二次創作小説(紙ほか)

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.425 )
日時: 2017/01/21 19:30
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

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123話:引き出し 6



俺らは再び机に視線を戻した。さっきのは序盤なんだ。ここからが本当の戦いだからな。
次に回収するのはグリーンさんの封筒だ。俺らが知らないと思うか? なんて書かれても困ると思う。
実際に俺だって困ってるわけだわ。俺らっていうのはポケモンリーグ本部のこと。仕組んでる奴らだ。



グ「……封筒開けたから中身出すぞ……」



グリーンさんは封筒の中から一冊の雑誌を出した。雑誌? なんで雑誌? 別に雑誌じゃなくてもよくね?
と疑問に思った。しかし! 俺はあることに気づいたよ。これ、グリーンさん残りの失態が書かれてる…
表紙にはグリーンさんが堂々と載っていた。この雑誌の題名は『週間ポケリン』だ。本当の名前ではない。
本当の名前は『週間ポケリー』。特に変わるとことかはないが、本当に悪意が詰まってる雑誌だ。



グ「……俺、だよな?」


シ「…どこからどう見たってグリーンとしか思えないだろ。で、この大きな袋なんだよ」


グ「…あ、これ…って嘘だろっ!? 本部俺のあとついてきやがったのか!! くっそー…」


ワ「グリーン、話がつかめないんだが。いったい何があったんだよ」


コ「……グリーンさん、これ…レッドさんが話してくれたんですけど…この袋ってあれですよね…」


ヒ「え? コトネ、このグリーンさんが何してたのか知ってんのか?」


コ「ま、まあ…でもちょっと知ったら引いちゃう話なんだけどね……」


シ「この雑誌の中身を知ればいいだろ」


グ「ちょっ! やめろやめろ待て待て!! まだ心の準備がな、おう。まだ開けるなってああああ!!」



シルバーはなりふり構わず雑誌を開いた。なんか見ちゃいけないものだったらしい。
中に書いてあったタイトルは『カントー地方ジムリーダーグリーン、気持ち悪い趣味にどっぷり!?』だ。



シ「…グリーンの幼馴染、最強トレーナーレッドによると、グリーンは変な趣味を持っているとのことだ。
  取材者はグリーンのあとについていくことにした。まさかのポケモングッズ専門店に入るグリーン…
  中に入るとイーブイのグッズを大量に購入し、大きな袋に詰めて帰っていった。
  これを見たグリーンファンは、そんなグリーンさんもかっこいい、意外な一面で可愛いなどの声があった。
  何をしようとファンは離れず、人気は上がる一方。これには本部も驚きを隠せずにいるようだ……」


ワ「グリーンがまさかそんなことしてる奴とは思わなかった。変な趣味持ってるんだな」


グ「本部のやろー取材してやがったのかよ! ったくもう…本当に恥ずかしんだけど!!」


コ「取材されてるからにはもうバレてもしょうがないことですよ。諦めましょうグリーンさん」


ヒ「ファンの言う通り意外な一面もあるもんですね。俺感動しましたグリーンさん。そこに痺れるし憧れます」


グ「恥ずかしい死にたい」


シ「さっさと次行こう。そういえば、その裏返しになってる厚紙見てみようぜ」


ヒ「そうだな。これ…コトネの引き出しから出てきたやつだったよな。勇気を出してほいっと!」



今度は俺が厚紙をめくる。その厚紙には普通の写真が拡大で貼られていた。…特におかしなところはない。
みんなでその厚紙を覗き、どこがおかしいかを探すが本当におかしなところはどこにもない。
そのとき、ワタルさんが何かを発見したかのように声をあげた。



ワ「あっ! …いやでも…うーん……」


グ「ワタルどうした? なんか見つけたのか?」


ワ「……くっwwwwwwww だめだwww 笑いをこらえようとしても笑っちゃうぞこれwwww」


グ「え? どこがおかしいんだ?」


シ「俺も見つけたwwww こりゃ笑うに決まってるわwwwww」



俺とコトネとグリーンさんだけ見つけられていないようだ。ってか何で笑ってるかわっかんねえ!!
おいてけぼり感を酷く感じて三人で顔を見合わせる。


シルバー、ワタル、OUT!!



〜お仕置き中〜



…話は変わるが、俺らがこの厚紙の意味を知るのは笑ってはいけないが終わってからの話だ。

結局何がおかしかったのだろう。俺にはさっぱりわからない。謎は残るけど次にいかなければならない。
残るはスマ○ラ、DVD、ボタンの三つだ。どれが良いとかはない。全部が嫌な予感しかしないから嫌だ。
グリーンさんとワタルさんの目線からしてDVDとボタンはあとに残すのだと思う。
俺はカセットの近くにある紙を読んだ。



ヒ「スマ○ラか…この紙にはミッションって書いてある。
ミッション、ホームランバットで7レベ以上のキャラクターを吹っ飛ばすこと。
ホームランバット以外のアイテムは使わずにクリアする。必ず四人大乱闘でプレイすること…
意味わかんねえ! でもとりあえずこのミッションをクリアすれば良いってことだしな…シルバー」



こんなときはシルバーに頼むしかない。シルバーはスマ○ラ大好き人間だからこいつに任せるのが一番だ。
コトネが先にWii Uの準備をしていてくれてるから今のうちに頼んでおこう。俺はリモコンを渡した。
シルバーが「なんで俺がやんなきゃいけないんだよ…」というような顔をしたが、無理矢理押し付ける。
心が折れたのか、だるそうにリモコンを受け取った。流石だシルバー! お前のそういうとこ尊敬するよ!
シルバーは画面に向かった。…クリアできんのかなー?



続く


あとがき

どもです、ゆーいです!時間と文字数がちょっとちょっとってこともあって続きは次回となります!!
私だって書きたかったけど文字数の関係でやめたんだよ!次回は今回よりももっと長いけど!
次回で引き出しネタが終わります。頑張るぞー!

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>426