二次創作小説(紙ほか)
- Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.449 )
- 日時: 2018/06/06 13:25
- 名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: BgQFR77X)
- プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
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126話:2時間目 理科
はーい、始まりました。二時間目の授業。先ほど号令をし終わり、着席をしたところ。特に何もあることなく始まる。
ただ、ここからが勝負なのは他の何でもない。とにかく笑ってはいけないのだ。先生は…まだ来てない。
すると、ドアからレッドさんが入って来る。え? 理科の授業はレッドさんが教師なの? 俺そんなの初めて…
レ「えーとだな。訳あって理科の担当が来れなくなった。と…いうことで、今回は虫ポケモンに詳しいツクシが代わりに授業をしてくれることになった」
ツ「よろしくお願いします!」
え…え゛ええええええええ!? まっ、まさかのツクシくんが!? マジかよ…その発想はなかった。
ツクシくんは違和感なく黒板の前に立った。…うん、違和感ないのにツッコめばいいのかツッコまなくてもいいのか。
ツ「この世界には色んなポケモンがいるよね。僕は虫ポケモンのことを研究していて、将来は虫ポケモンの偉い博士になりたいんだ。…えーと、今回はそんな虫ポケモンの図鑑説明について勉強していくよ」
全「はーい」
ツ「最初に図鑑説明の本を配りたいと思います。はい、後ろに回していってね」
ツクシくんから十二冊の本が配られる。それがどんどん後ろへと回っていく。
…色々と心配しかない。いや、それでも授業は受けなくちゃいけないんだけどさ。なんとなーく、心配なだけ。
ツ「回ったかな? それじゃ、早速始めていくよー! まずはカイロスから勉強していこうかな。図鑑番号127だから…百三十七ページを開いてくれるかな」
皆が一斉に資料を開く。この本意外と厚いな…まぁ、ポケモンの量に比例してページの数も多くなっていくから厚くなるんだろうけど。
ツ「それじゃあ読んでいくよー! まずは昔の説明からね。『二本の長いツノはパワフル。一度挟まれてしまったら千切れるまで 離さない』現在の説明は『長いツノを振り回して攻撃してくる。寒いときは森の奥に姿を隠す』…図鑑の説明からして、カイロスって怖いけど意外と可愛いところもあるってことがわかるね!」
ツクシくんはニコニコと笑いながらそう言った。うん、ツクシくん…それは君自身のことを言ってるんじゃないかって俺は思うよ。皆が皆、ツクシくんを見つめる。
ツクシくんは何かをゴソゴソといじっていた。そして、ツクシくんの滅茶苦茶下手くそな絵が出てくる。
まるでその絵は三歳くらいの子が落書きしたような絵で。
俺とコトネはなんとか耐えたが、他の三名は耐えられなかったようだ。どんまい。
ワ「ふふふッ……wwww」
グ「ちょっwww ロボットかよwwww」
シ「ふっ…ざけんなグリーンwww ロボットは駄目だロボットはwwww」
シルバー、グリーン、ワタル、OUT!!
〜お仕置き中〜
ツ「えーっとね、カイロスはここのツノを使って獲物を捕らえるんだ。そうして、ガッ! って掴んで千切れるまでずーっと掴み続ける。だけど寒いとポロッていっちゃうから要注意ね」
絵を指しながら詳しく説明してくれているんだけど…ツクシくんの表現の仕方がエグいことは確かだ。ポロッていくって一体どういうことなんだ…凄く気になる。
ツ「次いこうか。お次は図鑑番号212のハッサムね。二百二十二ページを開いて! 開いたかな? 『目玉模様のついたはさみを振り上げて相手を威嚇すると頭が三つあるように見える』つまりは…」
「またなのかよ!!」とツッコミたくなるくらい普通に自作のハッサムの絵を出してきた。いやー…これまたスゴイ絵だ。「ハッサムさん、最近胸筋鍛えました?」と訊きたくなるような絵である。
ツ「まぁ、ざっとこんな感じかな」
シ「本当にザックリなんだよなwwww」
ワ「ここまで来ると天才としか言いようがなくなってくるねwwww」
シルバー、ワタル、OUT!!
〜お仕置き中〜
ツ「こんな感じで顔が三つあるように見えるわけね。ハッサムも本当に可愛いよねー! 流石は僕の相棒だよ」
相棒としてでもこんなに絵が下手くそなんだな…俺はビックリだよ、ツクシくん。
コトネとシルバーはツクシくんの絵に対しての笑いを必死に堪えている。俺もなんとか耐えてるんだけどさ。
グリーンさんは今にも笑ってしまいそうだ。頭の良さと絵の下手さのギャップにビックリしているのもあるようだ。
いやー…このハッサムの絵、何度見ても胸筋が凄いとしか言えない。見事に主張されている絵になっている。
ツ「あれ…もう時間になっちゃったね。んじゃ、今回はここまでだね。もっと知りたい人は僕のところに来てね!」
号令をして終わる。俺ら五人は誰一人としてツクシくんのところに行く奴はいなかった。まぁ、自分で死にに行くようなことはしないよな…
だけど、あの絵はこの笑ってはいけないが終わってからまた見てみたいな。
続く
あとがき
どもです、ゆーいです!
最近、カキコ使いやすくなったなぁという思いで執筆しております。2015年から随分変わりましたもんね…
自分の知らない間に二次創作(総合)ができてたり、ルビができるようになってたり…凄い進化です!管理人さんには感謝です!!
127話は美術のお話を書きます!
ではまた次回!!さよなら!!
次回→ >>450