二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 ポケモン×東方編 ( No.252 )
日時: 2016/04/10 14:00
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

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96話:霊夢&妖夢VSレミリア


レ「ちょっとちょっと。そろそろ疲れ始めてきてるんじゃないの? 私はまだまだ遊んでたいのだけど」


ちょろちょろ動くレミリアに対し、霊夢と妖夢は怒りを抱いていた。


霊「…ちっ…腹立つわね。レミリア、挑発したって無駄よ。あなたは私たちに負ける」

レ「根拠、というものがないわね。そういう事は息を切らさずに言うものよ」

妖「レミリアさんって…こんなに強かったんですか…?」

霊「…予想外だった。まさかレミリアがあくタイプとひこうタイプ持ってるとは思ってなかった。
  てっきりあくタイプだけかと思ってたから私のタイプじゃ楽に勝てると思ってたんだけど…
  相手がひこうタイプ持ってたんじゃかくとう技がなっかなか当たらないのよね。本当に予想外だわ」

妖「霊夢さん、私って何タイプなんですか? わあ! …っとあぶないですねえ!」

レ「よそ見してないで私と遊びましょうよ。弾幕ごっこではないけど、これはこれでいいわ」

霊「妖夢はできるだけ戦わない方がいいのよね。タイプ、相性悪いから」

妖「だから何タイプなんですか!」

霊「…っぶな! 妖夢は多分ゴーストとはがね。妖夢あくタイプ効くから気をつけなさいよ…!」


レミリアは霊夢と妖夢がしゃべっている間攻撃を繰り返している。
これはポケモン勝負ではない。あくまでただの闘いだ。バトルだ。ポケモンのルールなんてものはない。
体をはって闘うのだ。ポケモンの技のようでポケモンの技ではないのが特徴だった。


レ「これはポケモンで言うと何の技なのかしら。あくのはどうみたいなものかしら?」

霊「そらをとぶでやりたいとこだけど…怪我しないのか心配だなあ…」

妖「剣使ってるんですけど、あくのはどうってなかなか切れない…!!」

霊「っていうか、あくのはどうって切るものではない気がするんだけど。どうなの?」

妖「やっぱそういう、もんなんですかね…!! っく…、やばいですよ霊夢さん。押されてきてます」

霊「ああ、もう!! レミリアのくせに強いわね!」

妖「レミリアさんもともと強いと思うんですけど。…シャドーボール!」


耐え切れなくなった妖夢が口から自然と声を上げていた。すると、妖夢の剣から変な塊が出てきた。
その塊は運よくレミリアにあたった。しかし、レミリアは何ともなかったように服を掃った。
そう、あくタイプにゴーストタイプの技は効果がいまひとつなのだ。折角あたったのにショックだった。


レ「妖夢、だったかしらね。何なの今の攻撃…馬鹿にしてる気? 痛くもなんともなかったわよ…?」


レミリアは馬鹿にされてるのかと、静かに喋った。その場の攻撃が収まる。
霊夢は攻撃しようと思ったのだが、足を掴まれているようで動くことができなかった。
それはまるで、レミリアが足を掴んでいるような感じだった。


霊「…まずい…妖夢、大丈夫? って、妖夢!」


妖夢は力尽きようとしているのか、それとも何なのか…妖夢の体が消えようとしていた。煙のように。
なにかがおかしいとは思いながらも、霊夢はそれを呆然と見つめることしかできなかった。


妖「霊夢さん、どうしましょう。体が、消えていくんですけど…どうしたら、いいんですか」

霊「どうしたらいいって…言われても…」


答えることもできない。だって、霊夢の体は石のように固まっているから。動こうとしても動けない。
レミリアも動いていなかった。霊夢と妖夢をじっと見つめているだけだ。
レミリアは怒っているのか、何も思わずにただ見つめているのか。意思はまったくもってわからない。


霊「妖夢…逃げて」

妖「逃げて…? 逃げられませんよ、こんな状態じゃ。何もできないんです。力が、入らないんです」

レ「………………」


霊夢は唖然とした。博麗の巫女が、吸血鬼なんかに負ける? 何回も勝ったのに? ここで敗北する…?
負けたことがなかった霊夢にとっては衝撃的だったのだ。思考を何とかしようとしてもダメだった。


霊「妖夢…私たちは、この吸血鬼に負けたわ。…敗北よ」


その言葉と共に妖夢は消え、霊夢は膝をついた後に体の態勢を崩して倒れた。気絶はしてなかったが倒れた。
レミリアは表情を変えず、自分の力で、力尽きた霊夢を自分の後ろへと動かした。


レ「一人でも消さなきゃね…霊夢」



続く


あとがき

いやー、短編投稿しまくって全然本編投稿してませんでしたよ。
霊夢と妖夢は残念ながらレミリアに敗北しました。これはポケモンの力なので、限界が来るのです。
霊夢が負けたところは見たことがないので…いや、霊夢が相手側だったら見たことがありますが。
それよりもツッコむ妖夢が可愛くてツッコみ場面を多くしました。今は消えてしまいましたけど…
次回は助けが来るのか、シーンが変わるのか。どうなるんでしょうか!!
あ、今気づいたけどあと3話か4話くらいで100話いきます!まだまだ道のり長いけど!!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→>>254