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　それと同時に、ケイとおじさんが倒れた。

　えっ！？

　びっくりして走りよると……すーすーと穏やかな寝息が聞こえてきた。

「寝てたぁっ！」

　叫びながら、何故か私は天井近くまでジャンプしていた。（何で！？by独楽林檎）

　で、落下。

　当然下には床があって、ケイたちはその１メートル北っ側にいて。（よくそこまで短時間で把握できたなbyケイ）

　やばっ！

　……と思ったけど。

　ただ単にパシッと音を立てて着地、その場を離れる。

　なんでこんなことが１秒で出来たかって？

　レッドのユニフォームを着ているからだよ！

　着てたの、忘れてたよ！

「……」

　突如、むくっと起き上がったケイ。

　あ、ゾンビだ。

「……アス、カ……」

　怖いって！

「家に帰ったら１０分後、リビングに来てくれ……」

　何で！？

「まあ、来なかった場合、アスカは僕の返り血まみれになるわけだけど……」

　ぎゃあっ、殺される……んじゃない、殺させられる！

「言いたいことはそれだけ……父さんも僕も疲れたからもう帰る……父さん」

　むくっ。

　ケイが呼びかけたことで、おじさんが起き上がった。

　怖いって！

「歩いて帰るの？」

「……ほかにどんな手段があるんだ……」

　いや、バスに乗ればいいでしょ！？

「……」

　ケイは、それっきり黙り込んでおじさんと一緒に道場を出た。

　……たぶん、歩いて帰る。