二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 ポケモン×東方編 ( No.261 )
日時: 2016/04/17 18:35
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

>>260
あああああああああ天乃ちゃんお久しぶりい!!
中学大変だよねえ、それ凄くわかる。中学二年生になって宿題メチャクチャ多いし。
一気に読むの大変だったよね。ありがとう!
レミリアが人間に恨みを持つのはしょうがないことなんだよねえ…種族が違うもん。
所謂ね、人間がGを嫌うのと一緒ってこと。まあ、八つ当たりはよくないよね!
本当だよ…天乃ちゃん。そうですその通りなんです!中学校生活大変過ぎて…ね…?
私がお勧めしてる小説読んでね!!…もう読んでるかな?
笑ってはいけない編…そうだね、ご期待に応えちゃおっかな!!
更新頑張るね!ありがとう!!


前回→>>259


102話:言葉でリベンジ


リベンジと言っていいのかなんなのか…
とりあえず今この場にいない霊夢たちにとってはリベンジだろうから、リベンジと言っておくことにする。
霊夢や魔理沙はどうやって消えていったのか、パチュリーにはわからない。人の感情など…わからない。
でも、レミリアに対する怒り、レミリアをなんとかして説得したい気持ちはあったのではないかと思う。
だって、あの人間二人のことだ。レミリアの悪行動を止めるに決まっている。


パ「レミィ! お願いだから霊夢たちをもとに返しなさい! 悲しんでるわよ!!」


あくのはどうらしき攻撃をギリギリのところで避けながら大声で呼びかける。あまり動きたくはない。
その声は虚しくも届いていないようだ。こちらを怒りの目つきで睨みつけたままだった。
レミリアの怒りはわからなくもない。自分のやりたいことを阻止されるのは彼女が一番嫌うことだった。
誰だって自分のやりたいことを阻止されるのは嫌だろう。
例えば、自分はたくさんゲームをやりたいとする。しかし、親にやめろと言われて、やるのを阻止される。
これは子供にとっては嫌なことな筈だ。レミリアの感覚はそんな感じ…と考える。


レ「あなたに、私のやりたいことはわかるわよね。じゃあどうして止めようとするのよ」


いきなりレミリアに声をかけられる。正直なことを言うか、偽りを言うか…どっちにしろ現実は変わらない。
そのまま素直に事実を言うことにした。こちらの方がいいと思ったから。


パ「そうね、あなたのやりたいことはわかるわよ」

レ「それは何?」

パ「…この世界を征服して、自分の住みやすいような世界を創る。…こういう事じゃないかしら?」

レ「あたり、流石は私の親友。私のやりたい事が完璧ってくらいにわかっているわね。じゃあ止めないでよ」

パ「止めないで? それは私には無理な相談ね。今回ばかりは許せないのよ。レミィならわかるでしょ?」

レ「さあ? さっぱりわからないわ。なんで許してくれないの? いいじゃない、やったって」

パ「…やっちゃ駄目な事といい事があるの。今回は駄目なこと。幻想郷にいた時も反対派だったわ」

レ「あれー? おかしいわね。幻想郷の異変の時は許してくれたじゃない」

パ「あれは私たちが住む世界だから文句ないに決まってる。でも今回は違うでしょう」

レ「パチェってそんな性格だったっけ? もっとどうでもいいけどー? みたいだと思ってたわ」

パ「そういう時もあるわよ。だけど…この世界の人間はとても優しいわ。だからかしらね…」


レミリアは少し不満そうな顔をした。親友に拒絶(のように)されて嫌なのかもしれない。
でも、こういう風に言わないと、きっと止まらない。でも、戦うだけじゃ終わらない。戦争と一緒だ。
戦争はやっても、きっと次があるから…
ここは話し合いで決めるのがいいと感じ、アリスとフランとアイコンタクトをとる。二人はうんと頷いた。
パチュリーがエスパータイプの技、テレパシーをアレンジしたから通じた。


フ「お姉様、私からも言うよ。もうやめようよ、こんな事。もう満足でしょ? 人間いなくなっちゃったよ」

レ「満足? 満足なんてしてないわよ。まだあなたたちを倒してないからね。あなたたちを倒せば満足よ」

フ「その前に私たちが倒すから。私たちは弱くなんかない。お姉様よりずっと強いよ…!」

レ「フラン。あなたは私を馬鹿にしているの? 私があなたたちより弱い? 変な事を言わないで!」

フ「変な事なんて全然言ってないよっ! 変な事言ってるのはお姉様の方でしょっ!?」

レ「変な事言ってるのは私? …いい加減にして、フラン。そろそろ本気で怒るわよ」

ア「本気で怒る? こっちはもうとっくに本気で怒ってるわよ!!」


その声でその場が静まり返る。アリスはそのまま続けた。


ア「あなたはほんっとうにおかしいわ! 何よ、この世界を征服して自分の住みやすいようにするって…
そんなの自己中発言でしかないわ! 魔理沙やコトネの気持ちを考えなさいよ! コトネは悲しんでた!
ポケモンがいなくなって、幼馴染も大怪我して意識不明の重体で…それなのにずっと我慢して…
魔理沙はこの世界をもとに戻そうと必死で考えてくれたわ! 体をはって頑張ってくれて…
それなのにあなたは何様なの!? 私はこの世界の人間に助けてもらった…コトネに助けてもらった!
あなたはそういう恩がないの!? 人間に助けてもらってないの!? もっと考えなさいよ!!」


そこまで言い終わって、はあはあと苦しいそうに呼吸をした。…アリスの発言は正論だった。
全部アリスの言う通りだ。パチュリーも、ここまで言われたらレミリアはやめるだろうと思っていた。
…思っていたそのときだ…


レ「うるさい…うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい…!! 黙りなさいよ!」


久しぶりに聞いた気がする、こんなに怒ったレミリアの声は。


レ「あなたたちに私の何がわかるっていうの!? 私…本当は…人間の事大っ嫌いなのよ!!」

ア「………………」

レ「だから人間を消した。人間は倒れてる私に手を差し伸べてくれなかった。私がおかしいから?
そんなの全く理由にならない! なんで助けてくれないの!? わからないわよね、あなたたちには!」

パ「レミィ、わかるに決まって…」

レ「…あ、あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

パ「…っ……!!」

ア「なっ………!!」

フ「お、お姉様…なん、で…!!」


レミリアの髪は青色から紺色に染まった。羽は真っ黒になり、いつもの羽よりも大きくなった。
まるで、それは堕天した悪魔のようだった。憎しみで染まったようなオーラを放っている。
そんなレミリアを見て、一気に勝てる気は失せていった…



続く


あとがき

どもです、ゆーいです!
今回はレミリアがおかしくなってしまいましたね…いやね、勝てる気も失せるよね。
私だったら全力でその場から逃げるよ!でもパチュリーやアリス、フランは逃げないんだろうね……
次回、救世主現る!!…のかな?

更新停止期間について訂正です!!天乃さんが笑ってはいけない編よみたいとのことですので…
ポケモン×東方編 → 笑ってはいけない学生24時!!編 → みんなの初恋編 → 最終編
という風にします!よろしくお願いします!!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→>>263