二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *ビターメモリーズ ( No.396 )
- 日時: 2016/07/10 09:02
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
たった一人で 3 >>392
解説2 >>395
はい!みなさんどもです、毎度お馴染みゆーいです!!えっ?何?お馴染みではない?まあまあ気にしない。
今回はたった一人でを解説したいと思います!ちょっとわからないかもしれないんで曲名挙げます。
この話は一人きりロックショーをもとにしています。前回の続きみたいなものです。
じゃあ、注意を言わせていただこうと思います。
・死ネタあり
・みんな暗い
・コトネが死んでいる
・こいつらどうしたの状態
・作者って馬鹿なの?状態
・バッドエンド
著作権に引っかからない程度に書いたものです。あまり解釈になってないかもしれませんが、
最後まで見てくださると嬉しいです!どうかよろしくお願いします!!
上の注意点でダメだった方は無理して見なくても大丈夫です。
今回は、たった一人で 3の解説です。
では、どうぞ!!
↓
(コトネ視点)
これで君は救われるのかな? シルバー…
私はね…君の辛く、苦しんでいるところは見たくないんだよ。
どうかな?
(どうかな?=この言葉でどうかな?)
私の死を認めて
この言葉を認めて、シルバー
嘘をつかないで
(自分から逃げないで)
(シルバー視点)
「…別にどうでもいい。お前、どうせ自分だけ救われたいだけだろ?」
俺はコトネに向かってキツイ言葉を放つ。
こんな言葉に意味なんかこもってないけどさ。
この狭い、薄暗いホールに響く。
(意味のない言葉が響く)
(コトネ視点)
「そうだよ」
そう言った途端、シルバーの顔が引きつる。
私は確信した。
シルバーはキツイ言葉を言っていても、本当は弱いのだということを。
(あの日のきつい言葉も嘘だということを)
まだ私の言葉は届く…シルバーは壊れてなんかない。
君の心は誰もいないような劇場だから。
(寂しい心だから)
だからさ、客席の奥に佇んでいる君に届けるよ。
(私が君を助けるから)
(シルバー視点)
聞きたくない。
さよならなんて聞きたくない。
俺は、まだお前と一緒にいたい。
(逝かないでほしい)
コトネの声は、舞台の上で響いている。
一人でずっと、そうやっていたのか? お前は……
(なんで一人で戦ってるんだよ)
(コトネ視点)
あのとき、シルバーが実際思ってもいなかった言葉で私は逃げた。
そして、その結果がこれだ。
私は死んでしまった
私自身を壊した。
みんなを壊した。
みんなの関係を壊した。
(逃げていなければこんなことにはならなかった)
だから私は死んだ後みんなが助かる答えを探し続けた。
それまで一年もかかってしまった。
今度こそ、君を助けるよ…シルバー…!
(失敗はもう犯さない)
「……!? あっ、ぐぅう……」
まずい。
もう体が持たない。
(体が持たない=色々な痛みを抱えているから)
私は舞台の上に這いつくばった。
そろそろこの霊体を保つのは限界だと思っていたけど、ここでなるとは…
(コトネちゃん自身もわかっていた)
ごめんね、シルバー
こんな私の姿……どうかな? おかしいよね
シルバーが焦った顔をしてこちらへと向かってくる。
そうか…そうなんだね……やっと、わかったよ
(大切だったんだね、私たちのこと。死んでからやっと気づいたよ)
(シルバー視点)
「コトネ!!」
お前は俺をたくさん殺した…俺もお前をたくさん殺した。
だけど、もうわかったんだ。
(ここに来てやっとわかったんだ、助けてほしいって、助けたいって)
縋りたい
最後まで悪いけど、お前に縋っていたい
(助けて、俺を。助けて、お前自身を)
「行かないでくれ、俺が悪かった……ごめん! ごめん…!」
お前がいなくなったら俺らはどうなるんだよ。
俺らの心からお前が消えてしまいそうで怖いんだ。
「私を忘れて、楽になって…いや、私を忘れれば楽になれるよ」
嫌だ
忘れたくない
コトネの体が薄れていく、劇場も消えていく。
失ってしまう。
(コトネが消える=成仏しようとしている 劇場が消える=夢から覚めようとしている)
「疼いてるの? 消えてほしくなくて。痛んでるの? シルバー」
「覚えてるんだよね、あのときの言葉を。いつまでも一人で抱え込んでるんだよね」
「……助けてあげたいけどね…もう、無理なんだ。限界なんだよ、呼吸をするのが」
(だから私のことは忘れて楽になってよ)
「いかないでくれ、コトネ…お願いだから…!」
「心が何か嫌なもので埋まってるなら、それを取り除こう……」
「ごめん、ごめんね……私、もっと生きていたかった……」
「最後に一つ……ヒビキくんを…助けてあげて……」
「シルバー…一人で……歌うことになっちゃう…から……ごめんね」
(一人で歌うことになる=一人で生きることになる)
そう言って、コトネは消えていった。
劇場はどこにもない。
(夢から覚める。コトネちゃんは成仏済み)
だが、それとはまた別の景色が目の前に広がっていた。
俺はなぜか椅子に座っている。
白い部屋。
白いカーテン。
白いベッド。
そして、白い服を着た……
……ヒビキ。
呼吸器もつけている。
(シルバーのいる場所は病院。ヒビキは正体不明の末期の病気)
もしかして、俺は……一人きりで生きていくのか……?
(コトネの意味を理解し始める)
ベッドに寝ているヒビキはにっこりと俺に笑いかけた。
(目は赤く腫れている。寂しそうに笑った)
「起きたのか……シルバー………どうだった? 夢の中は……」
「ごめんな」
(悲しく笑う)
シルバー
(一人にして…ごめんな)
あとがき
おはこんばんにちは!ゆーいです!!なんか久しぶりのあとがきな気がします。
こんかいはBE(BadEnd)でした。最後でタイトルの意味が分かったでしょうか?
わかった方もわかってない方もいると思います。
ヒビキは何らかの病気(末期)、コトネは一年前に死亡。…もうお分かりいただけたでしょう。
そうです、たった一人で=シルバーのこと ということです。誰も救われないEndです。すみませんでした。
ではまた次回!さよなら!!
HE→ >>397