二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *ビターメモリーズ ( No.349 )
- 日時: 2016/06/09 20:05
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
ヒビキの譚 1 >>336
はい!みなさんどもです、毎度お馴染みゆーいです!!えっ?何?お馴染みではない?まあまあ気にしない。
今回はヒビキの譚を解説します!!これはボカロ曲をもとにしたものです。
ちょっとわからないかもしれないんで曲名挙げます。ヒビキの譚はウミユリ海底譚をもとにしています。
前回の続きみたいなものです。
じゃあ、注意を言わせていただこうと思います。
・死ネタあり
・みんな暗い
・コトネが死んでいる
・こいつらどうしたの状態
・作者って馬鹿なの?状態
・譚=物語
・解説は見にくい
著作権に引っかからない程度に書いたものです。あまり解釈になってないかもしれませんが、
最後まで見てくださると嬉しいです!どうかよろしくお願いします!!
上の注意点でダメだった方は無理して見なくても大丈夫です。
今回は、ヒビキの譚 1の解説です。
では、どうぞ!!
↓
ヒビキの譚 解説1
「コトネ、待てよ! まだ話は終わってない…!! なあ、お願いだから…!!」
(行ってしまうコトネに待てと叫ぶヒビキ)
「ヒビキくん、待てないの。ここで立ち止まったらダメなんだよ」
(振り返ってコトネが言う)
一人の少年と一人の少女が白い空間で言い合う。少年は少女の側に寄り、少女の手を掴んだ。
(少年→ヒビキ 少女→コトネ  白い空間は夢の中)
「わかって、コトネ…! 俺の言葉をそんな風に笑わうな…!! 助けてほしいんじゃないのかよ…!」
(コトネに呼びかける)
「どうだろう。私自身もよくわからないや。だってここに来たら帰ることはできないもん」
(ここに来たら帰ることはできない=あの世だから、夢の中だから)
「俺は、俺は…! お前にこの気持ちが伝われと…!!」
(ヒビキは必死)
「ヒビキくん、時間だよ。元の居場所に帰らなくちゃ」
(時間=夢から覚めなければいけない  元の居場所=現実世界)
少年の体が消えていく。そんな中でも必死に手を伸ばすが、その手は少女には届かない。
(『待てよ、まだ話は終わってない』)
この夢でコトネを連れ戻さなきゃダメなんだ。
(連れ戻す=成仏させる)
少年のいる場所は海底。これは夢であり、現実世界ではない。なのに灰がその場を包み込む。
少年はその場から姿を消した。
(灰は夢から覚めるためのもの。姿を消す=夢から現実世界へ)
「はあっ…!… うう…なんで、戻ってこないんだよ…」
(ヒビキは頑張っている)
見る夢はいつも海底の夢。この夢を見始めたのは最近ではない。もう一年になる。
この夢を見ると息が苦しくなる。でも、半年前くらいからコトネを連れ戻したくて頑張っている。
(一年もの間この夢を見て、半年もの間ずっと成仏させようと頑張っている)
ヒビキは胸に手を当てた。呼吸を整える。こんな時は外に出るのが一番いい。気分転換に外に出よう。
気を落ち着かせ、着替えて外に出た。
(ちょっと暗くなりすぎてしまった)
外の光はとても眩しい。ちょっとゆらゆらしてる感じがして、クラッとなる。
空を眺めた。眩しい光を放つ空に手を伸ばしてみる。
コトネに手を伸ばしてもいつも灰に遮られる。だから途中で夢は終わってしまうのだ。
(もしあの空がコトネだったら…なんて考えてる)
誰も来ないような叢へと足を踏み込む。その場で寝転んだ。ボーッとしてると記憶が蘇ってきた。
夢の記憶だ。
(夢の中であったことを思い出す)
『ふっ…ううっ……う、う…ふうっ…』
(声を殺して泣いているコトネ)
『コトネ、どうした!?』
(ヒビキはびっくり)
『ヒ、ヒビキくん、だ、大丈夫だから帰って。ここはヒビキくんのくる場所じゃないよ…』
(泣きながら言う)
『大丈夫なんかじゃない! そんな辛そうな顔されて言われても困るんだよ…!!』
(ヒビキはコトネのことがすごく心配)
『大丈夫だから…!』
(様子からして明らかに大丈夫ではない)
声を殺して泣いていたコトネを思い出す。こんな夢吐き出してしまいたいのに吐き出せない。
助けてあげたいのに助けてあげられない自分が嫌になる。
(こんな夢は忘れてしまいたい。辛さから抜け出させてあげたい)
そんなことを考えているうちに、いつの間にか景色が変わっていた。
ああ、またこの景色だ
(夢の中に入る)
光が泳ぎ、空にさざめいている。だが、ここは海底。空のような海底なのだ。
波がゆらゆらと揺れている。そのとき、コトネが遠くに見えた。…遠のいている。ただそれだけ。
手が届かない。でも、声は出せる。
(何故か近づくことはできない。代わりに声を出した)
「コトネ!!」
(伝われ)
大声を出すと、遠くにいたコトネが振り向いた。驚いたような顔をしている。これでも目はいい。
(ヒビキの目はすごくいい)
「なんで、来ないんだよ! もうコトネは現実世界にいないからなのか!?」
(戻ってきてほしいんだ、君に)
もっと縋ってほしい。頼ってほしい。幼馴染だろ?
そんな風に言ってみるが、コトネには伝わらない。俺は知ってるのに。
(俺はお前の幼馴染だ。もっと縋って、頼って。俺は知ってる=コトネが辛いこと)
「ヒビキくんか…ふふっ、全くもー、来ないでって言ってるのにー」
(遠くでコトネが言う)
コトネの声が脳に響く。
笑わないでくれ、そんな苦しそうな顔で。苦しいのは知りたくない、でも知っちゃうだろ?
(コトネは苦しい想いを抱いている。上手く笑うことができていない)
遠くからガタンゴトンと音がした。まずい、列車だ。列車がコトネのすぐ後ろを通る。
列車が通ったすぐ後に、温かいものがあたった。俺はコトネの方へと歩いた。
(列車=乗り物=トラウマ  温かいもの=涙)
コトネは泣いていた。涙がポロポロと零れ落ちている。
ここは海底だから涙は消えるはずなのに…なんでだ…?
(海底なはずなのに何故か涙が零れる)
「ヒビキくん、なんでいつも来るの…? なんで、来ちゃうの…?」
(ちょっと不満)
「…そんなの夢を見るから、これが夢の中だから来ちゃうんだよ」
(しょうがないだろ)
「私、もう行く」
(どこかに行く)
「…話をさせてくれ、お願いだから…!」
(話がしたい)
「もう来ないで。お願い。戻ってこないでよ、ヒビキくん。何度も言ってるでしょ…」
(戻ってこないで=ヒビキは一回ここに来たことがある)
コトネが手を叩く。いつものように灰が舞った。
灰に取り囲まれて、コトネが見えずらくなる。
いやだ、まだ行きたくない。コトネと話をしなきゃならないんだよ…! 俺は…!!
(灰は夢の終わりの合図でもある)
起きた場所は、さっきの叢。いつの間にか辺りは暗くなっていた。
(ずっと眠っていた)
帰らなければ。
家に帰って寝れば、また会えるんじゃないか…?
(もう一度夢を見ればコトネに逢えると予想)
俺は暗い夜道を走った
(早く逢いに行かなければ)
解説2→ >>365