二次創作小説(紙ほか)

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.415 )
日時: 2017/01/21 19:28
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

前回→ >>413


114話:バス 2



バスに揺られながら目的地を目指して走る。笑いすぎて腹は痛いし尻だってめちゃくちゃ痛い。
最初からこんなんじゃ生きれない。生きれなくもないけど生きれない。地獄だよこんなの。
心の中で文句を言っていると、バスが停止した。ここに来てまたバス停止すんの!? …また来るのかよ…
入り口からは、体操服姿の学生が乗り込んできた。その学生はいたって普通だが、様子がおかしかった。
バッグをギュッと抱きしめて、周りを警戒している。普通の学生…だよな…?



学「どどどうしよう…! これサキちゃんのバッグだ…どうしようどうしよう! 盗んだと思われるよ…!」



はあああああああああ!? なんで女の子のバッグ間違えて持ってきてんだよ! おっかしいよお前!!
普通わかんないの!? そのバッグチコリータのキーホルダーついてるじゃんかよ! なんで間違えた!!
…めんどーだなあ。絶対これ俺らに降りかかってくるよ…どうすればいいんだよこれ。
なんか言ってあげればいいわけ? でも声かけんのやだなあ…声かければ何か変わるかもしれないけど…
学生はキョロキョロと周りを見回し、暫くすると俺らの方を見てきた。



学「あ! あの、すみませんみなさん。このバッグ…持っててもらえませんか!?」


シ「はっ、はあああ!? なんで俺が持ってなきゃなんねーんだよっ!絶対に嫌なんだが!」


学「僕だってこのバッグ持ってるの嫌ですよ…盗まれたと思われるに決まってますし! お願いです」


シ「無理無理無理無理!! 俺怪しまれんの絶対嫌だから! 警察行きになるじゃねーかよ!」


学「…あなた、シルバーさんですよね。…僕知ってるんですよ!? あなたが ピーーー してること!!」


シ「それ何処情報だよ! そんなことしてねーし!!」


学「じゃあ僕が今持ってるバッグを持ててもらえるなら… ピーーー してないってこと信じてあげますけど」


シ「なっ…! それただ単に持っててもらいたいだけだろ! そんなことで釣られるわけが…」


学「あー、いいんですね。えっと、ツインテさん。シルバーさんは誰もいないところd」


シ「ごめん俺が悪かった!! お願いだからコトネには言わないでくれ! こいつ簡単に信じるから!」


学「はーい、交渉成立! もう持たないって言っても無駄ですからねー! それじゃ、よろしくお願いします!」


シ「は……えっ!? おい! 何で逃げんだよ!! おいって!」



学生はシルバーにバッグを渡すとバスを飛び降りて行った。なんだったんだ、今の学生…っていうか、
シルバーって本当に ピーーー してたのか? 出もしてないって全力否定してたし…うーん、怪しい。
笑える要素じゃなくて吃驚する要素いっぱいあったな。



ヒ「な、なあ…シルバー…今の学生が言ってたことって本当なのか…?」


グ「ピー—ー してたとしたらマジねーわ…」


ワ「シルバー、君がそんなことをしているなんて俺は全然思ってなかったよ…本当に予想外なことをするね。
  俺が、君が ピー—ー してるなんて信じたくないぞ…」


コ「あの、シルバー…みんなが言うには悪いことっぽいんだけど… ピー—ー って何? どういうことなの?」


シ「あん…っの学生イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!! 絶対許さねえ!!」



俺とグリーンさん、ワタルさんは目を見て、自分たちが面白くてシルバーをいじってるけど、コトネは違った。
きょとんとしているが 、少し引いている。これはシルバーが可哀想だからフォローしてやろう。



ヒ「あのな、コトネ。シルバーは別に ピーーー をやっているとは限らないぞ? もしかしたら嘘かもしれないし」


コ「でも…シルバー動揺してたよ…?」



ごめんシルバー。俺にはフォローということができないらしい。コトネに見つめられたら言い返せない。
グリーンさんは何がおかしいのか、くくっと笑っている。あ、グリーンさん…


グリーン、OUT!!


グリーンさんは先ほどと同じように罰を受けた。スリッパで叩かれてとても痛そうだ。可哀想に…
でもこれは笑ってはいけないだ。笑ったら負けだからしょうがない。笑ってしまったら罰を受けるのがゲーム。



グ「いってえな……ヒ—ビーキー? 余計なこと言うなよー?」


ヒ「なんでですか?」


グ「シルバーの顔が凄いことになるからなー? 本当にガチで頭が潰れるからやめてくれよー?」



俺はシルバーの顔を覗いてみた。その瞬間、俺は笑った。


ヒビキ、OUT!!


尻をバシンッっと思いっきり叩かれてジンジンする。もうシルバーの顔は面白半分で覗かないようにしよう。
尻が割れる。あ、尻はもともと割れてたわ。…シルバーの顔は、絶望したドラ○もんみたいな顔だった。
あんなの笑うに決まってるだろ! 本当に俺を笑い殺す気かよ!! マジでやめてくれ!!
気が遠くなるのを感じた。



続く


あとがき

1ヶ月も更新してなかった…どもです、ゆーいです!!
今回は前回よりも約650文字くらい少なかったけど、楽しんでもらえたかな?
ドラ○もんが絶望したような顔するとめっちゃ面白いんじゃね?って思って書いただけ。悪気はない。
次回でバス編は終わりだよ!さあ、次はだれが乗ってくるかな?

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>417