二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜突発的短編小説!※リクエスト募集してます!〜 ( No.38 )
日時: 2015/03/23 22:44
名前: ニート! (ID: kkPVc8iM)

あんまり、更新できなくてゴメン
てなわけで続き

とある場所、なぜか猫の姿にされたアスカ達の目の前に
自らを【悪魔】と名乗る目隠しをした少女ー■■■ーがたたずんでいた
目隠しをしているためかよりいっそう危険な雰囲気がたちこめる
そして、唯一顔から出ている口が開いた

■■■「みんな、目が怖いよ。猫なんだからもうちょっと可愛げにしなよ」

アスカ「こんな状況で出来るわけないじゃん!ねぇ、あなたは一体何者なの!?そして何か知ってるの!?」

口に弧を描いて言う■■■とは反対に低く唸り声を上げながら疑問を投げかける
現在、アスカ達の姿は猫というより一種の肉食動物になっている
そのためか身体そのものもかなり大きく、唸り声を上げるアスカの姿はまるで虎だ
しかし、■■■はそんなアスカの姿にひるむことなく逆におもしろそうに話した

■■■「あっれ〜ww、気に入ってくれてないんだ!まぁ、それはどうでもいいけど。あともう一度言うがオレは【悪魔】だ・・・アスカの後ろにいる彼らも何か言いたいみたいだな?ついでに質問タイムを設ける。」

アスカ「じゃ、じゃあ悪魔・・・でいいかな?何か知っているの?」

■■■「別に悪魔って呼んでいいよ、あぁ・・・情報を知りたいんだな。今、公開出来る情報は、ここはアスカが住むマンションではなくオレがそっくりそのまま作った【世界】であること、そしてお前達をその姿にした犯人はオレであるということだな」

アスカ「えっ!?」

自分達の姿を変えさせた犯人は目の前にいる【悪魔】だと知り思わず驚きの声を上げた
一方、怪盗レッドのナビ担当であるケイは表情ひとつかえなかった
理由は簡単である。犯人はわかっていたからだ
前回、■■■はその姿を気に入ってくれた?と彼らに問い掛けた時に気づいたのだ
そうではなければ普通は驚くか言葉を失うか、変わり者であればなにか嬉しそうに微笑みながら先程の光景を眺めるはずなのだ
しかし、■■■はとても楽しげに問い掛けたのである
そんなことは出来るのは犯人またはその仲間ぐらいなのだからである

同じく響もわかっておりあまりリアクションはしない
そんな様子を見た■■■は少しつまらなそうな顔をする
視点を戻し、アスカは再び質問を投げ掛ける

アスカ「なんで私達をこんな姿にしたの!?」

■■■「それは・・・オレのきまぐれだ」

アスカ「それだけ!?」

おもいのほか単純すぎる理由にまたもや驚きの声を上げるアスカ
しかし、ケイと恭也は一瞬とある疑問がよぎる
ついさっき■■■の発言の一部に何故か間がありその後の言い方が少し悲しげに聴こえたからだ
とはいえ、相手はバンダナで目隠ししているため表情や感情を読むことが難しいので実際のところはわからないのだが

恭也はそんな疑問をすぐに振り払った
今は、それよりも気になることがあるのからだ
ケイは何か重要な手がかりだろうか、それとも何かしらのヒントなのだろうかと思考を巡らし始める
だが、情報が少なすぎるためひとまず置いておくことにした

響「それでは、どうすれば元に戻れるんですか?またはどうすれば元に戻してくれるんですか?」

■■■「まぁ、オレの遊びに付き合って貰えば戻してやるけどな」

響「本当ですか?」

■■■「怖い顔するなよ、信じるか信じないかお前達次第だけどな」

響「そうですか・・・」

響は少し納得いかない顔をした
まるで裏があるように感じたのだ
■■■が言う遊びでは済まされない、何かしなければ戻してくれてない
うまいこと言えないが文字するとこれがぴったりなのだ

■■■「あとお前ら質問しないのか?」

恭也「一つ気になることがある、どうやら君は普通は見えない体質みたいだよね?でも、俺には最初から一応見えてたし、アスカ達も途中から見えるようになったらしいし・・・どういうことか説明してくれる?」

■■■「簡潔に言えば、オレの【所持者】は少しだけお前と面識があるからだ・・・というかオレの【所持者】、裏社会では結構有名だから怪盗ファンタジスタであるお前みたいな犯罪者は大抵見えるぜ」

響「嘘・・・ですよね、恭也さんがあの怪盗ファンタジスタなんて」

いきなり恭也の正体が暴露され困惑する響と思わず言葉を失う恭也
しかし、■■■は気にもせず話を続ける

■■■「嘘じゃないぜ、あと良いこと教えてやるよ、お前が追いかけている怪盗レッドの正体は目の前にいるアスカとケイだよ」

アスカ「え!?ちょっ・・・!」

またまた、驚くアスカを見て■■■は面白そうに笑う
だがケイは冷静に質問をした

ケイ「なんで、俺達が怪盗だと言えるんだ?証拠はあるのか?」

■■■「!・・・それは・・・」

このとき■■■は始めて彼らの前でたじろいだ
なんと言えばいいのかわからず、証拠もない
しばらく、妙な沈黙が流れた

■■■「・・・今から、遊びのルールを説明する!」

正直、気まずい雰囲気を壊し内容を全力で反らすのであった