二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 過去編更新中!! ( No.297 )
- 日時: 2017/01/21 23:23
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
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ヒビキとコトネの友達だと思われる男女がこちらへと歩いてきた。少年の方はメガネをかけている。
少女の方は、肩につかないぐらいの髪の長さだ。
コ「ごめんねアっちゃん、カズくん。今シルバーくんと話してるんだ!!」
ア「シルバーくん? …わあ、珍しいねー赤毛なんて…私赤毛の子初めて見たかも」
ヒ「カズは赤毛の子とか見たことあるの?」
カ「本でなら見たことあるけど…実際にはないね。僕も初めて見たよ」
ア「あれ、これって自己紹介したほうがいい感じ? 初めまして、私アカリ! 呼び方はなんでもいいよ」
カ「僕はカズヒコ。みんなからはカズって呼ばれてるけど、僕も呼び方はなんでもいいよ」
シ「は、はあ……」
アカリは見るからに元気のいいスポーツ少女って感じがする。見た目からして運動神経がすごく良さそう。
服装も短パンだし。カズヒコは理系…っていうのかな。真面目少年って感じだ。服装もピシッとしてる。
こんな中におれいていいのかな。
カ「僕ら全員幼馴染。おれいていいの? って感じの顔してるけど、気にすることないよ」
ヒ「ちょうどあと一人団員募集してたんだよ!シルバーも僕らの団に仲間入りだ!!」
コ「これで五人揃ったよ! ようやくいろんな活動ができるねー!!」
ア「そういえば、シルバーってどこに住んでるの? 多分ワカバタウンではないよね」
シ「おれ…? おれはそこに住んでるかよくわかんない。小さな家に二人ぐらいで住んでる」
目の前にいる四人はきょとんとした顔をしておれを見つめてきた。別に変なこと言ったつもりはない。
ヒ「ここには住んでないらしいけど、シルバーは仲間だ! よし、みんなで遊ぼうよ!!」
コ「次なにして遊ぶの?」
カ「まだ鬼ごっこが途中だよ。シルバーも仲間に入ったことだし、続きをしよう」
ア「それいいね! じゃあジャンケンで鬼決めよー!」
ジャンケンをして、負けたのはおれだったからしょうがなくおれが鬼をやることになった。
おれ、こんな風に遊んだことがないからすごく楽しい。初めてだから友達ができたのもすごく嬉しかった。
時間はどんどん過ぎていって、みんなが帰る時間になってしまった。
ア「今日は楽しかったねー! あーあ、これで五人で遊ぶのも最後になっちゃうのかなー」
シ「最後?」
カ「ああ、そうだ…シルバーは知らないんだよね、僕らが引っ越すこと」
ヒ「アカリとカズは遠くに引っ越しちゃうんだよ。タイミング悪く二人して引っ越しちゃうからね…」
コ「まだみんなと遊びたいのになー」
コトネが不満そうに呟いた。みんなして暗い顔になる。引っ越すのか、そうか…そうだったんだ。
不意に悲しさと寂しさがこみ上げてくる。メンバーがメンバーで楽しかったのに。
おれも、考えてみれば遊ぶ時間は少ない。ここに住んでるわけじゃないから。
ヒ「まあさ、みんながいなくなっても絆は壊れないはずだよ。一生遊べなくなるわけじゃないもん」
カ「確かに、そうだね。またみんなで遊ぼう」
コ「ここで再会しようね」
ア「友情を永遠に! Forever friendship !!」
四人が目で合図をしてこちらに送った。これが合言葉なのだろう。
「「「「「 Forever friendship !! 」」」」」
二度となくらない友情
みんな解散して帰って行った
おれも手を振って帰る
でも
まさか
これが
友情が欠けていく始まりなんて
このときのおれは
思ってもいなかったんだ
続く
あとがき
ヒ「全く本編が進んでないんだけどどういうことだよ作者」
ゆ「いやいや進んでるよ? 200文字くらい」
ヒ「たった数日間で200文字くらいしか進んでないってサボりすぎだろ! 頑張れよ!!」
シ「もうなにも言う気が無くなった」
コ「頑張ってほしいね……」
ヒ「ほんとうちの作者がこんなクズですみません。ちゃんと躾ときます」
ゆ「頑張るから躾だけはおやめください」
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