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　　アスカside


　リビングに歩いていくと。

「おはよう……って２人ともいない！？」

　お父さんもおじさんもいないっ！

「えーっ、まさか二人とも仕事？なわけないよね、じゃあ……レッド復帰！？いや、違うよね！？」

　なんで？なんで？なんで！？

「ま、まさか、３人でアメリカに高跳びしたとか……」

　そうだ！

　ケイにメールしたら分かるかも！

『件名：人探し
　本文：お父さんとおじさんがいない！
　　　　ケイのそばにいたりしない？』

　返事は１０分後に来た。

『件名：re:人探し
　本文：多分ここにはいない。ちょっとこれからメール返信できなくなる。とりあえず１時間待って』

　なにっ？

　メール返信１時間ストップ？

　それにしてもなんでお父さん達は居なくなったわけ？

　ケイが使えないとなったら、あと頼れるのは……



　……いや、ダメでしょ！

　ダメダメダメダメ、響に頼るのはダメだよ！

　だったら私はどうすれば……！


　考える私の視界の中には、携帯電話を握った私の手があった。