二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド 〜ケイが病気!?〜 ( No.33 )
日時: 2015/03/03 16:40
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

 僕は、何かを忘れていたんだ。

 なんだと思う?

 ……そうか、これではまだ漠然としてるな。







 母さんたちが、どうして父さんたちと結婚したのか。

 それだけならまだいい。

 父さんたちがレッドであることを知りながら、そうしたんだ。

 ……夢の中で、疑問に思っていることを相談してみたんだけど。

 なぜか、アスカは怒った。

 その後で、理由が判明するんだけどな。

 とにかく、その時はアスカがどんな理由で怒っているのか、全く分からなかった。

 怒りながら、アスカは言ったんだ。

「ケイの気持ちと同じなんじゃない?」

 って。

 僕の気持ち……アスカを想う気持ち。

 それが何なのか、考えてる間に、

「何でわからないの!?私も同じなのに!」

 もっと怒ったアスカは、部屋を出て行こうとした。

 その時、思い出したんだ。

 ……なんだと思う?

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

 まだ、漠然としてるってば。

 なんかすっごく、回りくどい言い方なような気がするんですけど?

 もっと、単刀直入に、どうぞ!

〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

 単刀直入に、か……。

 つまり、アスカは違うのか?

 何のこと、って……。

 分からないんなら、別にいいけど。

 ……そうか、ああ、ああ、分かったから。






















 恋だよ。

















 きっと、父さんたちは恋をして、レッドの事を話したときには、もう、離れられなくなったんだ、きっと。

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

「分かってくれた?……僕の、想い」

 えっと……

「……そうか……」

「まだ、何も言ってないんですけど!?」

「……いや……無理しなくても、いいから」

「ちょっ、勝手に話を進めないでよ!」

「さっきも言った……はずだけど」

 ケイの顔、真っ赤だよ?

「……………………好きだ、アスカ」

「な、何だってぇ!?」