二次創作小説(紙ほか)

Re:【ポケモン】ヒビキたちの物語 *笑いけ学生24時!!編 ( No.450 )
日時: 2018/06/06 17:19
名前: ゆーい ◆p17PNBs1wA (ID: BgQFR77X)
プロフ: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940

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127話:3時間目 美術


よーし、なんとか二時間目も乗り切った。二時間目に笑うことはなかったけど、もう少し長かったら笑っていたかもしれない。
俺とコトネ以外の三人はめっちゃ痛かったと思う。まぁ…それも仕方のないことだ。
さてさて。先ほどまで休み時間だったわけだが、みんな疲れ切って机に伏せながら話した。

今の時間は美術だ。はっきり言って美術って何やるんだろうか。俺はトレーナー専門だからわからない。
絵のことなんてさっぱりだ。きっと…はちゃめちゃな授業なんだろう…俺はそうとしか思えなくなってきていた。

美術の授業担任はミカンさんだ。ドアから入ってきたときに「え!? ミカンさん!?」と思ってしまった。だってミカンさんだとは思いもしないだろうよ。
俺の後ろにいる皆も驚いた顔をしたんじゃないかな…? って思ってる。勘違いだったらごめんよ。
でも、俺…ミカンさんが美術担当だなんて意外だ。てっきり他のやつ担当かと思った。


ミ「美術の授業を担当させていただくミカンです。宜しくお願いします」


ミカンさんが美しいお辞儀をする。皆が皆、そのお辞儀に見惚れてしまった。よくあんな綺麗なお辞儀ができるなぁ。
コトネが隣で「わぁ…」と感動の声を上げている。


グ「ミカンは絶対出てこねぇと思ったけど…よく出演してくれたよな」

ワ「確かに意外だな。恥ずかしがり屋でもあるから出てくる可能性は少ないと俺も思っていた…一体何を仕掛けてくるつもりなんだ?」


二人はそう言った。やっぱそう思うよな。しかし、ミカンさんがしているのは普通の授業。もしかしてここは休憩タイムか?

───だが、そんなことはなかった。ポケモンリーグ本部が仕掛けてこないわけはなかったのだ。
突然廊下からガッシャンガッシャンと変な足音が聞こえてきた。なんだなんだ、ロボットみたいな音だな。なんかあったのか?
皆その音に妙な感じがしたのか、一斉にドアを見る。そして、思いっきりドアが開いた。お決まりパターンだ。
でも…入ってきた瞬間俺らは笑った。


?「ミカンさん!!!!!!!!!!!」

全「え………えええええwwwww」


全員、OUT!!


〜お仕置き中〜


入ってきたのはまさかのまさか、ツクシくんだった。しかもよくわからん鎧の服を着ている。それであんな足音してたのかよ!
っていうかさ、おかしいだろ!
だって…ツクシくんは今俺らのクラスにいんだぞ! し、しかもさっきまで理科の授業してたし…どういうことだよ!
ツクシくんは焦った顔をして美術室に入ってきた。


ツ「ぼ、僕が二人いるってどういうことなんですか!? しかも僕、そんな変な眼鏡かけてないですよ!!」


もう一人のツクシくんを指さして言う。そして…そのツクシはゆっくりと俺らの方を向いた。
かけていたのは目がキラキラ輝いている眼鏡。


ヒ「んふっふwwwwww」

コ「んはっwwww」

グ「んなっはっはっはwwwwww」

ワ「なんだその眼鏡はwwwww」


ヒビキ、コトネ、グリーン、ワタル、OUT!!



〜お仕置き中〜



まじか…そうきたか。確かに最初の自己紹介のとき違和感は感じたんだ。本当にツクシくんじゃなかったのはびっくりだ。
偽ツクシくんがいきなり立ち、本物ツクシくん(鎧装備)に体当たりして美術室から出て行った。多分4000ダメージぐらい受けてたと思う。


ツ「ちょっと、待ってよ!!!!」

ミ「あっ、ツクシくん待って!!」


ツクシくんが再びガッシャンガッシャンと足音を立て出て行った後をミカンさんが追いかける。………ん? …あれ? これって授業放棄?
俺らは生徒たちだけの美術室の中で、驚きすぎて呆然としていた。



続く


あとがき

どもです、ゆーいです!本日もお疲れ様です…今回は文字数1500ちょっととあんま多くないですw
びっくりする授業放棄ってこんな感じなのかな? って思いながら書きました(笑)
実は理科の授業のときのツクシくんは偽物だったりします。怖いですねー…もしかしたら、あなたが話している友人も偽物かも?
128話は体育のお話です。

ではまた次回!!さよなら!!


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