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　ケイが部屋から出て行って……１分ちょっとで帰ってきた。

「ＯＫだそうだ。今から戦闘を開始する……おじさんは来るらしいが、アスカも来るか？」

　何だか珍しく長文だけど、まあ……お父さんが行くなら、私も行くよ。

「そうか。僕がいるから、移動は歩きだ。……いいな？」

　うっ、うん。

　ケイ、マシンガントークに目覚めたの？

「知らない。とにかく、行くぞ」

「えっ、今から？」

「そう。……アスカも、レッドのユニフォーム、持っていくといい」

「りょーかい」

　ってか、ケイとおじさんってどんな戦いするんだろ？

　私のトレーニングも兼ねて、行くことになるんだよね。

「父さんと頭脳以外での対決……生まれて初めてだな」

「まあ、そうだろうね！？」

　それより、頭脳対決はしたことがあったのか……。

「楽しみか？」

「うん！」

「……僕も、アスカとおじさんが戦う所を見るのは初めてなんだよな……」

　あ、そっか。

　レッドの活動では、お父さんと戦うことなんてないしね。

　会話しながら、玄関に向かう。

　お父さんたちも待ってる。

　そして。

「それにしても、何が起こるか知れたもんじゃない……」

　ケイの呟きに、私は気づかなかった。