二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.413 )
日時: 2017/01/04 14:19
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

ヒトミへ返信→356(知らせるの遅くなってごめんね…)


前回→ >>411


113話:バス 1



俺らはドキドキしながらバスの前に立ち止まった。このバスに乗ったら笑ってはいけないの始まりだ。
地獄のゲームが俺らを襲ってくる。笑ったら負け…笑ったら負け…心の中で念仏のように言い聞かせた。



グ「じゃあ、一番はじめに誰が入るのか決めようぜ!」


シ「もう決まってると思うんですけど。…なあ、コトネ」



コトネがなんで私!? というような顔をしたが、意味を理解したようで、シルバーの言葉に頷いた。



コ「そうだね! もうはじめに入る人は決まってるよ! だよね、ヒビキくん!」



だからなんだ! 俺先入んなきゃなんないの!? 絶対嫌なんだけど!!
コトネを睨みつけようとするけど、コトネの顔を見てそれを止めた。ああ、なんだよ…そういうことか。



ヒ「ま、そうだな。一番最初に入るやつは…」



俺、コトネ、シルバーの三人が顔を見合わせる。意見は完璧に一致した。三人ともワタルさんを見る。
ワタルさんは、へっ? と笑ったまま間抜けな顔をした。その数秒後、顔から笑顔が消える。



ワ「なんで俺!? 俺じゃなくてもグリーンでもいいよね!? なんで俺になるの!?」


シ「やっぱり、ここは大人の意地というところを見せてほしいんだよな」


コ「頑張って、ワタルさん!」


ワ「コトネちゃんは許すけどシルバーは許さないからな!?」


ヒ「早く乗ってくださいよー! 時間だって限られてるんですからね…」


グ「あー、助かった。ありがとな、ワタル」


ワ「お願いだから話を聞いてくれ」



ぐちぐち言いながらもバスに乗ってくれた。その瞬間バスからスタート音が聞こえる。始まってしまった…
その後ろに、グリーンさん→シルバー→俺→コトネ→と入る。レッドさんは別の場所から入った。
座席ははじめに決めた順番通り。バスのドアが閉まると、そのまま出発した。
これが普通に乗ってるバスだったら最高なのにな…笑ってはいけないっていうことを思うだけで辛い。


走り出してから十分くらい経った頃だろうか。バスが止まり、ドアから乗客が乗ってくる。
その乗客が衝撃すぎて、俺は吹き出してしまった。…あ…しまったあああああああああああああああ!!
そうだ! 今笑ってはいけないじゃん! 笑っちゃいけないじゃん!! 何やってんだ俺! 馬鹿じゃん!
シルバーが俺の様子を見たのか、ぷくくっと笑っている。


デデーン! ヒビキ、シルバー、OUT!!


どこにあるかもわからないスピーカーから音声が流れる。よくよく聞けばレッドさんの声だ。
…まさかもともと俺らは罰ゲームを受けるようにはめられていたのか?
ドアから変な黒い服を着た奴が入って来た。ケツバットと手ぶらの奴が一人ずつ。
二人は俺とシルバーの前に立ち、ケツバットを持った奴はゴムバットを構えると、俺の尻をひっぱたいた。
痛いいいいいいいいいいい! 死ぬ! 何この痛さ! ヒリヒリするわ!!
シルバーもビンタを二回され、顔を必死に押さえている。パチンパチンって音したし、痛いよな…
痛みを堪えながら座り直す。目の前に座っている乗客に再び笑いそうになる。コトネの方を見ると、
真顔になっていた。あ、これ笑いそうになってるな。昔から、コトネは笑いそうになると真顔になる。



?「ハハハハハ! エ○本手に入れてやったぜ!! これで俺も最強だなぁ」



男の手にはエ○本が入っていると思われるバッグがつる下げられていた。男の正体は…
爆発した頭をしたようなハヤトさんだった。服装は学生服だが、見た目からしてマ○クの宣伝キャラかよ。
…いやいやいや! そもそもなんでエ○本持ってるんだよ! その時点でおかしいって! 未成年だろ!!



ハ「くくく…最高だぜえ…こんな最高な思いをしたのは初めてだあ…」



キャラがぶれすぎてて口角が上がりそうになるが、なんとかして口角を下げる。だめだ、笑ったら。
でもゲス顏してるハヤトさん腹筋崩壊レベルだよ!! 髪型もどうにかしろ!
俺らが必死になっていると、ドアから再び人が入ってくる。隣の隣の隣から笑い声が聞こえた。
グリーンさんも笑ってしまったようだ。グリーンさんも同じように、黒服の男に罰ゲームを受ける。
グリーンさんの罰ゲームはスリッパだ。頭を叩かれてめちゃくちゃ痛そう。
入って来た人物は、四天王のキョウさん。元ジムリーダーだ。警察の服装をしている。



キ「見ていたぞ、貴様の行動。いけないな、こんなことをしてはならん…早く渡しなさい」


ハ「誰だよクソじじい! てめえは黙ってろ!! こんの! ピーーー の ピーーー が!」



これを見ているそこの君は聞こえないだろうけど、かなりの放送事故発言をした。下ネタ、ダメ、絶対。
ワタルさんも笑ってしまっていて、グリーンさんとシルバーも笑っている。コトネはわかっていない。
もうそんな様な顔をしているからだ。俺も吹き出しそうになるが、なんとか止める。危ない危ない…
ここからは悪いけど、 下ネタ連発=ピー音連発 だぜ…



キ「貴様は何を言っているんだ! 俺が ピーーー で ピーーー だとしても ピーーーでいいではないか!」


ハ「きもい! お前きもいよ! しかも嘘で言ったのに冗談通じなさすぎないか!? そんな情報いらない!」



さっきからコトネ以外の笑い声が止まらない。俺ももう耐えられなくて、笑ってしまっている。



キ「きもいだと!? 自分から話題を切り出したくせにそんなことを言うな!!」


ハ「いやいや悪いのお前だから! しかもさ、 ピーー は ピーー じゃなくて、ピーーだから!!」


キ「なんっ…だと…貴様、よくわかっておるな。確かに ピーー は ピーー はピーー だが ピーーー ピーー」



もうやめろ! 死ぬ! ずっと下ネタ聞いてたら本当に死んじゃうからやめてくれ!!



ハ「警察さん…お前とは気が合いそうだよ。もしよかったら後で一緒に読んで、語り合わないか?」


キ「それはいいだろう…じゃあ行こうか。警察には黙っていてあげるぞ」


ハ「お前いいやつだな…」



二人はそう言うとバスを降りて行った。…なんで変なところで終わらせた! だったら終わらせんなよ!
そのまま続けていいじゃん!! ピーー が! ピーー で! ピーー なら! ピーー じゃないのかよ!
あの後の二人気になるし! 途中で止めんな! ってかなんでハヤトさんエ○本持ってたんだ!
未成年の所持はダメだろ! もうツッコむところ多すぎて疲れるわ!

俺らはその後罰ゲームを受けた。コトネ以外全員息を切らしていた。もう早く終わりたい。



続く


あとがき

どもです、ゆーいです。今回長かった。とてつもなく長かった。2600文字くらい書いたよ!長いよ!いやー、長かった。超絶長かった。すっごく長か((
ピー音の部分は下ネタです。とりあえず下ネタです。私もよくわからないまま詰め込みました。
中身は想像でお願いします。私は下ネタじゃなくて普通にツッコミどころの多すぎる悪口って考えてます。
うん、下ネタわからん。13の私にはまだ早かったようだ。

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>415