二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *ビターメモリーズ ( No.365 )
日時: 2016/06/17 19:45
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

ヒトミへ返信あります→ >>356


ヒビキの譚 2 >>339
解説1 >>349

はい!みなさんどもです、毎度お馴染みゆーいです!!えっ?何?お馴染みではない?まあまあ気にしない。
今回はヒビキの譚を解説します!!これはボカロ曲をもとにしたものです。
ちょっとわからないかもしれないんで曲名挙げます。ヒビキの譚はウミユリ海底譚をもとにしています。
前回の続きみたいなものです。

じゃあ、注意を言わせていただこうと思います。
・死ネタあり
・みんな暗い
・コトネが死んでいる
・こいつらどうしたの状態
・作者って馬鹿なの?状態
・譚=物語
・解説は見にくい

著作権に引っかからない程度に書いたものです。あまり解釈になってないかもしれませんが、
最後まで見てくださると嬉しいです!どうかよろしくお願いします!!
上の注意点でダメだった方は無理して見なくても大丈夫です。

今回は、ヒビキの譚 2の解説です。
では、どうぞ!!



ヒビキの譚 解説2


走って家に帰るとソファーに寝転がった。
シャワーは明日でいいや…
(ヒビキは寝たい)

ぼーっとしてたら寝てしまった。
(体は疲れていた)


夢を見ればコトネに逢える、そう思っていたのに何故かいつもとは違う夢だった。
辺りを見回しても一面碧い。まるで天空みたいで、雲もたくさんあった。
(いつもと違う景色。一面碧くて、なんだかホワットした気持ちになる)

なんで…?
(なんでいつもと違う場所…?)

そのうち、灰が辺りをかき回した。
灰を吸って苦しくなり、咳をする。ちょっと涙が出た。
(まさか、この夢はもう終わりなのか!?)

どこを見回してもコトネはいない。
なんとか目を凝らしてもう一度周りをぐるうっと見渡すと、三人の少年少女が見えた。
さっきまで遠くにいた筈が、いつの間にか近くにいる。
なあって言ってみたが、声は届いていないようだ。
(早く見つけないと。まるでズームされるみたいに少年少女が近づく)

あれ…もしかして、俺ら…?
(ヒビキと、シルバーと、コトネ?)

三人の少年少女は自分たちとそっくりだ。
(まさかな…でも……)

だって、
一人の少年は前髪が立ってて
もう一人の少年は赤毛で
一人の少女は反重力のツインテール
(特徴は全部俺らと同じだ)

まさに俺ら三人だ。でもなんで。
俺ら三人はなんだか険しい顔をしていた。まるで一年前の俺らみたいだ。
よく聞いてると、会話が聞こえてきた。
(一年前も深刻だった)



「…だから、お前に俺の何がわかるって言うんだよ! 全然わかってないくせに…!!」
(お前=コトネ シルバーが怒ってる)

「いちいちうっせーんだよ! 黙ってろ!!」
(シルバーの怒りの声は止まらない)


「コトネもコトネだけどさ、お前もお前だろ! シルバー!!」
(ヒビキ。二人に不満を持っている)


「は? てめーに言われたくねーよ。お前も十分悪いじゃねーか!」
(わかってないお前が言うなよ)


「俺が何したっていうんだよ! というかさ、一番は悪いのはコトネだろ!」
(コトネが怒りの原因だろ?)


「私が一番悪いけど…でもそんな言い方ないよ! 私だけ悪いなんてことはない!!」
(そうかもしれないけど、君たちだって悪いもん!!)



なんだ凄い嫌な気分になってくる。…いや、嫌な予感がする。
一年前にもこんなくだりがあった。嫌な気分、嫌な予感がするのはそうだからかもしれない。
(あの一年前の悲劇が映し出されるのか…?)



「ふざけんなよっ…! 俺が悪い? 馬鹿なこと言うな!! 俺は悪くねえ!!」
(何も罪はない!)

「俺のことも知らないで…」
(勝手なこと言うなよ)


「なんでいつもこうなんだよ…俺もう懲り懲りだ。帰る」
(ヒビキが嫌になって帰ろうとする)


「……なんで私なの…」
(コトネにとって大きなショック)


「お前が元々の元凶だからに決まってんだろ! だったら証明しろよ!! 自分は悪くないって!!」
(そんなに悪者扱いされたくなければ抗えよ!!)


「そんなの考えればわかるじゃん! 私から言う必要もない!!」
(争う必要もないでしょ!?)



だめだ、やめてくれ…
(このまま続けたら…)



「…消えろよ…もう消えろよ!」
(シルバー)


「……!!」
(コトネ)


「シルバッ…! それはないだろ…!!」
(ヒビキ)





そうだ

ここで俺らは壊れたんだ
(思い出した)


景色が変わり、コガネシティになる。
コトネがショックを受けて、道路に飛び出した。あっちの俺はコトネを追いかけた。
(空から地上の景色へ。あっちの俺=夢の中のヒビキ)

だめだって、コトネ
(お前がここで逃げたら…!)

声は届かない。
向こう側から車が走ってきて…コトネと俺は轢かれた。
コトネの姿が消え、シルバー悲痛な叫び声が聞こえる。俺は倒れたままだった。
(車の悲鳴も鳴り響く。二人は轢かれた)



「コトネッ…!」
(現実世界)


そこで目が覚める。外が明るい。朝が来たんだ。
(いつの間に朝だ)

…でも、どうしよう…夢が見れない。コトネに逢えない。
そういえば、最後に見たときあいつはもう戻ってこないでって言っていた。
あれ、もしかして…
(夢が見れなくて困ってる。あることに勘づくヒビキ)

…あと最後に、辛そうに手を振ってた。
(話を逸らす。泣きそうに、振っていた)


なんだか無性にシルバーに会いたくなってシルバーの家に行った。
(シルバーなら…)


「なんだ、ヒビキか。そんなところに突っ立ってないで入れよ」
(いきなりの訪問で驚く)


俺は一年前のことをもう一度話した。
話し終えると、シルバーも気持ちを話し出した。
でもシルバーは嘘を言うばかりだった。
(シルバーの言ってることは本当のことじゃない)


「別にあいつなんかどうでもいい」
(あいつのこと、大切なんだよ)

「本当に消えてほしいって思ってたし」
(消えてほしくない)

「別につらくなんかねえし」
(辛い)


俺は知ってる、シルバーがコトネのことが好きだってことを。
だからシルバーがあのときムキになってしまっていたのも本当は辛かったんだってことも知ってる。
(全部言ってることは偽りだってこと、知ってる)

シルバー、そんな嘘を言わないでくれよ。
わかってるよ、お前が辛いこと。
(全部わかってんだから)


「俺らに信じてるハッピーエンドはない」
(俺らにハッピーエンドなんかない。信じてるハッピーエンドはこない)


「えっ…?」
(何言ってんだ、シルバー)


「バッドエンドを逆らいたいならさ、お前はここで止まるなよ」
(バッドエンドから逃げ切れ、ヒビキ)



そこで話は終わり。
シルバーがなんであんなことを言ったのかはわからない。
(ヒビキは帰る。シルバーの言動は謎だ)

でも、お前は諦めるなってことだとは感じてる。
(…多分、そうだ)


そうだよな

諦めちゃだめだよな

もう一度コトネに逢って話をしなければ

笑ったけど、なんだかよくわからない涙が溢れた。
心から言おう、コトネに。
(俺は言わなきゃいけない、コトネに)



解説3→ >>367