二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *ビターメモリーズ ( No.394 )
- 日時: 2016/07/09 13:04
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
雪ちゃん >>353
たった一人で 1 >>390
はい!みなさんどもです、毎度お馴染みゆーいです!!えっ?何?お馴染みではない?まあまあ気にしない。
今回はたった一人でを解説したいと思います!ちょっとわからないかもしれないんで曲名挙げます。
この話は一人きりロックショーをもとにしています。前回の続きみたいなものです。
じゃあ、注意を言わせていただこうと思います。
・死ネタあり
・みんな暗い
・コトネが死んでいる
・こいつらどうしたの状態
・作者って馬鹿なの?状態
・バッドエンド
著作権に引っかからない程度に書いたものです。あまり解釈になってないかもしれませんが、
最後まで見てくださると嬉しいです!どうかよろしくお願いします!!
上の注意点でダメだった方は無理して見なくても大丈夫です。
今回は、たった一人で 1の解説です。
では、どうぞ!!
↓
目を開けたとき、なぜかまた、劇場に立っていた。
振り返ると、舞台の上にコトネが立っていた。
コトネは、笑っていた。
たった一人で 1
「……う、ん……? あれ、俺寝てたのか……」
俺は列車に乗っている。
なぜ列車に乗っているかはわからない…まあ今、最終便らしいが。
窓の外を眺めた。
さっきまで明るいなと思っていた景色がいつの間に暗くなっている。
時間が経つのは早いものだ。
(列車=夢の中)
俺が行き着いた場所は劇場だった。
なんで劇場? とは思ったが、行くあてもないので入ることにした。
中は暗く、電気はついていなかった。
俺は舞台の方から視線を感じて、舞台の方へと向かった。
(劇場=シルバーの心)
「コトネ……また、会ったな」
舞台に座っているコトネはにっこり笑った。
「また会ったね、シルバー」
今コトネと会話を交わしている、って考えるととても嬉しくなった。
(コトネちゃんが死んでから会ってないから)
「少し話そうよ。いいよ、席に座って。シルバーも長い中列車にいて疲れたでしょ?」
「コトネは…ずっとここに座っているのか? こんな誰もいないようなところで」
「絶対一人ぼっちで寂しいだろ。一体何してんだよ」
「うーん、ここにいる意味………大体意味はないんだろうね」
俺はコトネは何を言っているのかがわからなかった。
俺は話を変えた。
「劇場ってことはさ…幕が下りたら終わりだろ?」
「まだ下りないよ。…私のことなんて、誰も見てくれはしないから。まだ、誰も見てくれない」
「まあ、ここの劇場に誰もいないからだろうけど……」
(コトネちゃんは死んでいるから、見てくれる人はいない。誰もいない=コトネが大切)
コトネは寂しそうに笑った。
その笑顔に胸が痛くなる。
俺らは思い出を排除していった。
全部、全部。
コトネはきっとそれが辛いのだと俺は思う。
俺は俯いた。
「やっぱり、俺は何にも変わらない…」
「そんなことないよ。シルバーはすごく変わったよ!」
俺は顔をあげた。
こんな俺が? 変わった?
そんなわけない、俺は全然変わってない…
「俺はコトネに酷いことを言いまくった」
「自分を殺して、お前を殺して…それなのにお前やヒビキに縋ってさ…頭おかしいだろ」
「…というかさ、なんで俺はここにいる? なんでコトネと話している?」
(シルバーにはわからない)
コトネはなんだか言いにくそうな顔をした。
こういうときのコトネは絶対に言わない。
「…シルバーが知ることじゃないよ。ね?」
「…そんなことよりもさ! 話をしようよ!! 暗いよ楽しいものもつまらなくなっちゃうからね!」
「この世界は全部………いや、なんでもない」
「どうしたの? ……ああ、そういうことね。昔私が教えたあの話のことか…懐かしいね」
「コ……はい………しかった………本当に…ん…な…」
(コトネはいつも優しかった。……本当に…ん…な…=後半は何を言っているかわからない)
俺はぼそっと呟いた。
自分自身でも何を言っているのかわからない。
なあ、コトネ………
「馬鹿で、躓いた俺を笑ってくれよ」
(お前を殺した俺を殺してくれよ)
2に続く→ >>395