二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド 〜ケイが病気!?〜 ( No.37 )
日時: 2015/03/04 21:34
名前: 独楽林檎 ◆tr.t4dJfuU (ID: vLlTyC08)

  ケイside

 次の日。









 僕が起き上がると、アスカは、水の半分入ったペットボトルを全力で振っていた。

「・・・・・・何をやってるんだ?」

 アスカの答えは、

「あ、何やってんだろ、えっと・・・・・・た、炭酸ジュース作ってる!」

 なんとも、あやふやな言葉だ。

「・・・・・・その中身は、水と二酸化炭素?」

「え、なんで?・・・・・・あ、う、うん」

 何を慌てているんだ、アスカは?

「あ、そうだ、おはよ、ケイ」

「・・・・・・ああ、おはよう」

 アスカがおかしいと思うのは、僕だけか?

 ・・・・・・まあ、昨日のあんな事を見られたから、あり得るのかもしれないが。









  アスカside






 ペットボトルを振ってたの、ケイが昨日やったり言ったりしたことを思い出して、激しく悶えてただけ。

 ペットボトルのキャップ、固く締めておいて、良かったぁ。

 中身が飛び出たら、悲惨なことになっちゃうし。

 それにしても、昨日の返事がまだなんだけど、いつ言えばいいと思う?

「アスカ」

 声を掛けられた。

 ど、ドキッ!

「何!?脅かさないでよ!」

「・・・・・・?その炭酸水、貸して」

「え、ダメ!」

「なんで?」

「ていうかこれ、炭酸じゃない、ただの水!」

 私、なにを言ってるの!?

「・・・・・・そうか、じゃあ、父さんたちに言い訳して」

「言い訳?」

「?アスカ、昨日の事、勘違いされたままでもいいのか?」

「昨日のこと?」

 なんか、また、ケイが何を言ってるのかサッパリわかんないんだけど!?