二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *ビターメモリーズ ( No.378 )
日時: 2016/06/19 11:57
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

コトネの雑音 2 >>375
解説1 >>377

はい!みなさんどもです、毎度お馴染みゆーいです!!えっ?何?お馴染みではない?まあまあ気にしない。
今回はコトネの雑音を紹解説したいと思います!ちょっとわからないかもしれないんで曲名挙げます。
コトネの雑音はさよならワンダーノイズをもとにしています。前回の続きみたいなものです。
今回から文字数の関係で解説する部分だけ解説します。

じゃあ、注意を言わせていただこうと思います。
・死ネタあり
・みんな暗い
・コトネが死んでいる
・こいつらどうしたの状態
・作者って馬鹿なの?状態
・雑音=ノイズ
・解説は見にくい

著作権に引っかからない程度に書いたものです。あまり解釈になってないかもしれませんが、
最後まで見てくださると嬉しいです!どうかよろしくお願いします!!
上の注意点でダメだった方は無理して見なくても大丈夫です。

今回は、コトネの雑音 2の解説です。
では、どうぞ!!




「んん…あれ、ここ…どこ?」


私が起きた場所は雲の上だった。雲の上に乗っているのだ。


『あ、やっと起きたね! おはよう私!!』


「…えっ…? え"!? な、なんで私がここに…なんで!?」


目の前の光景に目を疑った。え? 私?
(目の前にはもう一人のコトネちゃんがいた)


『ここは何処だと思う? って言ってもわからないよねえ』


「…コガネシティでしょ? それくらいわかるよ…」


『ぶっぶー、正解は一年前のコガネシティでした! 不正解だよー』


「…言い方がなんか嫌だけどいいや…って一年前? どーして?」


『私』は面白そうにこう言った。


『ちょっと記憶を辿ってみたくてね。どう? 一年前のコガネシティは』
(コトネちゃんが事故にあったのは一年前のこと)


「あんまり変わらないね」


まあそりゃそうなんだけど。…でも変わったところといえば、道路が安全になってるとこだ。
私の事故でそうなったのかな…
(コトネちゃんの事故は大きな事故だった)


『ほら、よく見てみて! 私とヒビキくん、シルバーがいるよ!!』


「あ、本当だ…」


見るからに楽しそうで三人で笑い合ってる。…なんだか寂しい。
(寂しい=今の自分たちは壊れてしまっているから)


『…ちょっと景色変えるねー』


『私』がそう言うと、一瞬にして景色は変わって、葬式の光景が見えた。
そう、葬式とは…私の葬式なのだ。ヒビキくんとシルバーの泣いている姿が見える。
ヒビキくんが起きた後の葬式だ…
(このときヒビキは意識を取り戻している)


「…や、やだ。見たくない、嫌…! なんでこの景色を見させるの…!?」
(見るのが怖い)


『嫌でしょ、この光景。私も嫌だよ。自分の葬式なんて見たくないもん』

『この頃にはもう壊れちゃってるんだよね、私たちの関係は』


時間が経ったのか、ヒビキくんとシルバーは泣き止んでいた。


「ヒビキくん…シルバー…」


『辛いんだろうね、二人とも…罪悪感でいっぱいなんだろうね…』


聞いていると、二人の会話が聞こえる。


「コトネ、もう帰ってこない」


「…………………ん"…」


「もう…あの笑顔は見られない……!」


「……………ぅ、ぁ…ぅ"ぅ"…」



でも、泣き止んだばかりなのにヒビキくんはまた泣いてしまっていた。
シルバーも俯きながら嗚咽を漏らしている。


「…〜♪ 〜〜♪ 〜〜〜♪」


笑ってもらおうって思って歌ってみるけど、笑ってくれない。
もうダメだと思って、歌うのをやめる。
(歌わないと、みんな明るくならないから)

まただ

結局、何をやっても笑ってもらえない。…死んじゃってるから。
(姿は見えないから)




時間は経って、元の世界に帰ってくる。『私』は消えてないけど。
いつの間にか空が赤く染まっている。
…夕方になったんだ…
(コトネちゃんにとって夕方は嫌な時間でもある)


『私ってば、そんなにがっかりしないの! 大丈夫だって!!』


「…消えちゃえばいいのに」

「あなたなんか消えちゃえばいいのに…!」

「私、あなたのこと嫌い…! なんもわかってないじゃんよ…!!」

「忘れたいよ、こんな記憶…! ………ごめん、全部忘れて」
(『私』に文句=自分が嫌になる)


言葉が止まらなくて、つい言ってしまった。
『私』が驚いたような表情を見せる。でも、それでも『私』は笑ってる。


『……〜〜♪ 〜♪ 〜〜〜♪』


「……なんで歌ってるの…」


『私が元気づけるために歌った曲でしょ? ここで歌わなきゃ損だって!』

『……〜〜〜♪ 〜♪ 〜〜♪ …〜〜♪ 〜♪ 〜♪』


「痛いよ…体中が痛い…しかも、そんな歌、歌ったって元気でないよ」
(体がずきずきと痛む)


『いいや、ヒビキくんは元気でるって言ってたけど?』

『聴いてくれてる人はいるよ、私。だから元気出して、頑張ろうよ!』


頑張れるわけがない。もう無理だよ。最近体が痛くて歩くのもやっとなのに。


『おっと、そろそろ消える時間かな。またなんかあったら来るよ』

『それにさ、答えさえ見つければ私は助かるよ。大丈夫だよ、焦らなくたって』

『それじゃあね。ばいばい、私』


「ちょ、ちょっと待ってよ…! ってもういないし…」

「…答えなんて、見つかるわけないじゃんよ…」


体が痛む。
どうしよう、最近体中が痛みで悲鳴をあげてる。


ああ…


ヒビキくん


君は答えが見つかったかな?
(答え=幸せ)




私はね


見つからないままだよ
(私は不幸から抜け出せない)



解説3に続く→ >>379