二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 ポケモン×東方編 ( No.241 )
日時: 2016/04/04 14:02
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

>>240 クリーミィさん
はい、こんにちは!(^^)/
ちょくちょくって……全部の話読んでくれたんですね!!ありがとうございましたああああ!!
めっちゃうれしいです!!では私もタメ口でいこうと思います。よろしく!
ヒビキとコトネちゃんは幼馴染っていう関係で立ち止まっちゃってるからねえ。
素直になれない二人はどうなるのか…!初恋編と最終編ですべてが変わります。
一編一編感想を書いてくれるとは…本当にありがたい。
クリーミィさんが来てくれるのも待ってるよ!!ROM専でも見てくれるだけで嬉しい…
更新頑張るね!ありがとう!!


前回→>>239


94話:奪う者


草原を駆け抜けていく影が二つあった。


霊「…こんな雨の中何で行かすのかしら」

妖「そんな事知りませんよ…それよりも早くこの騒ぎを何とかしないとヤバくないですか?」

霊「確かにこの騒ぎを止めないと町の人が病院から出ていかないものね」

妖「私は雨の中走るの好きですけどね」

霊「変わってるわね」


文句は言っても、この状況が変わるわけでもない。


妖「でもパチュリーさん勘が良いですよね。こんな事がわかるなんて」

霊「勘って…違うわよ、妖夢。パチュリーは事実を言ってるだけ。勘ではない」

妖「えっ、そうなんですか。…魔理沙さんやアリスさんに言ったんですか?」

霊「パチュリーが能力を使って通信してくれてる。エスパータイプって便利よねえ」

妖「霊夢さんはやっぱり格闘系のタイプなんですか?」

霊「残念だったわね。私は飛行系のタイプ。格闘系じゃないわ」


霊夢たちにもポケモンの能力が乗り移っていたのだった。こんな話をしながら駆け抜けていった。


妖「フランさんって、今はどこに…」

霊「どっかの病院にいるかもしれないって言って探しに行ったわ。見つかるといいけど」

妖「あっ、だから早苗さんも一緒に探しに行ったんですね」

霊「早苗とフランがいるところなんて見たことないから一緒にいるとこ見たかったわ」


霊夢たちの目指す場所はもう少しだった。



───────・・・


フ「ルンルンラルラー♪ ラルラルラー♪」

早「ご機嫌ですね、フランさん」

フ「まあねえ。だって新しい事実が分かったんだよ? ご機嫌になるに決まってるでしょー」

早「フランさんにとって良い話ではないと思ってるんですけど…」

フ「まあ、お姉様と咲夜とは幻想郷で一緒に暮らしてるから良い話ではないね」

早「レミリアさんは実の姉なわけですし、咲夜さんとは家族同等なんですよね?」

フ「…うん。だからこそ許せないんだけどね」


フランが声のトーンを少し下げて不満そうに呟いた。その時…通った部屋から呻き声の様なものが聞こえた。
なんだ? ゾンビか? あの有名なバ○オハザードみたいになるのか? 非現実的なアレみたいに?
しかし、バ○オハザードみたいになりはしない。ずるずると体を引きずって出てきたのは少女だった。
二人の少年を掴んで出てきたのだった。今にも倒れそうになっており、壁に凭れかかっていた。
フランと早苗は急いでその少女に駆け寄った。


早「だ、大丈夫ですか!? しっかりしてください!」

フ「お姉ちゃん名前は?」

コ「コトネ……体力、が…吸われ、て…く…」

早「体力が!? どうして…」

コ「いきな、り…力が、でなく…なっちゃって……気づい、たら…シルバー、も…倒れて…」

フ「コトねえは、病気なの?」

コ「違う、よ…私は普通…怪我人は…ヒビキ、くん…」

早「…本当だ…怪我してますね…コトネさん!! 一体何が!」

コ「実はね…ナイ、フを…持った、女性に…やられ、た…らしくて…うっ…」


息が続かないのか、筋力が衰えていっているのか…コトネの声はだんだんと小さくなっていっている。
フランの手を弱々しく握り締めて、こう言った。


コ「…魔理沙ちゃん…と…アリス、ちゃんが…レミリアって…言って…咲夜………」


もう何を言ってるのかもわからなくなってきてしまった。それでも聞き取ろうと耳を近づけた。


コ「……犯に……咲…夜……いし…き……が……あとは…よろ、しく…ね……」


その言葉を最後にコトネの力がなくなった。ガクッとなり、握り締めていた手を離した。
フランの表情が険しくなる。聞きずらかったが、コトネは咲夜が犯人といったのかもしれない。


早「……そんな…この世界の人々…みんなこんな状態なんじゃないでしょうか……」

?「そうよ」

フ「………お姉様」

レ「力が必要だからこの世界の人々から奪っているの。おかげで助かってるわ」

フ「犯人は、お姉様と咲夜なんだよね?」

レ「さあね、自分で考えなさい。私はエンジュシティにいるから」


レミリアはそう言うと、暗闇の中に消えていった。レミリアを止めなければ、世界は救われない。
コトネの力が抜けてしまったのも、レミリアのせいだろう。奪う者…犯人はレミリアと咲夜で決まりだ。



続く


あとがき

…更新遅れてすみませんでした。ちょっと色々あって更新できませんでした。
奪う者…レミリアの事ですね。咲夜の事でもあるとは思いますが…
これはフランと早苗視点でしたので、フランたち二人にとっての犯人はレミリアと咲夜です。
霊夢や魔理沙だったとしても、犯人はレミリアと咲夜でしょう。
次回は霊夢たちがやっとこさ活躍します!ご期待ください!!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→>>243