二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *過去編 ( No.404 )
日時: 2017/08/30 00:12
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: t1jW5Icf)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

前回→ >>403


最近暇で暇で仕方がない。ヒビくんは来ないし、シルバーくんも来ない。
マリルは寝ちゃってるし…

これじゃあまた昔みたいに一人ぼっちになっちゃうよ。



─────・・・


コ「…………………」


父「コトネ…外に出てお友達と遊ばないと腐っちゃうぞー? なんで遊ばないんだー?」


コ「別にいいもん…おうちからでなくたって、くさらないもん」



お母さんは仕事をバリバリこなすエリートさんってお父さんが言ってた。
コトもそんな風になりたいけど、人見知りだからきっとむり。



父「母さんがいればなー…どうしようか。コトネ、それじゃあ父さんと一緒にいk」


コ「お父さんとはいかない。だっていっつもつまらない話ばっかなんだもん…」


父「くっ…だめかっ…!」



お父さんのことは好きだけど、外にはいきたくない。マリルと遊んでればいい。
そうすれば暇じゃないもん。



父「ん? おっ! ヒビキくんじゃないか!! 今日は何しに来たんだい?」



外を見るとヒビくんが立っていた。一本のお花を持って。
一体何しに来たんだろう。

あ、ヒビキくんはコトの幼なじみ。近くに家があって、お母さんが仲がいい。
でもお父さんがいなくて、力仕事の場合は私のお父さんを呼んで手伝ってもらってる。
すごく、優しい家族。

コトはヒビキくんのことが気になっていた。もっと話したい。もっと知りたい。



ヒ「…コトのお父さん! こんにちは! ちょっとコトに会いに来ました!!」


父「おー、それはありがたいや! コトネは外に出たくない性格だからなー! 嬉しいよ!!」


ヒ「えへへ! じゃ、コトに話しますね!!」


父「ん、もしかして…その花は………バラ…」



ヒビくんはコトに近づいて、こういった。



ヒ「ねぇ、コト……先に言いたかったことがあるんだ! 僕ね、コトのことが好きだよ」


コ「えっ…?」



それは突然の告白だった。ヒビくんは恥ずかしそうにうつむいた。



ヒ「まだね、一本しか花ないけど…僕の気持ち。受け取ってくれないかな」


コ「う、うん……」


ヒ「それで、コトも一緒に僕と外の世界を見に行こうよ! 僕たち二人なら最強だよ!!」



ヒビくんはコトの手を引っ張って外に連れ出した。
その後ろ姿はかっこよくて、まだまだ小さいけど、コトよりも小さいけど…でも、なんだか頼もしく見えた。

コトはそんなヒビくんのことが好きになった。





だから、今心配なのだ。ヒビくんのことが大好きだから。コトにはヒビくんしかいないから。
ヒビくんの代わりになる人はいないから。


そして、最近なんだけどシルバーくんからヒビくんがいじめられていると聞いた。
コトが外にいるときシルバーくんが来て話してくれた。


とうぶんはいじめてこないって言っていたけど、大丈夫かな…? あれから結構経ったけど……


すると、外でシルバーくんの姿が見えた。



続く


あとがき

ゆ「みなさん待たせてしまってすみませんでした。ヒビキの告白を考えていたら遅くなってしまって…」

ヒ「あの、ゆーい…恥ずかしいから早く終わって」

ゆ「え? なんで? いつもは無理矢理話を長くしようとしてくるくせに。今日はおとなしいね」

ヒ「だって、あの告白は……その…」

ゆ「また本編で明らかになることなんだし、いいじゃんよ。ではみなさん、次回もよろしくお願いします!!」


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