二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *4200参照感謝!! ( No.315 )
- 日時: 2016/07/23 20:22
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
前回→>>306
ヒビキが心配になってくるこの頃。おれは窓の外をながめながらおやつを食べていた。
今日のおやつはパン。前までヒビキたちとわけっこをしていたが、最近は一人のおやつが多い。
一人のおやつはあんまり好きじゃない。あいつらと一緒に食べてから一人で食べるのが嫌になった。
ふと、思い出した。
おれはヒビキのことをコトネに言おうかどうか悩んでいたんだった。こんなぼけっとしてる場合じゃない。
すっと立って、出かける準備をした。いつも手ぶら。だから今日も手ぶら。
シ「めんどくさいけど行くか…」
コトネがどう思うかはわからないけれど、言わないでそんすることのほうが少ないはずだ。
ワカバタウンまでは近い。ほんの少し歩いただけで着いてしまった。
ワカバタウンに足をふみこむと、ちょうどコトネがいた。今日は麦わらぼうしをかぶっている。
もうそんな季節か。目が合うとにこりと笑ってくれた。どきっとして思わずうつむいてしまった。
…こんな風に恥ずかしがってるんじゃない。ヒビキのことを言うために来たんだろうが。
シ「えーと、コトネ……おれ、言わなきゃいけないことがあって…そのさ、あの…」
コ「…? 何かあったの? もしかして、シルバーくんヒビくんにあったこと知ってるの?」
シ「あったことって…コトネも知ってるのか?」
コ「うん、ヒビくんね…最近暑いのに長そでと長ズボンばっかり着てるの…おかしいと思って」
コトネも薄々ヒビキの異変に気づいているようだった。まあそりゃそうだ。長そでって時点でおかしい。
コトネの透き通るようなひとみに心奪われそうになりながら、真実を言った。
シ「コトネ、ヒビキは…いじめられてたんだ…! ううん、いじめられているんだ!!」
コ「え…? ヒビ、くんが…いじめられてる…? それって本当のことなの?」
シ「ん、そう。本当のこと。信じがたいならヒビキにきいてみてもいいと思う。おれからは…それだけ」
コトネはなんとも言えないような顔をしている。これ以上見ているわけにもいかないし、そろそろ…
シ「ごめん、もう帰る。帰らないと怒られるかもしれないし」
コ「シルバーくん! いじめてる人見つけたらまた言って!! ヒビキくんを助けなきゃ…!!」
シ「とうぶんは…いじめないと思う。でも気をつけてほしい」
コ「…どういうこと?」
おれはそれ以上何も言わなかった。これ以上は言ってはいけない。おれは走って帰った。
もし、言ったら…コトネにひがいがいってしまう可能性もなくもない……
シ「ただいまー…」
大丈夫、ヒビキは大丈夫だ。あいつは強い。そう自分に言い聞かせて部屋に戻る。
でもヒビキが大丈夫って思ってるのはおれだけだった。
続く
あとがき
ヒ「よく頑張ったな」
ゆ「キャンプに準備とかでめちゃくちゃ大変だったよ!でもキャンプ中は投稿できないからね!!」
コ「ゆーいも大変だねえ」
ゆ「コトネちゃんが抱きしめてくれるなら私もっとがんb、ぐふっ!」
シ「やめろ変態」
ゆ「変態じゃないでぇーす☆」
ヒ「お前後で覚えてろ…シルバーと叩き潰してやるからさ」
ゆ「誰か助けてください死んでしまいます」
次回も見てね!
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