まで戻すよ」


ヨシノリさんがそう言った後、俺ら三人はアジトの外へと来ていた。
俺たちは、目を合わせて笑いあった。
いつまでも……



─────────後日談


コ「ヒビキくん!! ニュースニュース!!」


ヒ「ニュース?」


そう言われて、コトネから見せられたものはロケット団に関する記事だった。


────────────────────────────────────────

【ロケット団、解散?】

先日、コガネシティでロケット団の目撃情報が多数みられた。
しかし、ここ数日ロケット団の目撃情報はピタリとやんだ。専門家は、
「きっかけがあったのではないでしょうか…」
と言う。町の人たちも安堵の顔を見せていた。

────────────────────────────────────────


ヒ「へえ…よかった。これでみんな安心したな」


コ「だね。また平和な日常が戻ってきてよかった」


明日は…久しぶりにシルバーを誘って遊ぼうか。



R団再復活!?編 終わり


あとがき

R団再復活!?編 無事完結しました!!本当に長かったです。大変でした。お疲れ様です。
…文字化けってなんでするんでしょうか…本当に今困ってます。

次回は…… 恋の病気は重症!!編 です!純粋な恋を書きたいと思いますので、
好きな男女のシチュエーションを言ってくれたら、小説でそのシチュを書きたいと思います!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→>>119