二次創作小説(紙ほか)

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.419 )
日時: 2017/01/21 19:29
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
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前回→ >>417


116話:到着


危うく笑いそうになっていたところで、漸くバスが目的地に到着した。運転手さんありがとう。
まあ前回の話は読まなくても大丈夫だぜ。ちょっと未成年には危ないからな。俺もそうだけど。



レ「はい、みんな着いたから降りて」


グ「…長い道のりだったぜ…ってか今までの茶番みたいな感じのノリなんだったんだよ」


シ「これそういう話だから…これを書いてる作者は頭がおかしいんだよ…」


グ「それもともとな」


ワ「そんなこと言ってると、あとで作者からぶん殴りの刑にされるぞ…気をつけとくといいと思うが」


ヒ「そんなことよりも、ここどこだ? 来たことないし見たこともないんだけどさ…」


コ「おっきな学校だねえ。私もこんなところ来たことないよ? 結構新しいみたいだし…」


レ「あ、説明忘れてたな。ここはポーケー学園。笑った時の刑は重くて、牢屋とかもあるらしい」


グ「えっ? それって本当の事か?」


レ「さあな。これが本当か本当じゃないか…俺もわからないけど、まあ半分信じてる」


コ「笑うと刑は重いの…? でも大丈夫大丈夫。私はまだ笑ってないしね。うん」


レ「はい、ついて来いよー」



少し歩くと一つの銅像があった。そこで全員が吹いた。


全員、OUT!!


インパクトがありすぎる。これは酷いと言えばいいのか凄いと言えばいいのか…
とりあえず罰ゲームを受けなければいけない。どこから来たのかわからない黒服の男らが俺らのところに来る。


バシンッ!


痛い。次はコトネか…うん? 黒服の…女? 黒服の女はコトネにじりじりと近寄り手を出した。



コ「ちょっ、きゃははははっ! やめてやめて死んじゃう死んじゃう! ひいー!」



十秒の擽り攻撃が終わると、コトネはぐったりとしていた。擽り攻撃って無駄に体力削られるからなー。
その様子を見ていたシルバーも不意打ちのようにビンタがかまされる。グリーンさんとワタルさんも罰を受けた。



レ「よし、終わったな。因みに、この像はあのかの有名なオーキド様の像だ。よく見ておけよ」



再び増に目を向けるが、見つめると笑ってしまいそうで見たくない。オーキド博士の像なんて見たくなかった。
このオーキド博士の像、普通の像じゃない。変顔をしているオーキド博士の像だ。しかもアフロ。なんだよ!
スタッフはアフロが好きなのかよ! どう見ても悪意のある像としか思えない。



レ「この学園はセキュリティがきついんだよな。持ち物検査とかもしっかりされるし…行くぞ」



レッドさんについて行く。止まった場所は学園の入り口だ。なんかセキュリティの機械みたいなのが置いてある。
これでセキュリティ検査でもするのか。やだなあ…したくねえ。



レ「はい、さっきの順番どおりに入って。セキュリティに引っかかった場合お仕置きがあるから」


ヒ「お仕置きってどんなのがありますか…?」


レ「それは引っかかってみなきゃわからないよ。まあとりあえず入って」


ヒ「引っかからないでくれよ…引っかからないでくれよ…!」



セキュリティの機械の前へと立つ。『認証しました。お入りください』という音声が聞こえて入口が開く。
ほっと溜息を吐く。いやあ、引っかかったらどうしようかと思ったぜ…危ない危ない。
次はコトネ。心配そうな顔をして入ってくる。


『認証しました。お入りください』


コトネも入ってくる。コレのどきどきわかったか。



コ「怖かったー! 引っかかったらどうなるんだろ…」



コトネが不思議そうな顔をしてセキュリティの機械を見つめた。まあ…気になるっちゃあ気になるけど。
そのあと入ってきたシルバーも無事突破した。次は、グリーンさんだ。



グ「この俺がセキュリティなんぞに引っかかると思うか? 見てろよお前ら。俺がやってやるから!」



グリーンさんが入ったその時…ビー! という音が聞こえる。まさか…


『セキュリティ認証失敗。刑を受けてから入ってください』


あーあ、グリーンさんやっちゃったなあ…さっきまでの自信は何処へといったのやら。



グ「俺がセキュリティ認証に失敗するだと!? 嘘だあああああああ! なにされんの!?」



セキュリティの機械から変なストロー状の機械が飛び出す。な、なにが起こるんだ…
ストロー状の機械から水のような液体が出るのがわかる。しかも顔面に向かって噴出している。ひでえな…
ポタポタと水と垂らしながらセキュリティボックスから出てきた。



グ「ただいま…」


コ「グリーンさんお疲れ様です…どうでしたか?」


グ「普通の水だった。でも顔面に水かけられるとは思ってなかったわ…」



ワタルさんの認証も無事終わって、俺らは自分たちの教室へと向かった。学園の中はかなりの広さだった。
教室の中へ入ると、未来的な空間で吃驚した。机は普通に家にあるような感じで、新品同様の綺麗さだ。
でも教室の人数は広さに比べて少なく、 教室の広さ:人数=8:2 くらいだった。もうすこしあるかな?
教室に机の数は十台。名前が貼ってあった机へと一人ずつ座っていく。
座り方は、



コトネ

シルバー→グリーンさん
       ↓
     ワタルさん

って感じである。わかったか? わかんなかったら質問してくれていい。図でも何でも書くよ。
ぞろぞろと教室の中に生徒が入ってくる。ここからまた新たな勝負が始まる。



続く


あとがき

約一ヶ月ぶりです!よかったぁ…前回の更新からまだ一ヶ月経ってない…!
どもです、なんか最近書く量が多くなってきてるな…と思ってるゆーいです。本当文字数多いよ…
2000文字超えとか結構多い。1500文字超えの方が多い気もするけどね(´・ω・`)
大体今回は2100文字くらいかな。自分でもよくこんなに書いたなって思ってる(-_-;)
次回は面白自己紹介!さあ、どんな自己紹介がされるのかな?

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>420

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.420 )
日時: 2017/01/21 19:29
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
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前回→ >>419


117話:自己紹介



ヒ「いやー…俺たち大丈夫かなあ…」



不安が募る中、ぞろぞろとクラスメイトが入ってくる。これから、いつ笑ってしまうかわからない。
こそこそ笑いたくても、すべて監視カメラで見られているから油断はできない。トイレは知らないけど。
本当はどうすればいいのかなんてわかりやしないけど、耐える! ただそれだけ…でも難しいわ。



コ「変なクラスメイトが入ってきたらどうしよう…さっきのハヤトさんみたいな」


グ「おい! コトネ止めろ!! 俺ほんっ…とにあれ苦手なんだって! アフロ止めてくれよ!」


シ「あの下ネt…ゲフンゲフン…あのバスネタは酷かったな。本当に酷い単語しか出てこなかったからな」


コ「シルバーの言葉を聞く限り酷そうだからあえて訊かないようにしとくよ」


ワ「うん。コトネちゃんは絶対に訊いちゃだめだ。内容がわかったら元には戻れないからな」


コ「止めておくことにしまーす! 戻れなくなるのは怖いんで」


ヒ「訊く訊かないの問題じゃねえから! ここは未成年も集まる場所だからな!?」


コ「ヒビキくんメタいって! そういうことは番外編でやってよー! 作者に怒られちゃうよ!!」


ヒ「お前も十分メタいぞ」



駄弁っていると、前のドアから先生が入ってきた。…え? …レ、レッドさん!?
ドアから入ってきたのはまぎれもなくレッドさんだった。マネージャー=担任ってことかよ! 聞いてねえ!
と、とりあえず落ち着け俺! ここで油断したら負けだぞ! いつネタぶっこんでくるかわからないからな!
レッドさんが教卓の前に立つと、ざわついていた教室が一気にしーんと静まり返った。うん、静かだ。
妙な気分になりながら前を向く。レッドさんが辺りをきょろきょろと見まわして、話しを始めた。



レ「今から出席とるから。ちなみにクラスの人数は十三人程度。はい、ヒビキ」


ヒ「はい」


レ「コトネ」


コ「はい」


レ「シルバー」


シ「はい」


レ「グリーン」


グ「はい」


レ「ワタル」


名前呼びと返事の繰り返しが続く。いつ終わるのやらと思う。あと三人というとこまで来たところで…
俺らの腹筋が崩壊するようなことが起こる。ガラッ! と大きな音を立てて入り口が開いた。そこからは…



ハ「遅れてスンマセンしたー」


ヒ「くはっ! なんでいんだよー!」


コ「ぷくくくくっ…! 死ぬ…! もうやめてえ…」


シ「ア、フ、ロ、消えろよっ! www」


グ「なんで何回も出てくんだ! www 使い回しすんなー!」


ワ「同じクラスだったのかwww」


レ「あとで説教だから覚悟しといたほうがいい。次は気をつけて。席に着いていいよ」


ハ「うーっす!」



ハヤトさんが席に着くと、黒服団が来て俺らに仕置きをくらわした。めちゃくちゃ痛いし…腹も痛い。
なんで使い回し!? 人材いないの!? 人材不足で困ってるの!?



レ「はい、ハヤト」


ハ「はーい」


レ「ツクシ」



ツクシ…? ツクシってあのジムリーダーのツクシくん? 嘘だろ!? ツクシくんいるなんて聞いてねえ!
右を向くと、ツクシくんが座っている。ツクシくんは小さく返事をした。…いつものツクシくんか?
えっと…次で最後か。



レ「…最後…アカネ」


ア「はーい! アカネやでー!」



アカネさん!? アカネさんも入ってんの!? 豪華ジムリーダー勢揃いだな。あんまり会えないしなあ。
…ってこの笑ってはいけないってポケモンリーグ本部がやってるんだった!



レ「これで全員かな。じゃあ自己紹介でもしてもらおうかと思う。ヒビキから順番にどーぞ」


ヒ「俺!? な、何を言えばいいんですか…?」


レ「うーん…名前、好きなもの、嫌いなもの、一言…くらいでいいかな。好きなことでもいいよ」


ヒ「わかりました。…ヒビキです。好きなものはポケモンバトル、嫌いなものは悪いことしてる奴です。
  どっちかっていうとツッコミのほうが多いんですが、よろしく!」


コ「えっと、コトネです! 好きなことはポケモンを育てることで、嫌いなものはうざい人…かな。
  人見知りかもしれないけど、よろしくね!」


シ「シルバーです。好きなものは…たくさんのポケモン、嫌いなものは…ヒビキと一緒です。
  面倒くさいかもしれないけど、仲良くしてやってくれるといい」


グ「グリーンだぜ。好きなものはポケモン全般、嫌いなものは特にねえ! まあ、頑張るわ!」


レ「グリーン…あとで指導室来て。…ハヤトと一緒に指導してあげるから」


グ「なんで俺!?」


ワ「ワタルだ。好きなものはドラゴンタイプのポケモンで、嫌いなものはヒビキくんとシルバーと同じ。
  困ったことがあったら訊いてくれていいぞ」



…それからクラス全員の自己紹介が終わる。俺的にインパクトあったのはカイヤって奴。
『好きなものは女の人で嫌いなものはニューハーフ。自分はバイだから、男も女も気をつけろよ!』
と言っていた。誰一人ツッコミはしなかったけど、俺はツッコミたくなった。笑うところだったし。
そもそもなんでバイがいんの? おかしいだろー! いつ襲われてもおかしくないじゃん!
とりあえずコトネは守ろう。



レ「みんなの自己紹介終わったみたいだし、休み時間入ろうか。朝の会はまたあとでやるつもり」


ツ「レッド先生! 今日の時間割ってありますかー?」


レ「時間割か。じゃあ言うよ。知りたかった人、聞いておきたい人は紙とかにメモしといてね。
  一時間目国語。二時間目理科。三時間目数学。四時間目体育。五時間目特別授業。
  六時間目音楽。七時間目美術。八時間目社会。九時間目英語。…今日の予定はこんな感じかな…」



…待て待て待て待て!! なんで七時間目とか八時間目とか九時間目とかあんだよ! おかしくない!?
しかも特別授業とか怖すぎるから! 何するかわかんないのに!! まさかずっと授業ぶっ通し!?
やだなー…



レ「あ、一つ言うこと忘れてた。この窓側五人以外は、六時間目終わったら帰っていいからね」



はー!? レッドさんそれおかしいって!! 俺ら五人以外帰っていいってどういうこと!? なんでだ!?
だったら俺らも帰らせてくれて…ってこれ笑ってはいけないじゃん! 二十四時間だった…



レ「担当の先生は来てからわかるから。それじゃ、休み時間にしていいよー」


…絶望に浸りながら席に座り尽くす。クラスメイトが話しながら、ぞろぞろと教室を出て行った。
レッドさんも教室を出て行く。グリーンさんとハヤトさんの二人を連れて。



ヒ「何するか」


コ「ねえ、今気づいたんだけど…」


シ「気づいたって…なのに気づいたんだよ。なんか気づくことあるか?」


コ「机にさ…引き出し、あるんだよねえ…」


ワ「ま、まさか…!?」


ヒ「引き出しネタがあるって…ことか?」



コトネが俺の言葉に、うんと大きく頷く。笑ってはいけないだから何か仕掛けてくるとは思ったけど…
ここからは笑いとのガチ対決になる。



続く


あとがき

どもです、最近忙しい日々が続いて散々なゆーいです。本当に学校ってなんなんだろうね!やだね!
今回長かった!書いてたらいつの間にか2500文字超えてたよ!!おっかなびっくり!
さて、次回はアレとの対決になるわけですが…一体ヒビキたちを何が待ち受けているんでしょうか。
グリーンはちゃんと帰ってきますよ!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>421

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.421 )
日時: 2017/01/21 19:29
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
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118話:引き出し 1


さて、今から俺らは引き出しと戦うことになる。激しい戦いだ。腹筋との戦いでもある。
しかし、笑ってしまったら罰ゲームを受ける。絶対負けられない。因みに、グリーンさんはぐったりしていた。
五人が集まり、どうやって引き出しの中を見ていこうかと議論される。結局、俺が一番先だが。



ヒ「…えっと…引き出しは四つあるんだよな。入っている個数はみんなそれぞれ違うと考えると…」


シ「もしかしたら全部の引き出しに入ってるかもな。ナイフとか藁人形とか、な」


ヒ「怖いからやめろ! ナイフトラウマだし! それまったくもっていじめだからな! 俺に対するいじ…め…」



シルバーがハッと鼻で笑う。こいつ馬鹿だなと数秒間が空いた後に思う。何でもないように笑うなよ…
シルバーも俺が気づいた数秒後に気づいたようだ。本当に馬鹿だ。


シルバー、OUT!!


往復ビンタをやられて可哀想に思ってしまうが、そんな風に思ってたらこの先、生きていけない。
俺はシルバーを横目で見ながら一つ目の引き出しを開けた。みんなが息をのみ、見守っている。



ヒ「……なんだこれ」


コ「どうしたの?」



興味が沸いたのか、四人が俺の机に集まってくる。机の中には変な封筒が入っていた。なんだこりゃ。
封筒には紙が貼ってあった。紙には変なフォントで書かれている文字。


『プレゼント(ハート)』


少し腹が立った。…プレゼントまではいいよ、プレゼントまではいい。何で最後にハートマークつけてんだ。
しかもちょっと厚いし、重いし。重量と厚さはあるから中身は雑誌とか本とかだろう。
ひとまず置いておくことにする。俺は二つ目の引き出しを開けた。



ヒ「…よし、何も入ってない! あと残り二つ…」



あと二つがとても長く感じる。これもしょうがないことだよな。小さい引き出しの一つ目を開ける。
あ、さっき開けた一つ目の引き出しは大きい方の引き出しだぜ。
引き出しを開けた瞬間、なにかが俺の目の前に飛び出してきた。なにかと思えば…なんと……



ヒ「うわあああああああああああああああ!!!!! ゴ、ゴ…! ゴキブリイイイイイイイイイイ!!!」


コ「きゃああああああああ!! ゴキっ、ゴキブリはやだあ! ひいっ!」


シ「こっちくんな!! あああ…! ワタルの方に行ったぞ!」


ワ「ちょっ!! 来るな来るな来るなあ! 神様仏様俺たちをお助けください! ぎいあああああ!!」


グ「何でゴキブリで出てくんだああああああああ!! こんなの聞いてねえぞレッドオオオオオ!」



ゴキブリの登場によってその場が一気に騒がしくなる。そりゃあそうだ。いきなり出てくるんだから。
俺も生理的にゴキブリは無理だから机の上に逃げる。みんな教室の高い場所に逃げていた。

かさかさと動くゴキブリはまるで俺らを怖がらせているように思えてきて…俺は殺意が沸いてしまった。
しかもみんなを困らせているのも許せなかったわけで、ロッカーから箒と塵取りを取り出す。
コトネたちは、俺が今から何をするかわかったようで、じっとこちらを見ている。

俺は止まっているゴキブリを素早く箒でとった。すぐさま窓に放り出す。そんなに乱暴にしてないけど。
みんなは「おー!」と歓声を上げた。…なんで俺こんなことしてんだろ……



ヒ「た、助かった…! よし、気を取り直して続きいくか…って、これで最後じゃん」



俺はラストの引き出しをそっと開ける。最後くらい何も入ってなくて、安心しながら終わりたかった。しかし、現実はそうも簡単にいかないようだ。中にはボタンが入っていた。
服のぼたんじゃない。スイッチの方だ。



ヒ「…えっと、なになに…? このボタンは五つのボタンが集まったら一斉に押してください?」


コ「なんかよくわからないアイテムが出てきたね。これで全部だ! ゴキブリは怖かったなあ…」


シ「あれいじめだろ」


ヒ「さっきまで俺に対して恐ろしいこと言ってたやつが何言ってんだ。ナイフも藁人形も怖いわ」


シ「ゴキブリ入れられてた方が嫌じゃねーか?」


グ「あ、俺それ同感するわ。虫入れられるのって嫌だよな」


ヒ「そんなこと言ってたらむしポケモンが可哀想なんですけど。むしポケモンも虫…」


グ「わかってねえなー、むしポケモンはむしポケモンで別なんだよ。つまりゴキブリとかは単品ってことさ」



俺、ゴキブリが気の毒になってきた。



ワ「そういえば、さ…このボタンあるじゃないか」


グ「おう。あるけど、それがどうしたんだワタル。別に何もおかしなところはないぜ?」


ワ「このボタンは五つのボタンが集まったら一斉に押してくださいって書いてあるじゃないか…ってことは」


コ「五つのボタン…五つのボタン……あ! そういうことか! って、え?」


シ「あー…五つのボタンって…なるほどな」


ヒ「俺以外にもこのボタンがあるってことだよな。…みんなの引き出しの中にもあるってことか」


コ「なんか謎が多いなあ…正体不明のボタンだよ。このボタンって色とかも関係するのかな」


グ「関係するかどうかはわからねえな。とりあえず次いこうぜ、次」



グリーンさんがコトネをじっと見つめる。それに合わせて俺らも見つめた。そう、次はコトネだから。
コトネはゴキブリが突然出てくるのに恐怖を覚えたのか、苦笑いをしながらカタカタと体を震わせている。
俺はコトネの肩をポンッと優しく叩いてやった。



ヒ「大丈夫大丈夫! 心配すんなって!! (きっと俺だからやられただけで)お前はやられないよ」


コ「ゴ、ゴ…ゴキブリ出てこないよね…?」



コトネは自分の席へと戻る。俺らは見守った。この中で唯一の女の子だ。守らなければ。



続く


あとがき

どもです、ゆーいです。最近忙しくて頭が回りません、死にそう。
ヒビキがナイフがトラウマなのは、89話:ヒビキVS咲夜>>222を見てもらえばわかると思います。
まあネタバレしちゃうと、ヒビキは咲夜に殺されかけたっていうのがあるんで…ね(´・ω・)
ゴキさんはポケモン界でも出ると思ってる。だってインドぞうだって出てくるんだもん!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>422

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.422 )
日時: 2017/01/21 19:29
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
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前回→ >>421


119話:引き出し 2


コトネがゆっくりと自分の席へと戻っていく。俺らはそのあとに続いて、近くに立った。
男が女よりビビッてどうする。しかも俺はやり遂げた(自称)勇者だ。
みんな感動しただろ? え? 感動するわけがない? ゴキブリとるのって勇気いるんだぞ!?

まあそんな話は後に置くことにしようか。まずはコトネの引き出しを終わらさなればならないからな。
さっきのゴキブリのせいでまだ心臓がどきどきしてる。一生恨んで…やらない。
コトネが一つ目の引き出しを開けた。



コ「ふう…中身からっぽでよかった…」


シ「多分コトネだからそんなに物は入ってないんじゃね? 女だしさ」


グ「女だからって容赦ねーと俺は思うけどな。ポケモンリーグ本部はサドだからさ。いじるの大好きなんだよ」


コ「ポケモンリーグ本部ってどんなことしてるんですか?」


グ「いやっ、それは言えない…! 今撮影中だし。ってあ、やっべ。俺言っちゃったよ…」


ワ「ポケモンリーグ本部ってな…俺らだってポケモンリーグ本部なんだぞ。ジムリーダーとチャンピオンだ」


ヒ「俺らもSってことですか?」


ワ「いや、本部は管理人とかがSなだけだよ。鬼畜だからね」


コ「それって言って良いことなんですか…? よし、次いこうっと」



コトネが気遣わしげな表情を浮かべ、こちらを見た。すみませんでした。コトネが二つ目の引き出しを開けた。
すると、コトネが固まる。隣にいた俺らでもその中身はわかった。中身は───・・・



コ「さっきと似たようなボタンだ! …だけど、なんかデザインが違う…なにこのキラキラ光ってるボタン…」



そう言って、ボタンを持ち上げ裏を見ようとしたその時。衝撃的なものを見て俺らの腹筋は死んだ。



ヒ「ぶっはあっ!! ちょっ、やば、やばいってそれwwwwww めっちゃウケるんだけどwwwwww」


シ「wwwwwwwwww まずいまずい! それはまずいってwwww ってかキモ過ぎだろwww」


グ「ああああああwwwww それくそ笑えるんだがwwwww 何そのっwww ああ、腹いてえwww」


ワ「ちょっ、誰だコレ合成した奴! ポケモンリーグ本部の奴か!? 何でこんなことして!」


コ「み、みんなどうしたの? なにがそんなにおかし…くっwww そういうことねwww」


ヒビキ、コトネ、シルバー、グリーン、OUT!!



〜お仕置き中〜



くっそ、お仕置きされた。痛い。…まあ今ので分かったと思う。本当にやめてほしい。
ボタンの裏にはワタルさんとグラビアアイドルだと思われる水着の写真が合成された写真が貼ってあった。
コレ出来が凄い。本当に凄い。ワタルさんの顔とグラビアアイドルの顔がすげえうまくMIXされてて…
俺はもう一度見た。あっ。



ヒ「ふっ…www」


シ「ちょっ! お前笑うなってwww」


ヒビキ、シルバー、OUT!!



〜お仕置き中〜



これ見ちゃダメなやつだった。見たら尻も腹筋も壊れる仕組みのやつだ。



ヒ「こ、これ…裏見ないようにちゃんと置いておこうぜ…すげえ危ない」


シ「お前…道ずれしやがって…でも二回も三回も見ちゃいけないな。ほうっておこう」


コ「そ、そだね…じゃあ次いくね」



三つ目の引き出しが開かれる。…何も入っていないみたいだ。みんなは安心して胸をなでおろした。
続いて、最後の引き出しが開かれることとなる。まあ、この時俺らは何もないって思ってたんだよ。
引き出しが開かれる。…何か、入っている。



コ「な、なにこれ…裏面に見たらどうなるかわからないって書いてあるんだけど…」


ヒ「厚紙…なんか書いてありそうな感じするけど、あとに置いておこうぜ」


コ「これで全部終わっちゃったんだけど…あー…なんか一気に安心したよー」


シ「ボタンの裏に合成写真が貼ってあるのは予想外だったけどな。あ…なあ、もしかしてさ」


グ「シルバー、俺も多分同じこと思ってる」


ワ「待て待て、同じこと思ってるって…多分俺も同じこと思ってると思うんだけど…」


コ「…ヒビキくん」



「「「「ヒビキ(くん)のボタンの裏にも合成写真はってあるんじゃね? / ない?」」」」



ヒ「…えっと、何言ってるかよくわからないんだけど。…これに貼ってあるって?」


コ「み、見てみよ—よ! すっごく気になるし! ねっ、ヒビキくん」


シ「絶対なんかあると思う。ほら、裏見ようぜ、裏」


ヒ「ちょっ、おい!」



シルバーがボタンの裏を見る。そこにはグリーンさんとグラビアアイドルの合成写真が。腹筋崩壊レベル。



シ「くっそwwwwwww やっぱり貼ってあったwwwwww」


コ「え? 貼ってあったって…wwwwww 本当だ、貼ってあるwwwww」


グ「…はー!? なんだよこれ! すっげえ腹立つんだが!! おい笑うな!」


ワ「ざまあないなwwwww 俺のこと笑うからそうなるんだよwwwww」


ヒ「無いと思ってたのにwwwww ひー、グリーンさん面白すぎて最高wwwww」


グ「ワタルと一緒にするなああああああああ!!」


ヒビキ、コトネ、シルバー、ワタル、OUT!!



〜お仕置き中〜



ヒ「いやー、面白すぎ。作るのうますぎて…もう見るの止めよう。死ぬ」


シ「仕上がりが凄いよな。感動して凄いとしか言えなくなるくらい。これ誰が作ったんだろうな」


コ「完成度高いよね。えっと、次はシルバーかな」


グ「くっそお…絶対痛い目見せてやる。シルバー早く引き出しやるぞ」


ワ「もう終わりたい」



引き出しネタが多すぎてツッコむのも疲れてくる。でも合成写真は面白かった。出来が凄い。
それでも、早く終わりたいからシルバーの背中をたたいた。だって本当に早く終わりたいし。
次回、俺とコトネとシルバーとグリーンさんとワタルさんと引き出しネタの決闘。



続く


あとがき

どもです、ゆーいです。グラビアアイドルとの合成写真はご想像にお任せだ!( ^)o(^ )
確かこんなネタなかったけ…?って思いながら書いてた。そうしたらこうなった。反省はしてる。
しかし、後悔はしてない!因みにコトネちゃんの合成写真はないよ。ないよ?ないからね!?
ってことで、次回はシルバーが戦います。シルバーをいじり倒したい。

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>423

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.423 )
日時: 2017/01/21 19:29
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

前回→ >>423


120話:引き出し 3


俺を合わせた五人がシルバーの席を見つめる。さあ、俺らの引き出しネタ三回戦目が始まる。
…ってかシルバーとっとと引き出し開けろよ!! いつまで引き出しとにらめっこしてんの!?
俺こんなことしてたら飽きちゃうんだけど!! さっさとしろー!

俺のあっつい思いが伝わったのか何なのか、シルバーの顔がこちらを向く。
だが! その顔は心配そうな顔をしていた。何が心配なんだ。俺だってコトネだって出来たんだぞ。
お前にできないわけがないじゃないか。しかしシルバーは顔を歪ませた。笑ってんのか? なんだんだ。



シ「あのさ…静電気とか、あったらどうするんだ…?」



は?



シ「だから、そのさ…静電気とかきたら嫌じゃんか。だからそこらへんどうなのかと」



なんでそんなこと言うかなあっ! グリーンさんとかワタルさんが! 止めろよシルバー! 俺もビビるわ!
静電気って驚き要素たっぷり☆なんだから本当にお願いします止めてください。
でもこれで本当に静電気きたら凄い。そうしたら褒め称えてやるよシルバー…ツッコミと共にな!

シルバーは漸く引き出しに手をかけた。そして思いっきり引き出しを引っ張った。



シ「……な、なんだこ、れ……」


ヒ「え? どうかしたかシルバー。なんか変なもの入ってたのか?」


シ「変なものっていうかなんというか…くっそwwwwww クオリティ高すぎだろwwwwww」


ヒ「シルバー人形wwwwww こんなの笑うわwwwww」


コ「え? シルバー人形? ほ、本当だwwww 確かにクオリティが高いwwwwwww」


グ「ふはっwwwwww なんだよその人形www シルバーそっくりすぎて笑えるんだがwwwww」


ワ「本部大丈夫かwww そっくりすぎてある意味怖いwwwww」


全員、OUT!!



〜お仕置き中〜



ヒ「あー、腹痛い…それにしてもうっまいなあ。これは絶対的に俺らを笑い殺すつもりでいるな…」


シ「なんか愛着が沸きそうでこええ。もし愛着沸いて色んな所に持ってったらごめん」


コ「やっ、やめてよシルバー! 本当に死んじゃう!! 死因が笑いなんて恥ずかしいじゃん!」


グ「死因が笑いってwww」


ワ「確かにそんな死因じゃ死んでも知られたくないな…あ、グリーン…」


グリーン、OUT!!



〜お仕置き中〜 「ぎあああああああ!!!」



ワ「何で普通に笑ってんだ…これ笑ってはいけないだから本当にしっかりしてくれ…俺まで笑っちゃうから」


グ「もう痛い…なんか意識がなくなると笑っちゃうんだよな」


ヒ「それわかります! 笑っていいんじゃね? って思っちゃうと笑っちゃうんですよね」


グ「本当にそれ」


シ「もう開くからなー」



シルバーは二つ目の引き出しを開けた。



シ「いったあ! なっ、なんだよいきなり!! ほらみろ! やっぱり静電気きたじゃねえかよ!」


「「「「………………」」」」



いや知らねーよ! お前に静電気がくるとかきたとか特に何でもないんだけど! なんでもなくないけどさ!
しかも俺ピカチュウの10まんボルトくらってるレッドさん見たことあるからね!?
それにしてみればお前が受けた静電気なんてどうってことないから!! 安心していいんだぞ!?



シ「いってえ……しかも中身入ってるしさ…ってこれさっきのボタンじゃねえか!」


ヒ「やっぱあるんだな! しかもなんか星のマークかいてあるし!!」


シ「ちょっと裏見てみたいからさっさととる…っだあ!!!!!」


ワ「シルバーwwwwww 今の顔メチャクチャ面白かったwwwww もっかいやってみてくれないかwww」


グ「ワタルに同感wwww すげえ面白かったわwwww あんな変顔みたいな顔されたらやべえwww」


コ「本部さんも静電気大好き過ぎだよwwwww シルバーが可哀想になってくるwww」


ヒ「ひーwww そんなこと言いながらコトネも笑ってんじゃんかよwwwww あー、本当に面白www」


シ「お前ら潰したい」


ヒビキ、コトネ、グリーン、ワタル、OUT!!



〜お仕置き中〜



ヒ「お前がびっくりしてぽかーんってなったときの顔本当に面白いわけよ」


シ「人の顔で笑うな」


コ「しょうがないよー、だってあの顔は本当に面白いんだもん」


シ「このボタン静電気強すぎだろ…裏見よ……って、なんっwwwwwwwwww」


グ「ど、どうしたシルバー…なんか面白いものでも貼ってあ…くくっwwwwww」


ヒ「なに笑って…ってwwwww 確かにこれはwww やばい笑い止まらなくなるwwwww」


コ「……ふふっwww コレ反則だってwwwww 何でこんなの作るのwwwww」


ワ「…………………まった俺ええええええええええええ!?」


ヒビキ、コトネ、シルバー、グリーン、OUT!!



〜お仕置き中〜



ワタルさんはいじられ過ぎる。今回もボタンの裏には合成写真が貼ってあった。でも今回は少し違う。
筋肉もりもりの人とワタルさんの顔が合成されている。グラビアかと思ったらこれだ。笑える。
本部には悪気しかないのだろう。うん、悪気が無いようには見えない。



ヒ「本部怖すぎだな」


シ「今回の場合は筋肉野郎とワタルの合成か…グラビアと同等に面白い」


コ「次出てくるボタンにもまた合成写真が貼ってあってそうでどきどきするね」


グ「いつ静電気がくるかもわからないしな」


ワ「絶対恨む…恨んでやる…!! はかいこうせんくらわせてやる……」


ヒ「ワタルさん怖い!!」



三つ目の引き出し、四つ目の引き出しと開いていったけど他には何も入っていなかった。恐怖だった。
シルバーの人形のクオリティが高かった。あれ俺のも作ってくれないかな。あとコトネの。



グ「あれ…次って俺?」


シ「ん、次はグリーン。ボタンとボタンと静電気には気をつけた方がいい。気をつけないと死ぬ」


コ「静電気は心臓に悪いもんね」


ワ「俺の合成写真が貼ってないことを願う」


ヒ「じゃあどんどん終わらせちゃおうぜ!」



次回、グリーンさんと引き出しの恐怖。…なんとなくつけたタイトルだけどな…



続く


あとがき

ども、ゆーいでっせ!! 筋肉もりもりといえばやはりシジマさんだよね。
えっ、シジマ知らないだって? 公式絵を見てみてください。筋肉もりもりしてるから。明らかに強い。
次回のー話はーグリーンさんがー引き出しネタとー勝負するよーちゃんと見てねー((
すみませんでした。合成写真作ってみたい。

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>424

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.424 )
日時: 2017/01/21 19:29
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
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前回→ >>423


121話:引き出し 4



…………………



グ「おらおらおらおらおらおら!! お前ら見てろよ! 俺やってやるから!!」


四「…………………」


グ「みんな黙ってどうしたんだ? もっと明るくいこうぜ!! まさかビビってんのか?」


ヒ「グリーンさんがテンション高すぎるだけですよ! こっちはびくびくしてるっていうのに…」


シ「静電気起こったら俺急いで逃げるからよろしく」


コ「ゴキブリは…ゴキブリだけは、ほんっ…とうにダメ! 絶対に出てこないでほしいです!」


ワ「いつ俺の合成写真が出てくるかわからないから、お前のテンションの高さもわからなくなる」


グ「お前らがビビりすぎなだけだって! 俺は何が起きようが全然平気だからな!!」



すっごく腹が立つけど、何も言わないでおく。ここで何か言ったら負け…言ったら負け……
まあこれがグリーンさんだからツッコミたくなるのは山々なんだけど。
そして、グリーンさんは漸く引き出しを開けるようだった。



グ「最初の引き出しいくぜ! …っさ、さあああああああ!」


ヒ「何ですかその掛け声的なやつ! 気合入ってるのか入ってないのかわからないんでやめてください!」


グ「いや、どう見たって入ってるだろ? かっこよくないか?」


シ「その掛け声みたいなのをかっこいいと思っているのはグリーンだけだと思うんだが」


グ「かっこいいと思うんだけどな。って…お? …なんだよこれ。『俺らが知らないと思うか?』」


コ「『俺らが知らないと思うか?』…なんですかこれ。ポケモンリーグ本部からのプレゼントか何かですかね」


グ「こんな言葉が書いてあるプレゼントなんてもらいたくねえよ! 絶対受け取らねえ! 怖いわ!!」


ワ「グリーン何か悪いことでもしたのか? 本部がこんなことするってことは…な」


グ「悪いことした覚えはないんだがな。でもジムはさぼったり行かなかったりした」



それ悪いこと! すっげえ悪いこと!! 確かに話聞くとグリーンさんはなかなかジムに来ないっていうけどさ!
ってかジムさぼってることはっきり自覚してるんだな! だったら行って! みんなのために行って!!
相手が金取野郎だとしたら話は別だけどさ。え? 俺が金取野郎? そんなことないけどな!!



シ「何か悪いことしたのは確かだろ。ジムさぼったり行かなかったりするのは迷惑だしな」



シルバーが珍しく正論言ってる! 俺感動したよ!! これからもその調子でよろしく!



コ「あ、あの…次いきませんか? 朝の会始まっちゃいますよ?」


ヒ「あ、確かにそれ気にしてなかったな! グリーンさん次いきましょう」


グ「そうだな。よーしっ! 次行くぜ!!」



引き出しを開く。ガタンッ! という音がしてびっくりするが、それも一瞬だった。あるもののおかげで。



ヒ「くふっwwwwww ちょっグリーンさん早く閉じてお願いですからwwwww」


コ「ふふふふっwwww それだめだああwwww」


シ「ボ、ボタンが逆さまに置いてあるなんて誰にも予想できないだろwwww ふざけんなよwww」


ワ「グリーンどんまいだなwwww いつでも俺の合成写真が貼ってあるわけないだろwwwww」


グ「ちょっwww 嬉しいんだけどどうしたらいいwwww」


全員、OUT!!



〜お仕置き中〜



まさかの予想外れだ。普通にボタンが置いてあるかと思いきや逆さまに置いてあった。
ボタンには何のマークも柄もなかったが、裏の破壊力はすごかった。グリーンさんの体は普通なのに、
顔がイーブイの目のようにきらっきらで、輝いていた。こんなグリーンさん面白くて気持ち悪くて見れない。



ワ「こんなにキラキラ輝いているとは思わなかった……すごいな…」


グ「感動した…イーブイの目と合成写真されてるなんて…俺感動で涙が止まらねえ……」


コ「グリーンさんがなぜだか可愛く見えましたよ」


シ「合成写真ってすごいな」


ヒ「…グリーンさん次いきましょうよ」


グ「そうだな。いつまでもこうしてるわけにもいかないしな! おっらあああ!!」



だから何それ! もう俺ツッコミたくないんだけど!! だるい!



グ「おっ? …な、なんだこれ。……金?」


ヒ「金って…偽物なんじゃないですか? でも本物みたいだ…しかも五千円札二枚って結構高額だしな…」


コ「…ほ、本当だ。本当にお金だ…でもなんでお金が入ってるんだろ。意味あるのかな…」


シ「金使う時でもあるんじゃないか? …でもそんなときあんのかな…」


ワ「まあとっといたほうがお得ってことだろう。ヒビキくんの言う通り合わせて一万円だぞ?」


グ「まあ一応とっておくか。じゃあ次の引き出し開けるわ。」



最後の引き出しから出てきたのはなんとDVD…ではなくゲームカセットだ。



グ「……DVD? でもなんか違うな。あっ、ゲームカセットか。wiiUってかいてあったわ」


シ「……大乱闘スマ○シュブラザーズって書いてある。ってスマ○ラ!? スマ○ラだぞ!!」


コ「シルバーの大好きなスマ○シュブラザーズだ! そういえばテレビのところにWiiUが置いてある…」


ヒ「あ、コトネの言った通り置いてある。ってことはやれってことか」


ワ「ん? なんか紙があるぞ? えっと…ここに書いてあることをクリアしなさい…?」


コ「クリアしてって…シルバーならクリアできるんじゃない? すっごくうまいし!!」


ヒ「スマ○ラはあとでやるか! 早く済ませないと…」


コ「あ、そうだったね!」


ワ「俺でラストか。なんか嫌なものがきそうで怖い…」



やっとここまできたんだ! 次回、ワタルさん死す(大嘘)



続く


あとがき

どもです、ゆーいです!もう少し長く書いたほうがいいかなって思ってたら短くなった。
書きてる途中で集中力が切れたんだ。まあ、これもしょうがないことだよね!人間だもの!!
次回はヒビキが言った通りワタルがある意味死にます。122話〜123話は引き出しネタのまとめですね!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>425

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.425 )
日時: 2017/01/21 19:30
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前回→ >>424


123話:引き出し 6



俺らは再び机に視線を戻した。さっきのは序盤なんだ。ここからが本当の戦いだからな。
次に回収するのはグリーンさんの封筒だ。俺らが知らないと思うか? なんて書かれても困ると思う。
実際に俺だって困ってるわけだわ。俺らっていうのはポケモンリーグ本部のこと。仕組んでる奴らだ。



グ「……封筒開けたから中身出すぞ……」



グリーンさんは封筒の中から一冊の雑誌を出した。雑誌? なんで雑誌? 別に雑誌じゃなくてもよくね?
と疑問に思った。しかし! 俺はあることに気づいたよ。これ、グリーンさん残りの失態が書かれてる…
表紙にはグリーンさんが堂々と載っていた。この雑誌の題名は『週間ポケリン』だ。本当の名前ではない。
本当の名前は『週間ポケリー』。特に変わるとことかはないが、本当に悪意が詰まってる雑誌だ。



グ「……俺、だよな?」


シ「…どこからどう見たってグリーンとしか思えないだろ。で、この大きな袋なんだよ」


グ「…あ、これ…って嘘だろっ!? 本部俺のあとついてきやがったのか!! くっそー…」


ワ「グリーン、話がつかめないんだが。いったい何があったんだよ」


コ「……グリーンさん、これ…レッドさんが話してくれたんですけど…この袋ってあれですよね…」


ヒ「え? コトネ、このグリーンさんが何してたのか知ってんのか?」


コ「ま、まあ…でもちょっと知ったら引いちゃう話なんだけどね……」


シ「この雑誌の中身を知ればいいだろ」


グ「ちょっ! やめろやめろ待て待て!! まだ心の準備がな、おう。まだ開けるなってああああ!!」



シルバーはなりふり構わず雑誌を開いた。なんか見ちゃいけないものだったらしい。
中に書いてあったタイトルは『カントー地方ジムリーダーグリーン、気持ち悪い趣味にどっぷり!?』だ。



シ「…グリーンの幼馴染、最強トレーナーレッドによると、グリーンは変な趣味を持っているとのことだ。
  取材者はグリーンのあとについていくことにした。まさかのポケモングッズ専門店に入るグリーン…
  中に入るとイーブイのグッズを大量に購入し、大きな袋に詰めて帰っていった。
  これを見たグリーンファンは、そんなグリーンさんもかっこいい、意外な一面で可愛いなどの声があった。
  何をしようとファンは離れず、人気は上がる一方。これには本部も驚きを隠せずにいるようだ……」


ワ「グリーンがまさかそんなことしてる奴とは思わなかった。変な趣味持ってるんだな」


グ「本部のやろー取材してやがったのかよ! ったくもう…本当に恥ずかしんだけど!!」


コ「取材されてるからにはもうバレてもしょうがないことですよ。諦めましょうグリーンさん」


ヒ「ファンの言う通り意外な一面もあるもんですね。俺感動しましたグリーンさん。そこに痺れるし憧れます」


グ「恥ずかしい死にたい」


シ「さっさと次行こう。そういえば、その裏返しになってる厚紙見てみようぜ」


ヒ「そうだな。これ…コトネの引き出しから出てきたやつだったよな。勇気を出してほいっと!」



今度は俺が厚紙をめくる。その厚紙には普通の写真が拡大で貼られていた。…特におかしなところはない。
みんなでその厚紙を覗き、どこがおかしいかを探すが本当におかしなところはどこにもない。
そのとき、ワタルさんが何かを発見したかのように声をあげた。



ワ「あっ! …いやでも…うーん……」


グ「ワタルどうした? なんか見つけたのか?」


ワ「……くっwwwwwwww だめだwww 笑いをこらえようとしても笑っちゃうぞこれwwww」


グ「え? どこがおかしいんだ?」


シ「俺も見つけたwwww こりゃ笑うに決まってるわwwwww」



俺とコトネとグリーンさんだけ見つけられていないようだ。ってか何で笑ってるかわっかんねえ!!
おいてけぼり感を酷く感じて三人で顔を見合わせる。


シルバー、ワタル、OUT!!



〜お仕置き中〜



…話は変わるが、俺らがこの厚紙の意味を知るのは笑ってはいけないが終わってからの話だ。

結局何がおかしかったのだろう。俺にはさっぱりわからない。謎は残るけど次にいかなければならない。
残るはスマ○ラ、DVD、ボタンの三つだ。どれが良いとかはない。全部が嫌な予感しかしないから嫌だ。
グリーンさんとワタルさんの目線からしてDVDとボタンはあとに残すのだと思う。
俺はカセットの近くにある紙を読んだ。



ヒ「スマ○ラか…この紙にはミッションって書いてある。
ミッション、ホームランバットで7レベ以上のキャラクターを吹っ飛ばすこと。
ホームランバット以外のアイテムは使わずにクリアする。必ず四人大乱闘でプレイすること…
意味わかんねえ! でもとりあえずこのミッションをクリアすれば良いってことだしな…シルバー」



こんなときはシルバーに頼むしかない。シルバーはスマ○ラ大好き人間だからこいつに任せるのが一番だ。
コトネが先にWii Uの準備をしていてくれてるから今のうちに頼んでおこう。俺はリモコンを渡した。
シルバーが「なんで俺がやんなきゃいけないんだよ…」というような顔をしたが、無理矢理押し付ける。
心が折れたのか、だるそうにリモコンを受け取った。流石だシルバー! お前のそういうとこ尊敬するよ!
シルバーは画面に向かった。…クリアできんのかなー?



続く


あとがき

どもです、ゆーいです!時間と文字数がちょっとちょっとってこともあって続きは次回となります!!
私だって書きたかったけど文字数の関係でやめたんだよ!次回は今回よりももっと長いけど!
次回で引き出しネタが終わります。頑張るぞー!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>426

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.426 )
日時: 2017/01/21 19:30
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
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前回→ >>425


122話:引き出し 5


さあ、これで最後だ。
俺らは引き出しネタと最後の戦いをすることとなる。まあ、この最後を締めるのはワタルさんだけど。
しかし! 俺は気づいたことがある。なんで教室にゲーム機とかあんの!? ゲーム機だよゲーム機!
テレビならまだわかる! でもゲーム機はないだろ…さっきのスマ○ラに使うんだと思うけど。



ヒ「ねえ、ワタルさん…俺もう飽きたんですけどどうしたらいいですか? 本当に飽きました…」


ワ「そんなこと言われても困るんだけどな…俺だってやりたくない気持ちは山々だよ? 山々だよ?」


シ「じゃあ別にやんなくても良くないか? 別にとばしちゃってもいいと思うんだが…」


ワ「ちょっと待て! 俺の引き出し忘れないであげてくれよ!! 少しかわいそうになってくる!」


グ「忘れてはないだろ。っていうか少しだけかわいそうなのな」


ワ「俺自身じゃないからな。だってこの引き出しから恐怖と狂気と悪意しか感じられないだろ」


グ「ワタルよくわかってるな。この引き出しには確かに本部の悪いとこしか詰まってないしな」


コ「豪華三点セットってところですか!?」


ヒ「なんだよ豪華三点セットって…すげえ怖いんだけど…その三点セットって恐怖と狂気と悪意だろ?」


コ「そうそう! さっきワタルさんが言ってたそれだよ! 本部って本当に怖そうだもん…」


シ「どうしよっかな…俺怖くて夜しか眠れねえよ…」



夜眠れるだけいいな!! 俺は夜眠れないときたくさんあるぞ!…もうツッコミどころがそこしかねえ!
っていうか俺疲れた。早く引き出し開けてください。ここでもう時間なくなってるんだから…
漸くワタルさんは机の前に立ち、引き出しを開けた。みんなでその中をのぞき込む。



ワ「……あ、あ……DVDがあるなんて聞いてないぞ…!? しかも二枚もあるしっ…!」



そりゃあ言ってないから知ってるわけありませんよ…!でもなんでDVDなんだろう…
特にDVDの使いどころはなさそうなんだけどな。あ、もしかしてあのDVDプレイヤーで使うとか?
でもなー…しょうがない、ここは一回ワタルさんに言ってみるか。



ヒ「ワタルさん、一回全部の引き出し開けてから考えましょうよ。そのほうが楽ですし」


ワ「そうだな。後で考えることにするか…」



二つ目の引き出しを開けた。その中にはボタン。真っ白なボタン。しかも裏に何もない!!つまんねえ!
三つ目、特に何もなし。
四つ目……



コ「ん? なんか落ちてきましたよ。…お、お守り?」



四つ目、最後の引き出しから出てきたのはお守りだった。どこからどう見てもお守りだ。なんか怖い。



ワ「うわ…まじか……なんか俺悪いことしたかなー?」


シ「しただろ。ほら、人に向かってカイリューのはかいこうせんするとかさ。本当に狂ってるわ」


コ「ちょ、ちょっとシルバー! なんでそういうこというの! ワタルさんがそんなことするわけ……」


ワ「ごめんコトネちゃん……それ事実なんだ…ロケット団に向かって…4年前にやってしまったんだ」


コ「そ、そんな……ワタルさんがそんなことを……」



なんだこの茶番。お願いだからやめてくれ。これ笑ってはいけないだから…笑えない話じゃないから…
そんな話はすぐに終わり、俺らは机の上へと引き出しから出てきたものをどさっと置く。



グ「さて、これらをどうしようか。とりあえずワタルのDVDと俺のゲームカセットは保留にしておく」


ヒ「俺の引き出しから出てきたものは、ボタンと封筒です。封筒には変な言葉が書いてあります」


コ「私の引き出しからは、ボタンと厚紙。厚紙はさっき見ました」


シ「俺の引き出しからは…ボタンと想像を超えるほどの出来のいい人形」


グ「あ、俺は『俺らが知らないと思うか?』とボタンとスマ○ラのゲームカセット…あと五千円札二枚」


ワ「みんな変なものばかり持ってるな…俺もそうだけど。俺はボタンとDVD二枚、それとお守り」



ボタンは五個揃った。…ボタンからやるか、俺とグリーンさんの封筒を回収するかどちらかだ。



グ「やっぱりヒビキの引き出しに入ってた『プレゼント(ハート)』を回収するしかないな」


コ「えっと…ボタンはどうしますか? あとで回収しちゃいますか?」


グ「ボタンはとりあえず俺とヒビキの封筒の中身を回収してからだな。そっちのほうが楽だしさ!」


シ「じゃあヒビキ、封筒開けようぜ」


ワ「破らないように開けてくれよ…破れたら終わりだからな…?」


ヒ「大丈夫ですよ…破らないようにしっかり開きますから。俺そんなに不器用じゃないですし」



俺は『プレゼント(ハート)』と書かれた封筒を開けた。プレゼントという文字に悪意しかない。怖い。
封筒の中にはちょっと厚い紙が二枚入っていた。その紙を一枚ずつ丁寧に出す。
一枚目の絵には、カスミさんの絵が描いてあった。めっちゃうまい。うますぎて笑った。



ヒ「…はいっ! ふははははっwwww ちょっとタンマタンマ!! これ描いたの誰だよwwwwww」


シ「プレゼントってそういうことかwwww これタケシが描いたやつだしなwww」


コ「タケシさん絵すっごく上手いんだねwww カスミさんの特徴とらえすぎだよwwww」


グ「すげえ上手いwww こんな上手く描けるんだなwww とりあえずタケシが凄いってことはわかった」


ワ「俺も今度タケシに描いてもらおうwwwwww」


全員、OUT!!



〜お仕置き中〜 「おうふっ!!」



ワ「凄い…タケシには凄い才能があったんだな…」


ヒ「タケシさんにこんな才能があるとは思わなかった…じゃあ、あと二枚あるから出すなー」


コ「まだあるの!? 今ので腹筋崩壊しそうだったのに!」


ヒ「が、我慢だ我慢……ここで腹筋崩壊してたら生きてけないぜ……」



二枚目の紙を出す。俺はその絵を見る前に思っていた。
一枚目の絵がタケシさん作なら残りの二枚も別のジムリーダー作なんじゃないかと。その予想は当たった。
なんと、二枚目の絵はカスミさん作。描いてある人はさっきめっちゃ絵がうまかったタケシさんだ。
っていうかカスミさん絵めっちゃ下手くそだな! 酷いわ!! 首の真ん中あたりから腕は出ないから!
でもなんで水ポケモンの絵を描くのは上手いんだよ!! リアルすぎて逆に怖い!! おかしいだろ!


グ「ちょっwwww カスミってこんなに絵下手くそだったっけwwww ひどい出来栄えだぜwwwwww」


シ「待てよwwww 水ポケモンリアルwwwwww ガチリアルだぞwww」


ワ「首から腕は出ないwwwwwww 腕は肩から出るものだからwww」


コ「しかも目がたまご○ちのめめ○ちじゃないですかwww 凄いキラキラしてるwwwwww」


ヒ「もーだめだwwww 体の形がおかしすぎるwwwwww 俺を殺す気でいる、この絵wwwww」


全員、OUT!!



〜お仕置き中〜 「いでえええっ!!」



ここから先は123話に続くぜ! そしてカスミさんの絵が面白すぎて死にそうwww



続く


あとがき

うぃっす!ゆーいです!!もう今回長く書きすぎたかもしれないから引き出しネタ話を一話増やしました。
っていうかこの笑ってはいけない編は文字数が多いね!作者の私もびっくりだよ!!
次回も長くなると思うけど見てね!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>427

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *7000参照感謝!! ( No.427 )
日時: 2016/11/03 16:18
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

前回→ >>426


124話:引き出し 7


WiiUの電源を入れた後に大乱闘を起動する。亜空の○者とかないから寂しいが大乱闘自体は楽しい。
Wiiリモコンは計4つ。だがしかし、ミッション的に一人しかできない。
ミッションカードには誰がやってもいいと書いてあるからとりあえずシルバーにやらせる。

ミッションの内容はこんな感じだ。
1.アイテムは全部出すこと
2.相手は必ずホームランバットで倒すこと
3.ホームランバットで倒さなかった場合、きついお仕置きが待っている
4.相手は7レベ以上にすること
5.必ず四人大乱闘でプレイすること
6.ホームランバット以外のアイテムは使わないこと
7.ミッションはクリアしなくてもいいが、クリアしたほうが得
8.クリアした場合、笑ってもいいよカードが全員に配られる



ヒ「シルバー頑張れよ! 頼りはお前なんだからな!! 応援してるぜ」


シ「自信はないけどな。…キャラクターは…マリオでいいか。そんな難しくないし」


グ「タイムは五分間。この五分間の間に吹っ飛ばすって難しくないか? レベル高いと思うんだけどな」



シルバーは余裕そうに操作をしながら言った。



シ「そんなに高くない。組手とかだったらやだけどたかがホームランバットだ。難しくない」


コ「その言葉がフラグにしか聞こえないんだけどどうしたらいいの?」


ワ「ミッション失敗したらみんなで笑ってやろう」


シ「それ心にクるからやめろ」



そんな話をしているうちに設定がし終わり、ゲームがスタートする。
相手をホームランバットで吹っ飛ばすだけだし、シルバーの言う通り難しくもないはずだ。
だが、余裕をかましていたシルバーがいきなり弱音を吐いた。顔が絶望してる。
何事だと思いよーく画面を見てみる。ああ、そういうことか…ってやばい。やばい!!!
これは絶望するのも仕方のないことだ。バットが出てこなく、他のアイテムばっか出てくるのだから。

俺らは一つ忘れていたのだ。アイテムは全部出すこと…これだ。これを忘れていたんだ。



シ「やべえ、ホームランバットが出てこないという緊急事態…!! こんなんじゃ五分経つ…!」


コ「だから言ったじゃんよー! フラグにしか聞こえないって!!」


シ「しょうがないだろ! くっそー、やばいホームランバットが出てこないからアイテムが取れない…」


ヒ「困ったなってあと残り二分しかないんだけど!」



思ったよりも難しいのが大乱闘。時間は過ぎていった。残り三十秒となったとき…奇跡が起こる。
運良くホームランバットが出現した。これにはみんな大はしゃぎ。



シ「しゃー! これで終わりだ!!」



しかし、神は終わりを許さなかったようだ。シルバーがホームランバットを持つと、
もう一本ホームランバットが出現した。別キャラがすぐさまホームランバットを持つ。あ、オワタ。
シルバーが必死に相手を殴りかかったものの不発に終わり…結果やられた。



シ「ちょっ」



カキーン! と良いSEが流れる。シルバーがリモコンを落とし嘆いた。ででーんとスピーカーから音が…


シルバー、OUT!!


そのあとすぐに入口から巨大新聞紙を持った黒服が現れた。



シ「は? えっ? はああああ!? おい待て! クリアしなくてもいいって言ってたじゃねえかよ!!」



確かにミッションカードにはクリアしなくてもいいって書いてあったな。デマか。
黒服はシルバーを寝かせると腹に思いっきり新聞紙をたたきつけた。シルバーから悲痛の声が漏れる。



シ「ぐはっ」



黒服は帰っていった。なんだったのだろうか、今のは。シルバーもぼけっとして状況を理解できていない。
えっと、気を取り直して俺たちは画面を見た。簡単に信じちゃあいけないな、これ。



シ「いってえ…本当にいってえ…」


ヒ「そんなときもあるぜ、シルバー…気にしないほうがいい。気にしたら負けだと思って。な?」


シ「これを気にしないほうが無謀な挑戦だと思う、ヒビキ…すごくいてえし…ヒビキも気をつけろよ」


コ「DVDはあとにしない…? 時間も時間っていうのもあるから…」


ワ「確かに、もう時間だな…じゃあ最後にボタンだけやるか。この怪しいスイッチ五つ」


グ「俺嫌な予感しかしねえよ…まあ勇気を出すことも大事だし、やるか」


ヒ「じゃあさ、みんな一斉にこれを押そう。せーのって言ったら押すぜ!」


コ「わかった!」



みんなが立ち位置に着く。俺はせーの!! と大きな声で言った。みんながそれに合わせてボタンを押す。
ピコーン! と音がして、なんだなんだとあたりを見回す。すると…

バシャーン!

なんと、真上から水が降ってきた。勿論大量の水。恐ろしい、恐ろしいぞリーグ本部…改めて感じた。
すっげえ寒い…みんなカタカタ震えて立っている。そのとき、レッドさんがやってきた。



レ「ごめん、なんかの故障で水落ちてきたみたいだ。すぐに着替え用意するから待ってろよ」



故障で水が…? ってこのボタンまさか破壊神か!? 全部故障しちゃいまーす! ってくらいのやつか!?
嘘だろ!? 俺らの机の中にそんなもん入ってたのかよ! めちゃくちゃこわいよ!! 心臓発作で死ぬ!!

まあ、俺らはそのあとすぐに着替えたわけで…チャイムが鳴りみんな席に着く。さて、授業の始まりだぜ!
…DVDはあとで見よう、うん。



続く


あとがき

どもです、ゆーいです!というかさ、水落ちてきたならコトネちゃんどうなんだろうね!!
…って待てヒビキ!その凶器を捨てるんだ!!そんな凶器でやられたら命が足りないから!ねえ!!
私が悪かっ…ああああああああああああ!!!!!!
…すみませんでした、あまりにも気になってしまって…次回から授業が始まります!!
笑いの刺客は一体誰なんでしょうかね…

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>いつかまた