二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 ポケモン×東方編 ( No.199 )
日時: 2016/03/06 12:01
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: x8l1Qes7)
プロフ: http://www.pixiv.net/member.php?id=13997448

>>195 シロマルさん
久しぶりシロマルさああああああああああん!待ってたよあああああああああ!
ここまで頑張ってくれた任天堂本社の皆さんには感謝感謝だね!
レッドさんとグリーンさんにはちゃんと言っておきます( ^ω^ )
ヒビキは昔酷い事されてたんだよね…それじゃあ私もサンダースを連れて戦おう!((現実見ろ
きっといつか誰かが仕返ししてくれる筈…きっと、誰かが…誰かって誰だ?
フランちゃんはギュっとしてパーンだからねえ…本当に人間じゃねえ!※フランは吸血鬼でした。
更新頑張るね!ありがとう!


>>197 冬夜さん
冬夜さんのお願いに応えよう!フランは、物を簡単に破壊しちゃう程度の能力なんだよね。
だから簡単に物が壊れちゃうんだ!
ヒビキっ…君のその気持ち…よくわかるよ!うんうん。
更新頑張る!更新待っててくれてありがとう!!


>>198 天乃ちゃん
ヒビキ編は、次回で終わりだよ!ハッピーエンドで終わる(予定だ)よ!きっとコトネちゃんが頑張る。
星が見える夜は最高だよね!特に夏は良い!でも夏の暑さは嫌いだけどね!七夕めっちゃ楽しみ…
後半部分で活躍するからお楽しみに!でも本当に活躍するかどうかはわからない!
更新頑張るね!応援ありがとう!


前回→>>194


83話:メイド長と華麗なる吸血鬼

?「咲夜、紅茶を淹れてきてくれないかしら。喉が渇いたの」

咲「かしこまりました、レミリアお嬢様」

レ「いい子ね」

ここに来てから一週間くらいが経った。
レミリア・スカーレットのメイド長、咲夜は、この世界を一瞬で良いと判断し、気に入った。
しかし、レミリア自身、あまりこの世界の事を気に入っていないようだ。咲夜はそのわけを知っていた。
レミリアは吸血鬼だ。日光が苦手なため、この世界に合っていない。
紅茶を淹れながら、不満そうに顔を顰めた(しかめた)。実は、一つ心配な事があった。
幻想郷に居た頃に、空を紅くし自分の住みやすいような幻想郷を創ろうとしていた。
だが、それを霊夢と魔理沙に止められた。

でも、それをまたこの世界でやられたら困る。この世界は自分たちの住むところではない。
他の人間達が住んでいる場所なのだ。咲夜は、レミリアの起こす事を止める事はできなかった。
止めたとしてもレミリアが聞かないから、無駄なだけ。止めたら自分がどうなるかわからない。

咲「霊夢…魔理沙…一体何処に行ったの…? このままじゃまた…」

レ「咲夜ー! 紅茶はまだできないのー!?」

咲「あっ、失礼しました! 今持って行きます!」

咲夜は紅茶を持った。
霊夢達が見つかるまで、なんとしてでも自分が足止めしなければ。
レミリアには悪いが今回だけは譲る事ができない。自分を助けてくれた、恩人がいるから…




──────・・・

咲「くぅっ…! このままじゃ、歩けなくなってしまうわ…」

咲夜は足を怪我していた。木に突っかかって怪我してしまったのだ。
もう歩く事もままならない。だが、レミリア達を探さなければならなかった。

咲「なんなのよ、ここっ…! 何処よっ…もう歩けないわよ…」

遂に足が保たなくて、倒れてしまった。雨も酷くなってきている。
このまま誰にも見つからずに、死んでしまうのだろうか。そんな事は絶対に嫌だ…
そこに傘を持った一人の男性が来た。男の子とも言えるだろう。傘を咲夜の上に翳した(かざした)。

?「…あの、大丈夫ですか? 足怪我してますね…俺ん家に来ますか?」

咲「……………」

?「よいしょっと! じゃあ俺について来てくださいね。迷っちゃいますから」

そう言ってその男の子は咲夜の手を持って歩いた。咲夜は不信感を持った。
しかし、助けてもらった人にそんな感情を持つのは失礼かと思い、不信感を持つのをやめた。

暫く歩いて行くと、その男の子の家に着いた。すぐに家の中に入り、体をあたためる。
男の子に目を向けると、お茶を汲んでいた。そして、汲みながら言った。

?「俺、ヒビキっていうんだ。えっと、あなたの名前は?」

咲「私は…咲夜よ。別にタメ口でも良いわよ」

ヒ「へえ、咲夜かあ…良い名前だな! そんで、咲夜はどうして此処に?」

咲「幻想郷からやって来たの。良い場所よ、幻想郷は…」

ヒ「ふうん。そういえば、俺会ったぜ? 幻想郷に住んでるって奴に」

咲「ど、何処で?」

お茶を置くとヒビキは首を傾げた。そして、わからないと言った。
しょうがない、諦めて自分の力で探そう。全部他人に頼っていたら自分の為にならない。

咲「わかったわ、ありがとう。自分で探してみる」

ヒ「あ。ちょっと待ってろ。えーっと、確か此処に……あったあった! ほら、これやるよ」

ヒビキから渡されたものは、包帯と消毒液と、お茶っぱと紅茶の素だった。

ヒ「それと、行く場所ないなら秘密の空き家知ってるから教えようか?」

咲「教えてくれるなら、教えて」

ヒ「えっとなあ────」

ヒビキはその空き家への道順を丁寧に教えてくれた。お礼を言って外に出る。
雨は酷いが、なんとかなりそうだ。教わった道順に沿って歩く。

咲「また、会えたら嬉しいわ……」



レ「……や…咲夜!!!」

咲「…!!」

レ「咲夜、どうしたの? ぼーっとし過ぎよ。しっかりしなさい」

咲「すみません」

しまった。レミリアの前でぼーっとしてしまった。

レ「咲夜、私、この世界を征服するわ」

咲「そうですか…って、え? 今なんと仰いましたか?」

レ「この世界を征服すると、言ったのだけれど?」

咲「…………」

咲夜は、何も言うことができなかった。絶対に言う日が来ると思っていたのに…
もし、この世界であんな事が起きたらこの世界の人間は何と言うのだろうか。
頭の中で、恩人が浮かんだ。

ヒビキ─────

咲「お嬢様やめましょう、この世界の人間を困らせるだけです」

レ「幾ら止めても無駄よ。考えは変えないわ」

咲「でも…!」

レ「咲夜だって、自分の住みたい世界にしたいでしょう?」

咲「………………」

レ「したいでしょう?」

咲「…………はい」

────ごめんなさい、霊夢、魔理沙。私は今回も貴方達が思う敵役に回るわ。
そして…ヒビキもごめんなさい…私はレミリアお嬢様には勝てないみたい。

何も出来ない、何も言えない。そんな自分が許せなかった。



続く


あとがき

はいどうも、ゆーいです!今回は1970文字くらい書きました!あ、スペース有りで、です。
そしてもう一つ。咲夜さんがめっちゃ可哀想に思いました。
言いたい事が言えない。私も言いたい事が言えない時が沢山あります。
皆さんもありますか?言いたい事が言えない時…

次回は新展開が起きます!そろそろ世界に崩壊が起きてくる頃ではないでしょうか。だって…ね?
そして、コトネちゃんがやっとこさ登場します!コトネファンの方、お待たせいたしました。
新展開起こしてコトネちゃんをビビらせて怖がらせたいです((

ではまた次回!!さよなら!!


次回→>>204