二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド 〜ケイが病気!?〜 ( No.8 )
日時: 2015/02/26 19:33
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: chZuMjzt)

「大丈夫?」

 アスカが囁いてくる。

 約20分の間で、何回目だ?

「大丈夫」

 囁き返すのは、聞かれた数と同じだけ。

 でも、父さんにもおじさんにも聞こえていないようだし、ほかには特に何もしない。

「ごちそうさまでした。……アスカ、レッドの活動のシュミレーション、しに行くぞ」

「うん!……ごちそうさまでしたっ!」

 もちろん、レッドのシュミレーションというのは嘘だ。

 アスカも入ってきたのを見て、ドアを閉める。

「で、今度は、どこから何を盗むの?」

 ……本気にしていたのか!?

「いや……それは、嘘だ」

「へ?」

「あれ以上にささやかれてたら、心臓が持ちそうにないから」

「は?」

「……アスカのせいだぞ」

「どういう意味!?」












 アスカside




 さっきから、ケイが何を言っているのか、全く分からないんですけど!?

 そして、何度もケイがうなずいてるのはなぜ?

「大丈夫だ、こんな時でも、上がれない階段は無いっ!」

 ケイ、キャラ崩壊中!?

「どっ、どうしたの!?」

「あ。……いや、なんでもない」

「そっか」

「はあ……。やっぱり、なんでもあるかも」

「何?」

 さっきから、何回も言ってるんですけど?

 と、心の中で文句を言っていたら!



「へ?ケイ……?」

 ケイが、何か、壁の方に追い詰めてきた!?

 ま、まさか、これって……





















 ケイに、どつき回されるパターン!?

「うわーっ!身長、ケイの方が低くても、なぜか怖いっ!い、命だけはお助けくださいっ!」

「…………なに、言ってるの?」

 なんか、その声も甘くて逆に怖いんですけど!?

「アスカ、絶対に何か勘違いしてる」

 言った後で、ケイは、クスッと笑う。

「うわーん、ケイ、キャラが粉々だよーっ!」