二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *4300参照感謝!! ( No.326 )
日時: 2016/05/26 19:01
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

>>325 ヒトミ
ヒトミは頑張ってるもの!応援してあげなきゃ!!(・ω・´)
私も誰かがいなきゃメンタルつぶれてるけどね…ヒトミとかみんながいるから頑張れてるよ!

ヒ「こんな小説だけどこれからもよろしくな」


前回→>>315


今日は久しぶりに夢を見た。だけど、夢の内容は最悪だった。
ヒビキが悪い奴に刃物で殺されて、コトネは首を絞められて殺されて、おれはそれを見てるだけのやつ。
起きたとき、汗でビショビショになっていた。夢の中の内容が現実じゃなくてよかった。
でも安心はできない。正夢になることだってある。ベッドの上でうずくまっていたら外から声がした。

誰の声だ?

よく耳をすましていると、聞き覚えのある声だった。
窓からのぞいて、悲鳴をあげている人物をさがす。見つけた。その人物は髪の毛や服をひっぱられていた。
見てて痛々しい。その悲鳴をあげていた人物は…ヒビキ…



シ「ヒビキ!!」



近くにあった服を着て家から飛び出す。助けないと…! 早く助けないとヒビキが死んじゃう…!!
必死にヒビキのところまで走った。走って走って走りまくった。

ようやくヒビキのところまで来て、いじめていたやつを殴りつける。



C「いてえよ! なにすんだこのやろー!!」


シ「もういじめないって言ったのになんでいじめてるんだよ!! ヒビキ、大丈夫か!?」


ヒ「なんで助けにきて…」


シ「心配だからに決まってるだろ! 早く帰るぞ!!」


D「おいまてよ」


シ「ヒビキ帰れ! 走れ!! こいつらはおれにまかせろ!!」


ヒ「むり…むりだよ…おいて行けるわけないじゃんよ!!」


シ「帰れよ!!!」



大声を出すと、ヒビキは帰って行った。おれはいじめてた二人とケンカした。殴ってなぐりあった。
帰らせなきゃ、いけないんだ。おれは無我夢中でケンカした。大切な友だちを守るために。





ぼろぼろのまま帰ったおれは、ラムダに心配されまくった。そして怒られた。おれは、ラムダに聞いた。
「人の記憶を消す薬はないか」と。ラムダはとてもおどろいたような顔をしておれを見つめてきた。
ないのはわかってる。けど、あきらめられなかった。おれは何回も何回もくりかえしきいた。

すると、「ちょっと待っててくれ」と言って部屋のおくへと消えていった。
数分すると変なビンを持って帰ってきた。



シ「まさか」


ラ「きっといつか使う時が来るでしょうって、お前の母さんがまかせてくれたんだ」


シ「えっ…おれの、母さんが?」


ラ「なんでだろうな。予知してたのかな、お前の母さんは。ほら、やる。ただし使い方には気をつけろよ」



ラムダはおれにビンを渡してくれた。いつも適当なやつだと思っていたけど、案外見てくれている奴だ。

おれは次の日、ヒビキの家にジュースを持って出かけた。ヒビキの家にはコトネもいた。
持ってきたジュースにはあの薬が混ざっていて、飲んだら忘れてしまう記憶がある。やり方はすごい簡単。
忘れさせたい記憶、人物、物を考えながら薬を混ぜるだけ。

たったそれだけのことなのに、手が震えていた。おれの忘れさせたいものは…おれ、シルバーのことだ。
忘れさせて、すべて忘れさせて…とにかくシルバーという存在の記憶を消させてしまいたかった。
ヒビキとコトネはすんなり飲んだ。全部飲み切ったのを見て、おれはじゃあなと言ってその場を去った。

おれが去ったそのあとの二人のことは知らない。何も知らない。なぜかなみだがでてきた。
もう、あいつらからおれは消えた。少しでも楽になるはずだ。でも、なみだは止まりはしなかった。




─────・・・

最近のことだ。久しぶりにワカバタウンの研究所へといった。とても昔に来た記憶しかないから思わず、
「ここが有名なウツギポケモン研究所…」と呟いてしまったほどだ。

そのときだ。視線を感じた。誰かと思い、視線を感じた方を見る。…俺は目を見開いて固まってしまった。
それは、五年前に見たヒビキだったから。
懐かしさを感じて今すぐ寄って抱きしめたいくらいだったが、やめた。ヒビキには俺の記憶なんかないから。
俺は近くに寄って「なんだよ、人のことじろじろ見てんなよ」と言った。本当は言いたくなかった。

ヒビキはショックを受けた顔をして去っていった。…いいのだ、これで。俺にとってのハッピーエンドだ。
きっと。


これが、コトネにバレることになるのは、まだ先の話。



おわり
過去編3話に続く


あとがき

ヒ「キャンプ終わったならゆっくり休めばいいのに何で書いてんだ。疲れてるくせに」

ゆ「待ってくれてる読者がいるんですうう!休むわけにはいかないんですうう!」

コ「無理しすぎちゃだめだよ。みんな優しいから待っててくれるよ」

シ「そりゃ読者さんが神だからだろ」

ゆ「読者さんめちゃくちゃ優しいから早く書かないといけないんだよおおあああああ!!」

ヒ「本編も頑張れよ…とにかく休め」

コ「今回も見てくれてありがとう!凄く感謝してるよ!!この2話は3話に続くよ!
  更新ゆっくりだけど、ゆーいさんは頑張ってるから見てあげてください!!ではさよなら!!」


次回→ >>未定