二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 過去編更新中 ( No.296 )
- 日時: 2016/05/13 06:30
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
前回→ >>203
おれがこの世に生まれてきて何年か経つ
多分だけど、五年
一人にはなりたくない
怖いから
寂しいから
こんなおれにも友達できるかな
2話:シルバーの過去
おれはシルバー。父さんはマフィアのボスで、母さんはいるかどうかわからない。
なんとなくだけど、こんなおれでも幸せな日々を送れている。
おれを世話してくれるのは、父さんではなく父さんの部下だ。主に世話してくれるのはラムダ。
何歳かはわからない。でも見た目からして三十代くらいに見える。
今日はラムダが田舎町へと連れて行ってくれるらしい。その町はラムダの世話になった人がいるという。
おれはその付き添いみたいな感じだ。おれが行かなくても良い気もするけど、一人で行くのは寂しい…
ってラムダが嘆いてきたからしょうがなく行ってやるだけ。
ラ「さあ、シルバー! 着いたぞ、ここが俺の世話になった人のいる町…ワカバタウンだ!」
シ「ここが…ワカバタウン」
ラ「んで、ここが世話になった人のいる研究所! ウツギ博士っていうんだけどな、俺の兼友達だ」
シ「入るのか?」
ラ「おう、入る。今日はウツギに会いにきたからな。お邪魔しまーす!」
今日はラムダの服装が違う。いつもはRって書かれている服を着ているのだけれど、今日は普段着だ。
悪いことしてるからだろうか。わかんない。
中に入ると、白い服を着た人物がいた。この人がウツギ博士…だと思う。
ウ「ラムダ、いらっしゃい! 久しぶりだなあ、君と会うのは!! えーと、何年ぶりだ?」
ラ「二年とか三年ぶりくらいじゃないか? 長い間会いにきてなかったから気晴らしにな!!」
ウ「会いたかったぞ! まあゆっくりしていってくれ」
ラ「ありがとな。シルバー、暇だったら外に遊びに行っても良いんだぞ!」
ウ「そうだね、このワカバタウンにはシルバーくんと同じ年頃の子がいるからね。良い機会かもしれない」
シ「……じゃあ行ってくる」
おれもこんな大人の中でいるのは嫌だったし、ウツギ博士の言う通り良い機会だと思った。
重い扉を開けてスタスタと外へ出ると、おれの前に一人の少年…が立っていた。
身長がおれよりも少し低いくらい。黒と黄色の帽子を反対に被ってる。目は二重。なかなかイケてる。
その少年は俺の近くへと寄ってきた。そしてこう言う。
?「僕、ヒビキっていうんだ! 君はどこから来たの? どこか遠いところ?」
シ「え、あ…どこかはわからない。でも結構遠い…かもしれない」
ヒ「そっか! ねえ、コト!! やっぱり悪い子じゃなかったよ!」
コ「で、でも…」
ヒ「だいじょーぶだって! ほら、こっち来なよ!!」
コ「えっと…わ、私コトネっていうの。しょ、初対面の人にはちょっと話しずりゃくてっ! あっ…」
ヒ「コっ、コト! ご、ごめん!! 緊張してるみたいで…!」
シ「別に…良いんだけどさ。それよりも舌大丈夫なのか?」
コ「大丈夫れす…」
おれが見る限り全然大丈夫そうじゃない。そんなに顔赤くされちゃこっちもどう返していいかわからない。
コトネと言った少女はヒビキと同じく二重。可愛い。
白い大きな帽子を被っているから可愛さが増して見える。今まで見てきた女の中で一番キた。
コ「うう…その、名前…聞いても良いかな?」
名前聞かれることなんて全くなかったから思わず自分を指で指してしまった。コトネはうんと頷く。
シ「おれ、シルバー…こんな変な名前だけど、よろしく…」
ヒ「…変な名前とか言ってるけど、僕はかっこいいと思うよ! シルバーって…響きが良いなあ」
コ「みんなを合わせて音じゃない?」
ヒ「なんで…音?」
なんでおれが音になるんだ…ヒビキとコトネはわかるけどさ…
コ「なんでって…えっとね、コトネは琴の音…ヒビくんは響き、シルバーくんは名前の響きがいい!」
ヒ「つまり…みんなに響きがあるってことだね!」
シ「な、なるほど…」
そういえば、おれ…この空間に馴染んでる? さっき知り合ったばっかりなのに。
?「ちょっとー! 私たちのこと忘れてるよね、二人ともー!!」
?「忘れてるとは…関心できないけどね」
二人の男女が歩いてきた。
続く
あとがき
ヒ「おい、誰が過去編書けって言った」
ゆ「いやあ、これ書かないと本編にいけないんですわー(^ω^)」
シ「○ね」
コ「シルバー! そんなこと言っちゃダメだって!!」
ゆ「私を支えてくれるのはコトネちゃんだけだよ…」
ヒ「過去編書いてる暇があるんだったら本編書け。まだ123話までしか書き終わってないじゃんか!」
ゆ「時間が欲しいんですうううううううう」
次回もまた見てください。
次回→ >>297