二次創作小説(紙ほか)
- Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.420 )
- 日時: 2017/01/21 19:29
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
前回→ >>419
117話:自己紹介
ヒ「いやー…俺たち大丈夫かなあ…」
不安が募る中、ぞろぞろとクラスメイトが入ってくる。これから、いつ笑ってしまうかわからない。
こそこそ笑いたくても、すべて監視カメラで見られているから油断はできない。トイレは知らないけど。
本当はどうすればいいのかなんてわかりやしないけど、耐える! ただそれだけ…でも難しいわ。
コ「変なクラスメイトが入ってきたらどうしよう…さっきのハヤトさんみたいな」
グ「おい! コトネ止めろ!! 俺ほんっ…とにあれ苦手なんだって! アフロ止めてくれよ!」
シ「あの下ネt…ゲフンゲフン…あのバスネタは酷かったな。本当に酷い単語しか出てこなかったからな」
コ「シルバーの言葉を聞く限り酷そうだからあえて訊かないようにしとくよ」
ワ「うん。コトネちゃんは絶対に訊いちゃだめだ。内容がわかったら元には戻れないからな」
コ「止めておくことにしまーす! 戻れなくなるのは怖いんで」
ヒ「訊く訊かないの問題じゃねえから! ここは未成年も集まる場所だからな!?」
コ「ヒビキくんメタいって! そういうことは番外編でやってよー! 作者に怒られちゃうよ!!」
ヒ「お前も十分メタいぞ」
駄弁っていると、前のドアから先生が入ってきた。…え? …レ、レッドさん!?
ドアから入ってきたのはまぎれもなくレッドさんだった。マネージャー=担任ってことかよ! 聞いてねえ!
と、とりあえず落ち着け俺! ここで油断したら負けだぞ! いつネタぶっこんでくるかわからないからな!
レッドさんが教卓の前に立つと、ざわついていた教室が一気にしーんと静まり返った。うん、静かだ。
妙な気分になりながら前を向く。レッドさんが辺りをきょろきょろと見まわして、話しを始めた。
レ「今から出席とるから。ちなみにクラスの人数は十三人程度。はい、ヒビキ」
ヒ「はい」
レ「コトネ」
コ「はい」
レ「シルバー」
シ「はい」
レ「グリーン」
グ「はい」
レ「ワタル」
名前呼びと返事の繰り返しが続く。いつ終わるのやらと思う。あと三人というとこまで来たところで…
俺らの腹筋が崩壊するようなことが起こる。ガラッ! と大きな音を立てて入り口が開いた。そこからは…
ハ「遅れてスンマセンしたー」
ヒ「くはっ! なんでいんだよー!」
コ「ぷくくくくっ…! 死ぬ…! もうやめてえ…」
シ「ア、フ、ロ、消えろよっ! www」
グ「なんで何回も出てくんだ! www 使い回しすんなー!」
ワ「同じクラスだったのかwww」
レ「あとで説教だから覚悟しといたほうがいい。次は気をつけて。席に着いていいよ」
ハ「うーっす!」
ハヤトさんが席に着くと、黒服団が来て俺らに仕置きをくらわした。めちゃくちゃ痛いし…腹も痛い。
なんで使い回し!? 人材いないの!? 人材不足で困ってるの!?
レ「はい、ハヤト」
ハ「はーい」
レ「ツクシ」
ツクシ…? ツクシってあのジムリーダーのツクシくん? 嘘だろ!? ツクシくんいるなんて聞いてねえ!
右を向くと、ツクシくんが座っている。ツクシくんは小さく返事をした。…いつものツクシくんか?
えっと…次で最後か。
レ「…最後…アカネ」
ア「はーい! アカネやでー!」
アカネさん!? アカネさんも入ってんの!? 豪華ジムリーダー勢揃いだな。あんまり会えないしなあ。
…ってこの笑ってはいけないってポケモンリーグ本部がやってるんだった!
レ「これで全員かな。じゃあ自己紹介でもしてもらおうかと思う。ヒビキから順番にどーぞ」
ヒ「俺!? な、何を言えばいいんですか…?」
レ「うーん…名前、好きなもの、嫌いなもの、一言…くらいでいいかな。好きなことでもいいよ」
ヒ「わかりました。…ヒビキです。好きなものはポケモンバトル、嫌いなものは悪いことしてる奴です。
どっちかっていうとツッコミのほうが多いんですが、よろしく!」
コ「えっと、コトネです! 好きなことはポケモンを育てることで、嫌いなものはうざい人…かな。
人見知りかもしれないけど、よろしくね!」
シ「シルバーです。好きなものは…たくさんのポケモン、嫌いなものは…ヒビキと一緒です。
面倒くさいかもしれないけど、仲良くしてやってくれるといい」
グ「グリーンだぜ。好きなものはポケモン全般、嫌いなものは特にねえ! まあ、頑張るわ!」
レ「グリーン…あとで指導室来て。…ハヤトと一緒に指導してあげるから」
グ「なんで俺!?」
ワ「ワタルだ。好きなものはドラゴンタイプのポケモンで、嫌いなものはヒビキくんとシルバーと同じ。
困ったことがあったら訊いてくれていいぞ」
…それからクラス全員の自己紹介が終わる。俺的にインパクトあったのはカイヤって奴。
『好きなものは女の人で嫌いなものはニューハーフ。自分はバイだから、男も女も気をつけろよ!』
と言っていた。誰一人ツッコミはしなかったけど、俺はツッコミたくなった。笑うところだったし。
そもそもなんでバイがいんの? おかしいだろー! いつ襲われてもおかしくないじゃん!
とりあえずコトネは守ろう。
レ「みんなの自己紹介終わったみたいだし、休み時間入ろうか。朝の会はまたあとでやるつもり」
ツ「レッド先生! 今日の時間割ってありますかー?」
レ「時間割か。じゃあ言うよ。知りたかった人、聞いておきたい人は紙とかにメモしといてね。
一時間目国語。二時間目理科。三時間目数学。四時間目体育。五時間目特別授業。
六時間目音楽。七時間目美術。八時間目社会。九時間目英語。…今日の予定はこんな感じかな…」
…待て待て待て待て!! なんで七時間目とか八時間目とか九時間目とかあんだよ! おかしくない!?
しかも特別授業とか怖すぎるから! 何するかわかんないのに!! まさかずっと授業ぶっ通し!?
やだなー…
レ「あ、一つ言うこと忘れてた。この窓側五人以外は、六時間目終わったら帰っていいからね」
はー!? レッドさんそれおかしいって!! 俺ら五人以外帰っていいってどういうこと!? なんでだ!?
だったら俺らも帰らせてくれて…ってこれ笑ってはいけないじゃん! 二十四時間だった…
レ「担当の先生は来てからわかるから。それじゃ、休み時間にしていいよー」
…絶望に浸りながら席に座り尽くす。クラスメイトが話しながら、ぞろぞろと教室を出て行った。
レッドさんも教室を出て行く。グリーンさんとハヤトさんの二人を連れて。
ヒ「何するか」
コ「ねえ、今気づいたんだけど…」
シ「気づいたって…なのに気づいたんだよ。なんか気づくことあるか?」
コ「机にさ…引き出し、あるんだよねえ…」
ワ「ま、まさか…!?」
ヒ「引き出しネタがあるって…ことか?」
コトネが俺の言葉に、うんと大きく頷く。笑ってはいけないだから何か仕掛けてくるとは思ったけど…
ここからは笑いとのガチ対決になる。
続く
あとがき
どもです、最近忙しい日々が続いて散々なゆーいです。本当に学校ってなんなんだろうね!やだね!
今回長かった!書いてたらいつの間にか2500文字超えてたよ!!おっかなびっくり!
さて、次回はアレとの対決になるわけですが…一体ヒビキたちを何が待ち受けているんでしょうか。
グリーンはちゃんと帰ってきますよ!
ではまた次回!!さよなら!!
次回→ >>421