二次創作小説(紙ほか)

Re: 【ポケモン】ヒビキたちの物語 *7000参照感謝!! ( No.427 )
日時: 2016/11/03 16:18
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: hfVure16)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

前回→ >>426


124話:引き出し 7


WiiUの電源を入れた後に大乱闘を起動する。亜空の○者とかないから寂しいが大乱闘自体は楽しい。
Wiiリモコンは計4つ。だがしかし、ミッション的に一人しかできない。
ミッションカードには誰がやってもいいと書いてあるからとりあえずシルバーにやらせる。

ミッションの内容はこんな感じだ。
1.アイテムは全部出すこと
2.相手は必ずホームランバットで倒すこと
3.ホームランバットで倒さなかった場合、きついお仕置きが待っている
4.相手は7レベ以上にすること
5.必ず四人大乱闘でプレイすること
6.ホームランバット以外のアイテムは使わないこと
7.ミッションはクリアしなくてもいいが、クリアしたほうが得
8.クリアした場合、笑ってもいいよカードが全員に配られる



ヒ「シルバー頑張れよ! 頼りはお前なんだからな!! 応援してるぜ」


シ「自信はないけどな。…キャラクターは…マリオでいいか。そんな難しくないし」


グ「タイムは五分間。この五分間の間に吹っ飛ばすって難しくないか? レベル高いと思うんだけどな」



シルバーは余裕そうに操作をしながら言った。



シ「そんなに高くない。組手とかだったらやだけどたかがホームランバットだ。難しくない」


コ「その言葉がフラグにしか聞こえないんだけどどうしたらいいの?」


ワ「ミッション失敗したらみんなで笑ってやろう」


シ「それ心にクるからやめろ」



そんな話をしているうちに設定がし終わり、ゲームがスタートする。
相手をホームランバットで吹っ飛ばすだけだし、シルバーの言う通り難しくもないはずだ。
だが、余裕をかましていたシルバーがいきなり弱音を吐いた。顔が絶望してる。
何事だと思いよーく画面を見てみる。ああ、そういうことか…ってやばい。やばい!!!
これは絶望するのも仕方のないことだ。バットが出てこなく、他のアイテムばっか出てくるのだから。

俺らは一つ忘れていたのだ。アイテムは全部出すこと…これだ。これを忘れていたんだ。



シ「やべえ、ホームランバットが出てこないという緊急事態…!! こんなんじゃ五分経つ…!」


コ「だから言ったじゃんよー! フラグにしか聞こえないって!!」


シ「しょうがないだろ! くっそー、やばいホームランバットが出てこないからアイテムが取れない…」


ヒ「困ったなってあと残り二分しかないんだけど!」



思ったよりも難しいのが大乱闘。時間は過ぎていった。残り三十秒となったとき…奇跡が起こる。
運良くホームランバットが出現した。これにはみんな大はしゃぎ。



シ「しゃー! これで終わりだ!!」



しかし、神は終わりを許さなかったようだ。シルバーがホームランバットを持つと、
もう一本ホームランバットが出現した。別キャラがすぐさまホームランバットを持つ。あ、オワタ。
シルバーが必死に相手を殴りかかったものの不発に終わり…結果やられた。



シ「ちょっ」



カキーン! と良いSEが流れる。シルバーがリモコンを落とし嘆いた。ででーんとスピーカーから音が…


シルバー、OUT!!


そのあとすぐに入口から巨大新聞紙を持った黒服が現れた。



シ「は? えっ? はああああ!? おい待て! クリアしなくてもいいって言ってたじゃねえかよ!!」



確かにミッションカードにはクリアしなくてもいいって書いてあったな。デマか。
黒服はシルバーを寝かせると腹に思いっきり新聞紙をたたきつけた。シルバーから悲痛の声が漏れる。



シ「ぐはっ」



黒服は帰っていった。なんだったのだろうか、今のは。シルバーもぼけっとして状況を理解できていない。
えっと、気を取り直して俺たちは画面を見た。簡単に信じちゃあいけないな、これ。



シ「いってえ…本当にいってえ…」


ヒ「そんなときもあるぜ、シルバー…気にしないほうがいい。気にしたら負けだと思って。な?」


シ「これを気にしないほうが無謀な挑戦だと思う、ヒビキ…すごくいてえし…ヒビキも気をつけろよ」


コ「DVDはあとにしない…? 時間も時間っていうのもあるから…」


ワ「確かに、もう時間だな…じゃあ最後にボタンだけやるか。この怪しいスイッチ五つ」


グ「俺嫌な予感しかしねえよ…まあ勇気を出すことも大事だし、やるか」


ヒ「じゃあさ、みんな一斉にこれを押そう。せーのって言ったら押すぜ!」


コ「わかった!」



みんなが立ち位置に着く。俺はせーの!! と大きな声で言った。みんながそれに合わせてボタンを押す。
ピコーン! と音がして、なんだなんだとあたりを見回す。すると…

バシャーン!

なんと、真上から水が降ってきた。勿論大量の水。恐ろしい、恐ろしいぞリーグ本部…改めて感じた。
すっげえ寒い…みんなカタカタ震えて立っている。そのとき、レッドさんがやってきた。



レ「ごめん、なんかの故障で水落ちてきたみたいだ。すぐに着替え用意するから待ってろよ」



故障で水が…? ってこのボタンまさか破壊神か!? 全部故障しちゃいまーす! ってくらいのやつか!?
嘘だろ!? 俺らの机の中にそんなもん入ってたのかよ! めちゃくちゃこわいよ!! 心臓発作で死ぬ!!

まあ、俺らはそのあとすぐに着替えたわけで…チャイムが鳴りみんな席に着く。さて、授業の始まりだぜ!
…DVDはあとで見よう、うん。



続く


あとがき

どもです、ゆーいです!というかさ、水落ちてきたならコトネちゃんどうなんだろうね!!
…って待てヒビキ!その凶器を捨てるんだ!!そんな凶器でやられたら命が足りないから!ねえ!!
私が悪かっ…ああああああああああああ!!!!!!
…すみませんでした、あまりにも気になってしまって…次回から授業が始まります!!
笑いの刺客は一体誰なんでしょうかね…

ではまた次回!!さよなら!!


次回→ >>いつかまた