二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 ポケモン×東方編 ( No.180 )
- 日時: 2016/02/14 06:44
- 名前: ゆーい (ID: x8l1Qes7)
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まえがき
この番外編には以下のような成分が含まれます。これでも良い方は、ゆっくりしていってね!
・バレンタイン番外編
・コトネちゃん人気ィ…( ^)o(^ )
・作者登場!?
・もう訳が分からないよ状態
【番外編】激闘!バレンタイン!
さあ、今日は女の子が活躍するあのイベント! それは勿論バレンタイン!
ジョウト地方ではバレンタイン企画の祭りが沢山開かれていた……
コ「わあっ…! 屋台で売ってるものが全部チョコだー!」
ヒ「なんで俺らがこんなのに付き合わされなきゃならないんだ……」
シ「バレンタイン企画行きたいって言ったのどこのどいつだ」
ヒ「俺らです」
コ「今日バレンタインだからすごい混んでるねー」
コトネからバレンタインという単語が出てきた途端、男子二人はぴくっとなった。
それもその筈。だって、この男子二人はコトネにチョコを貰うためにやって来たのだから。
やっぱり男子はバレンタインに女子からチョコを貰いたいもの。貰えるんじゃないかと期待するもの。
きっとバレンタイン企画に来ている男子全員が思っているだろう。
コ「レッドさんいないかなー」
ヒ「え? なんでだ?」
コ「だって…十四日だよ? バレンタインだよ?」
ヒビキは肩を落とした。好きな女の子から言われたら傷つくものも傷つく。
シルバーはヒビキの肩に、ポンッと手をのせて慰めた。でもシルバーだって内心では傷ついていた。
二人はレッドを探しているコトネを見て、レッドが羨ましくなった。
コ「レッドさんなら来てると思ったのにな…」
?「あれ? コトネじゃんか。お前も来てたんだな」
そこには背の高い、あのカントージムリーダーのグリーンが立っていた。
コ「グ、グリーンさん。あの、レッドさん知りませんか?」
グ「レッド? レッドならそこにいるぜ」
コ「えっ…ってレッドさん!!」
グリーンが指さしたシルバーの隣には、チョコ飴を頬ばっているレッドが居た。
レ「コトネ、呼んだか?」
コ「あ、えっと…レッドさん、これ、受け取ってください!」
レ「お、ありがとう。バレンタインクッキーか。美味しそうだね」
ヒビキ、シルバー、グリーンはその光景を羨ましそうに見つめていた。
その時、
?「コっトネちゃあああああああああん!!!!」
全「!!??」
変な人、変人がこちらへと走って向かって来る。物凄い勢いだ。
コトネは走ってくるそいつを避けた。
?「酷いなあ…私だっていうのに…」
ヒ「……ああっ!! お、お前はっ!!」
?「始めましての方は初めまして! この物語の作者、ゆーいだよ!」
シ「なんか見たことあると思ったら…作者かよ」
ゆ「なんだそこのシルバーくん。そんなに残念がらないでおくれよ」
レ「ここで作者が出てくるとは想定外の出来事だね」
グ「本当に吃驚したぜ…」
コ「でも、なんで作者さんがここに…?」
ゆ「バレンタインってことで、コトネちゃんにチョコを貰いに来ました☆」
ヒ「待て待て待て待てなんでそうなるんだよっ! おかしいだろ!」
ゆ「バレンタイン番外編には絶対に出る予定だったんだ! ここで退くのは困るんだ!」
シ「妄想で貰ってればいいだろ!」
ゆ「そんなこと言うならチョコを賭けて短距離走だ!」
ヒ「なんで短距離走になるのかはわからないけど、望むところだ!」
シ「ヒビキの疑問に同感だけどまあいいや。俺が短距離走で負けると思うか?」
…ってことで、コトネのチョコを賭けて短距離走をやることになりました。
ルールは簡単。短距離(百メートル走)で一番速かった人が勝ち。
勝ちって言ってもこいつらだけ盛り上がってる。
ゆ「はっ! 見てなよコトネちゃん! 私が素晴らしい走りを見せてあg」
ヒ「お前より俺の走りの方が優雅だし! だろ、コトn」
シ「いやいや、お前らよりも俺の走りの方がかっこいいかr」
ヒ「俺、」
ゆ「この勝負に勝ったら、」
シ「絶対コトネから、」
三「バレンタインクッキー貰うんだ!」
グ「そんな事どうでも良いから準備しろ。ていうか死亡フラグにしか聞こえねえ」←貰った人
ヒ「よし、準備するか」
グリーンに言われ、走る位置につく。
グ「準備はいいなー? 位置についてーよーい…どん!!」
いよいよスタートした。が、なんというか、こいつら全員同時にゴール。
判定役のコトネ、レッド、グリーンはみんな同じように考えた。
あっ…勝ちも負けもないな…
と。しかし、ヒビキとシルバーとゆーいは三人だけ大騒ぎしている。
ヒ「おい! 今のおかしいだろ! 同時ゴールだぜ!?」
ゆ「そんな事知らん! コトネちゃん、私の走り見た?」
シ「お前黙れ! チョコレート貰えねーじゃねーか!」
ヒ「…あ」
ゆ「…あ」
三人ともガッカリ状態。折角貰えると思っていたのにこの始末…
しかし、コトネは優しかった。
コ「そんな勝負関係ないよ。ちゃんとみんなの分も用意してあるんだから」
コトネが持っていたのは、三つのクッキーだった。
三人は天に昇って行くような気分でそれを貰った。
ヒ「あ…クッキーだ…生きてて良かったー…」
シ「俺が探し求めてたのはこれだ…」
ゆ「ああ、最高だ…これで海に還る事ができる…」
グ「海じゃなくて土に還ってろ。それとも還らせてやろうか」
ゆ「それだけはやめて死ぬから」
結局百メートルを走った意味もなく、くだらない賭けは終わりを迎えた。
だけど、コトネからクッキーを貰えて満足な三人だった。
コ「そこの貴方も、私のクッキーは如何ですか?」
おしまい
ゆ「それじゃあありがたく…」
ヒ「お前はとっとと本編書け。てか現実に戻れ」