二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *ビターメモリーズ ( No.385 )
- 日時: 2016/06/30 20:45
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
俺らの愛歌 1 >>382
はい!みなさんどもです、毎度お馴染みゆーいです!!えっ?何?お馴染みではない?まあまあ気にしない。
今回は俺らの愛歌を解説したいと思います!ちょっとわからないかもしれないんで曲名挙げます。
俺らの愛歌は劇場愛歌をもとにしています。前回の続きみたいなものです。
じゃあ、注意を言わせていただこうと思います。
・死ネタあり
・みんな暗い
・コトネが死んでいる
・こいつらどうしたの状態
・作者って馬鹿なの?状態
・愛歌=フィーリング
・解説は見にくい
著作権に引っかからない程度に書いたものです。あまり解釈になってないかもしれませんが、
最後まで見てくださると嬉しいです!どうかよろしくお願いします!!
上の注意点でダメだった方は無理して見なくても大丈夫です。
今回は、俺らの愛歌 1の解説です。
では、どうぞ!!
↓
※死ネタあり、愛歌=フィーリング って読んでくれるとわかりやすいと思います。feeling(気持ち)
前回→ >>381
俺らの愛歌 1
(シルバー視点)
今
俺はコガネシティにいる
ヒビキとコトネと笑い合っている
だけど
俺の体が乗っ取られようとしていた
暴走しようとしていた
俺は必死にこらえて道路へと歩いて行った
すると
向こう側から車が向かってくる
まずいと思ったが足が動かない
(なぜ足が動かないのかわからない)
そのときだった
いきなり後ろから背中を押されて道路から抜ける
後ろを見た
コトネが
ごめんね
と言って車に轢かれた
「……っ! ……コトネ…!? …いるのかコトネ!!」
あたりを見回すがコトネはいない。
俺が会いたい会いたいと思っているから夢になったのだろう。
(コトネに会いたいとずっと思っていたから夢になったのかと考える)
「コトネ………」
俺はコトネの死の数日後から現実から目を逸らした。
コトネが死んだって思いたくなかったんだ。
(いつも隣にいたから)
コトネの死なんか知ってないふりをして
コトネの死なんか聞いてないふりをして
コトネなんかを待ってないふりをして…
(コトネの帰りを待ってないようなふりをして)
「は? 別にコトネのことなんかどうも思ってねーよ」
「あいつが消えたってかまわない。俺には関係ない」
「俺は悪くない。だってヒビキだってそう言ってたじゃんか」
そんな言い訳は、昔の俺がどこかへと持って行ってしまった。
もう言い訳なんかできない。
(言い訳をしすぎたからもうなにも言えない)
「うっ……気持ち悪……」
俺は気分が悪くなってその場にしゃがんだ。
今日は一日中部屋で過ごしててよかった。
「はっ…いいんだよ、コトネが死んだって。なあ…そうだろ? シルバー」
(自分に問いかける)
コトネの死なんて知らない。
俺は悪くない。
自分に言い聞かせて辛さを加減しようとしたが反対に悪かった。
気持ち悪さが悪化してくるだけだ。
(本当は自分のせいってわかっているから)
「もう知らねーよ、あんな奴」
知らないふりをすれば良いんだ。
俺は何にも悪くないから。
(シルバーは嘘をつく)
結局そのあと気持ち悪さで寝込んだ。
俺だって、本当はコトネに言いたいんだよ。
前の自分を見返してやりたいんだよ。
だけどさ、俺は何もやってないじゃないか。
ヒビキみたいに夢の世界へなんて行ってないし、コトネに謝っただけだ。
俺はほとんど動いていない。
生きてる心地がしないんだ、罪悪感が重すぎて。
頭の中で過去の記憶が蘇ってくる。
(後悔が残っている)
『うるせーよ! お前は黙ってろ!!』
『黙ってるわけないでしょ! シルバーなんでそんなひどいこと…』
『お前本当にうるさいんだよ! お願いだから近づかないでくれよ…!!』
本当にくだらないことで喧嘩して、文句ばっかり言ってた。
…罪悪感は消えない。
辛さばっかり残ってあの日が恋しくなるんだ。あの楽しかった日々が。
また三人で笑いあいたいのに、俺が全部壊してしまったから。
(甘えていたんだ、どうしようもない俺を受け止めてくれるコトネに)
笑いたいのに、笑えない。
「お前のせいだよ、コトネ」
口ではこんなこと言ってても心は正直だから、嘘ばっかだ。
コトネが死んだのも、ヒビキが怪我を負ったのも全部俺のせいだってわかってるよ。
(壊したのは自分だからさ)
もうこんなことは考えていたくないんだよ。
この辛さから抜け出したいんだよ。
ヒビキが助けてくれると言った。
その一言だけで体が軽くなって、心も軽くなったんだ。
だけど、コトネはいない。
コトネを足してこそ俺ら三人になるから。
コトネを引いたら俺ら三人にはならない。
コトネがいなきゃ俺らの心が壊れていくだけだ。
(俺だけが助かったって意味がないんだ、三人いてこそ俺らだから)
あの頃は楽しかった。
みんなで馬鹿みたいに笑って、踊って、盛り上がって。
その思い出が乾く前に、
コトネが帰ってきてほしいという願いがだんだん消えていくんだ。
願望が色褪せてゆく。
(自分が自分じゃなくなっていく)
これは俺が壊れ始めてる証拠なんだ。
この前だってそうだった。
俺の願望が薄くなっていくと必ず俺の何かが壊れる。
それでこの前ガラスとかを割った。
まずい、このままじゃ…
(焦るシルバー)
いや
でももういいか
どうせ
「俺らはさ、元々壊れてるんだから」
俺らは変わっちゃったんだからさ
(あの頃には戻れないんだからさ…)
「馬鹿みたいだな、本当に」
(自分に笑う)
「はっ…ははっ……はははははっ………」
俺は笑いながらヒビキの家へと向かった
2へ続く→ >>386