二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 ポケモン×東方編 ( No.203 )
日時: 2016/03/06 11:52
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: x8l1Qes7)
プロフ: http://www.pixiv.net/member.php?id=13997448

>>200 冬夜さん
面白い!?良かった!ありがとう!!あ、それと、冬夜さんのこと冬夜くんって呼んで良い?
このジョウト地方を守りたいって気持ちがあるからレミリアを止めたいって思ったんだろうね…
でも、やっぱり主人には敵わないよねえ。私でも無理だ!!
咲夜さんを助けた恩人は誰にしようかなって悩んだ挙句、この編での登場回数が少ないヒビキにしたよ!
私も咲夜さんの恩人になりたいです←
更新頑張るね!ありがとう!!


>>201 雪ちゃん
コメントありがとー!!
レミリアはガチのお嬢様ってイメージで書いてるから、私も逆らえないよ。
ヒビキは意外に優しいんだよねえ…((意外にって何だ
面白いって言われて嬉しいよ!更新頑張るね!ありがとう!!


>>202 天乃ちゃん
咲夜さん可愛いよね!私それめっちゃ思ってる!!メイド最高!!メイド最k((
東方にハマると、当分の間抜けられなくなるよ!現に私がそうだからね!
後半に入ってくると、咲夜さんの登場回数がめっちゃ多くなるよ!楽しみにしててね!
コトネちゃんの久しぶりの登場にはしゃいでます。コトネ可愛いよコトネ!
更新頑張るね!ありがとう!!


前回→>>193


前回の続き


コトに助けを求めたはいいものの…



E「ねえねえコトネちゃん! 一緒に遊ぼうよー! 暇でしょー?」


F「私コトネちゃんと遊びたいー! ねーえー、一緒に遊ぼうよー」



コトの人気がすさまじい。別にアイドルとか子役とかじゃないけど、人気が本当にすごい。
僕でもびっくりする。だって、コトの席の周りはクラスメイトでいっぱいだもん。
最近ポケモンスクールを休んでたんだけど、復活した瞬間これだ。

コトの人気はもともとすごかった。ポケモンスクールの中でも、隠れ人気ランキングはトップ。
コトには人をひきつける能力があるらしく、コトの周りにはたくさんの人が集まる。
男女ともに人気が高いのだ。そりゃあすごいよ。

…だからかもしれない。僕があいつらに虐められるのは。人気のある女の子と幼馴染で。
でも、コトは自慢の幼馴染だ。それに変わりはない。



コ「ごめんね、二人とも。コト、ヒビくんのとこ行くから遊べないの。本当にごめんね」


E「あ〜…そういうことね! うん! それなら全然いいよ!」


F「あの二人に見られないようにね…」ボソッ



はっきり言って、僕は目立ちたくないタイプだ。目立ったら目立ったであいつらに目をつけられるだけだし。
あーあ…本当に嫌だ。できれば、ポケモンスクール内ではコトに近づいてもらいたくない。
近づかれると、余計に目立ってあいつらがくるかもしれないからだ。



コ「ヒビくん! きたよ! …大丈夫? 表情とっても暗いよ?」


ヒ「えっ…あ、ああ! ちょっと、ぼーっとしちゃってて…」


コ「もー! 何ぼーっとしてるの! そんな顔してちゃみんなの顔も暗くなっちゃうぞー」


ヒ「別に良いんだよ。いつもこんな感じのテンションだし」


コ「それじゃあ、コトと一緒に遊ぼっ! その暗い顔が一瞬にして明るくなるよ!」


ヒ「…コトとだけなら遊んでも良いよ」


コ「おっけ! 大丈夫だよ、コトとだけだから!」



コトはポケットから小さな紅白の旗を取り出すと、僕に渡してきた。急に渡されて、落としそうになる。



ヒ「えっとさ、これでどうやって遊ぶの?」


コ「赤白旗上げ遊び! ルールは簡単、コトがヒビくんに赤上げてって言ったらヒビくんは赤の旗を上げる。
  コトがヒビくんに赤下げてって言ったら赤を下げる! おーけー?」


ヒ「まあまあルールはわかった」


コ「よーし! じゃあいっくよー! …赤上げて!」



そのコトの言葉が聞こえると同時に、寒気がするような気がし視線を感じた。ドアのほうをすぐさま見る。
やはりそうだった。僕を冷たい目で見ていたのは、いじめっ子のCとDだ。



C「ヒビキー! ちょっとこっち来い!」


ヒ「……………」


コ「何? あの子達。コトがヒビくんと遊んでる時に」


D「コトネちゃん! ちょっとヒビキ借りてくね!」



そうコトに優しく言うと、Dは僕の腕を思いっきり掴んで引っ張った。教室から出される。
コトはすごい形相をした。今まで見たことのないような怒りようだった。



ヒ「い、痛っ!」



中庭の壁に打ち付けられる。痛みが酷い。



C「お前さあ、コトネの幼馴染だからって調子乗ってんの? 俺らの怒りを買うだけじゃ済まないぜ?」


D「ほんとな。嫌だとか思ってるくせに、自分で自分の傷口広げてんだもんな。バカだよなあ」


ヒ「そんなことな…」


C「俺らに口答えするなんて百万年早いんだよ!」


ヒ「ぐっ! …コ、コト、助けっ…うぐぅ!」


D「無駄無駄! 助けになんか来ねーよ!」



その瞬間、CとDの頭に何かが当たった。痛っと声を漏らす。当たった物が僕の足元に転がった。
なんだなんだと思えば、コトと他の女子たちが、CとDの後ろに立っていた。



G「お前らこんなことして恥ずかしくないかよ!? コトの幼馴染を傷つけんな!」



Gは女子の中でも珍しい男系女子だ。コトの親友でもある。女子からはかなり高い評価をもらってる。



H「本当にバカだよねえ。コトちゃんのこと好きなくせに、自分で自分の評価を下げてるんだもん」



Hもコトネの親友。可愛い顔して悪い奴には毒舌を吐くという容赦無い女子だ。


コ「コトの幼馴染に手を出すなんて百万年早いよ! 立派になって出直してきなさい!」



女子たちに攻められ、挙句にコトネに振られ、メンタルはズタズタだろう。
CとDは泣きながらコトたちに謝って逃げて行った。僕は驚きを隠せずに座っていた。



コ「GとH、協力してくれてありがとう! この恩は絶対返すよ!」


G「良いんだ良いんだ!気にしない気にしない!」


H「前にシュークリームくれたお礼だよ! コトちゃんはヒビキくんを守ってあげてね!」



GとHは帰った。中庭には、僕とコトの二人だけになる。



ヒ「コト…」


コ「ヒビくん。助けに来るのが遅くてごめんね! 準備してたら遅くなっちゃったんだ!」


ヒ「良いんだ別に…助けてくれてっ…ありが、とうっ…!!」


コ「どういたしまして! ささ、教室に戻ろ! さっきの続きをしなきゃ!」



ああ、これだから僕はコトから抜け出せないんだ

だって、コトは僕のヒーローで大好きな人なのだから



1話、完! 2話に続く


あとがき

はい!過去編1話終了です!次回からは過去編2話が始まりまーす!お楽しみに!
で、あとがき終わらないけど…
ヒビキが救われてハッピーエンドです!良かったね、ヒビキ…本当に良かったよ。
更新予定日が未定の過去編2話をお待ちください!2話の主役はシルバーです。

ではまた次回!!さよなら!!


次回→>>