二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *ビターメモリーズ ( No.379 )
- 日時: 2016/06/22 20:49
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
コトネの雑音 3 >>376
解説2 >>378
はい!みなさんどもです、毎度お馴染みゆーいです!!えっ?何?お馴染みではない?まあまあ気にしない。
今回はコトネの雑音を紹解説したいと思います!ちょっとわからないかもしれないんで曲名挙げます。
コトネの雑音はさよならワンダーノイズをもとにしています。前回の続きみたいなものです。
文字数の関係で解説する部分だけ解説します。
じゃあ、注意を言わせていただこうと思います。
・死ネタあり
・みんな暗い
・コトネが死んでいる
・こいつらどうしたの状態
・作者って馬鹿なの?状態
・雑音=ノイズ
・解説は見にくい
著作権に引っかからない程度に書いたものです。あまり解釈になってないかもしれませんが、
最後まで見てくださると嬉しいです!どうかよろしくお願いします!!
上の注意点でダメだった方は無理して見なくても大丈夫です。
今回は、コトネの雑音 3の解説です。
では、どうぞ!!
↓
遠くから『私』の声がする。もう帰ってきたんだ。早いなあ。
(ちょっと文句)
『もー、まだうじうじしてたの? 少しは気分転換に歌でも歌ったらどう?』
私は無言で首を横に振った。体中が痛い。心が痛い。こんな状態で歌えるわけがない。
そりゃあ、私だって気持ち伝えたいよ。でも、無理だよ…
(伝えたいのは山々なんだけどなあ)
「……〜〜〜♪ 〜♪ 〜〜♪」
何とか痛みを堪えて歌ってみた。
すると、なんだかよくわからない涙が零れてきた。
(涙=こんな悲劇はもう嫌だから)
「…痛い……もう嫌だよ、こんなの…嫌い、嫌い…!」
『ねえ、さっきからずっと思ってたけど、痛いってまさか…』
「ちょっと、体痛くて…あはは…ごめん、私霊体だから体保つのいっぱいいっぱいみたい」
『嘘でしょ、そんなの。全部嘘だってわかってる、私』
(少し怒ってる)
まずい、ばれる。
私は笑ってごまかした。でも、やっぱり『私』をだますことはできなかったみたいだ。
『私…もしかして、ヒビキくんの痛みもらったでしょ』
(ヒビキの痛みをもらう=辛さや事故の怪我)
ギクッとなる。
後ろを振り向くと、ものすごい怒ってた。つかつかと近づいてくる。
「え、えっと…」
『ふざけないでよ!! なんでそんなことしてんの!? わかってたんでしょ!?』
胸ぐらをつかまれる。『私』は少々乱暴な性格みたいだ。
(『私』は本当のコトネちゃんとは違って、怒りやすい一面がある)
『それは痛みも酷いに決まってる! 馬鹿じゃないの!? なんでヒビキくんを逃がした!!』
「だって…苦しいのは嫌でしょ…ヒビキくん、昔っから苦しい思いしてるもん…」
私は涙をぼろぼろ零しながら言う。
「だからっ…ヒビキくんの痛みをなくしてあげた。そうすれば、苦しい思いをしないで済むもん…」
(この言葉は半分本当で半分嘘)
『私』は、はあ…と溜息を吐くと、胸ぐらをつかんでいた手を放す。
(コトネの思ってることがわかった)
『それじゃあさ、少しは縋ってみたら…? ヒビキくんならきっと助けてくれるよ』
(コトネちゃんの気持ちをそのまま言った)
『あ、その前にさ…ちゃんともう一人の自分に言っておけばどうかな』
(もう一人の自分=一年前のコトネちゃん)
『あの日に戻りたいなら言っておかなきゃ』
(あの楽しい日々に戻りたければ)
『あの日の自分を助けたいでしょ? もう一度やり直したいでしょ?』
(選択を間違えたくないでしょ?)
「うん……」
『だったら行こう。私も遠くから見ててあげるから。私は私を支えなきゃいけないからね』
(『私』はタイムスリップをすることのできる力を持つ)
『私』が背中を押す。行かなきゃ。あの日の私に会いに行って伝えなきゃ。
瞬きをすると、あの日の私が笑ってる。
(コトネちゃんがタイムスリップ)
ちょっと、ちょっとだけだけど怖くなって、足が竦んだ。
(ここで間違えたらまた元通りになってしまう)
でも行かなきゃ
そうじゃないと
私は
(また悲劇を導いてしまう)
「ねえ、ちょといいかな」
勇気を出して声をかける。『君』が振り向いた。
(『君』=一年前のコトネちゃん)
驚いて、私の顔を呆然と見つめている。それは自分自身だから驚くだろう。
『君』は私の手を放そうとしてくる。
(手を放そうとする=選択を間違えてしまう道に行こうとしてる)
怖い
だけどここで言わなきゃだめだから
あの日からすべてが壊れてしまって
傾いてしまった
私の音は雑音となって聞こえなくなっちゃった
みんなの幸せを奪ってしまった
辛くて辛くて、死んじゃってからも毎日泣いた
「待って、君…!」
答えなんてものはもともとないから
(幸せなんてもとからあるものじゃない)
自分でつくるものだから
(幸せっていうのは自分でつくるものだから)
「ずっと好きだよ! 自分を嫌っちゃだめだよ! 嫌ったら全部嫌になっちゃうよ!」
(ずっと好き=シルバーたちは嫌いなんて思ってないから)
「〜〜♪ 〜♪ 〜〜〜♪ 〜〜♪ 〜♪ 〜〜〜♪」
あの日の夕焼けに
あの日の『君』に
今の私に
バイバイしなきゃ
(せっかくタイムスリップしたんだから、選択を間違えないようにするんだ)
「ずっと見てるから…! …うっ…」
やばい、こんな時に限って体の痛みが酷くなるなんて…
(ヒビキの痛みも持っているから体が持たない)
でも、戦わなきゃ。
「じゃあね…私」
(私=死んでしまった自分、選択を誤った自分)
意識が遠のいていく
(タイムスリップするから消える)
私のびっくりしてる顔が見えた
今の私と合成されてあの日に戻るんだろうな
(あの日=一年前、コトネちゃんが死ぬ前)
今度は間違えないで
(選択を誤らないで)
これで答え合わせは三回目だから
(幸せが掴めなかったのは三回目だから)
声が聞こえる
『頑張って、私。今度こそうまくいって』
(もうあとはないからね)
そうだね、バイバイしたんだもん
(今の私にさよならしたんだもん)
次こそ
(もうあとはないから)
頑張らなきゃ
(頑張れ、私)
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