二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド 〜ケイが病気!?〜 ( No.23 )
日時: 2015/02/27 23:18
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: chZuMjzt)

「だって、彼は、そういったんだもん。

 ———風の向こうで、待っているよ、と———」

 主人公の声が聞こえた後、

「〜♪風が吹き荒れる谷

 それでも

 君は進んで行くんだね

 旅立つ

 これは 悲しいことじゃない

 何かが始まる

 その予感だから

 羽ばたくんだ

 さあ 翼を広げて

 きっと

 きっと

 『何かの予感』は追いかけてくるから」

 エンディングテーマ:「何かの予感」が聞こえてくる。

 つまり、今日の「風の向こうで」は終わったということだ。

 でも、おかしい。

 いつも「何かの予感」を口ずさみながら冷蔵庫を開けているはずのアスカの声が、聞こえない。

「……アスカ?」

 僕はリビングへと向かいながら、少しの不安を感じていた。

 もしかしたら、さっきの……さっきの……【あれ】で、傷ついているのかもしれない……(誤魔化した)

 まず、キッチンを覗く。

 誰もいない。

 次に、リビングの床を見る。

 誰も寝転んでいない。

 最後に、トイレを覗く。

 ……覗き見ではないぞ?

 とにかく、誰もいない。


 あきらめて、部屋に戻る。

 そこには。

「ぐーすかぴー。」

「……」

 アスカは、いつから机で寝ていたんだ?

「ふにゃふにゃふにゃ」

 なんだ、その寝言は?

「くーるくるくる、ふふ、あははは」

 いよいよ、何を言っているんだ!?

「ははははははははははははは、ぎゃはははははははは!」

 笑うだけ笑って、アスカは、そこで目覚めた。