二次創作小説(紙ほか)

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.19 )
日時: 2015/04/02 12:36
名前: 全州明 ◆6um78NSKpg (ID: .1MHnYLr)

「あ、あの・・・・」
 レンが声をかけると、蒼弥は肩をビクリと震わせ、おびえた目で振り返る。
「・・・・君は誰?」
 それは今にも消え入ってしまいそうなほど微かな声だった。
「あの、えっと、僕は、その・・・・」
 聞かれて思わず言い淀む。ここは過去だ。僕の名前を教えたら、現在に何か影響が出るかもしれない。だからと言って、嘘をついてやり過ごせる自信もない。レンはしばらく考え込んでから、正直に答えた。
「僕は、レンって言うんだ。君は?」
「えっ!! ぼっ、僕? 僕は、蒼弥・・・・蔵崎蒼弥って、言います」
 やっぱり蒼弥君だったのか。でも、前はもっと、悪戯好きだったような気がするんだけど、気のせいだろうか。レンは疑問に思い、首をかしげた。それを見た蒼弥は、何か悪いことでもしたのだろうかと、さらに怯え出す。

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.20 )
日時: 2015/04/02 16:38
名前: 桃猫 (ID: hU7A6qqd)

「クソっ」

カイは、階段を猛スピードで駆け下りながら言った。

「仕方ない・・・」

ガクもそういっているが、確実に怒っていた。
どうしてこんなにも二人が起こっているかというと・・・

——ついさっきのこと

図書館の窓から、外を見ていたガク。
レンが見つからず、しかも危険なことになっているかもしれないのに、
このままでは何もできない・・・せめてどこにいるかでもわかれば・・
その時視界に移ったのは———

「レン!!」

カイもあわてて窓の外を見る。
何度も呼んだが、レンはこっちを見ることもせずに、
走って前をよこぎった。どこか一点だけを見つめて。

その見ていた方向にあるもの。今までのこと。
何をする気か、ついに二人はわかった。

「タイムスリップ・・・!!」

顔を見合わせ、同時に言う。
すぐに図書館を出ようと階段を駆け下りる。

———こうして今に至ったのだ。

だが、このままでは間に合うはずもない。
急いでいる二人の前に現れたのは、緑色の髪にツインテール。

「ミク・・・!」

「お困りですか?」

ミクと呼ばれたその少女は、顔を上げると笑った。

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蒼弥のことがわからない・・・です。

ミクの口調もわからない・・・

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.21 )
日時: 2015/04/03 06:48
名前: あーちゃん (ID: TjCRtQ22)

side off(Kyte&Gack)

「ミク、レンを追いたいんだが」
ガクがそう告げると、ミクはニコリと微笑んで首を横に振った。
「それはいけませんわ。ガク、カイト」
「何故だ!ミク!!」
カイトが聞くと、ミクは微笑みながら答えた。
「だって、過去は変えられませんもの。レンは過去に行くことが決まっていましたから。ですが、未来は変えられましょう。それでは、わたしはここで。未来を変える為に頑張ってください。さようなら」
そう言って、ミクは居なくなった。
「あっ!ちょっと待て!」
カイトは止めたが、ミクはもう居なかった。


side off(Souya&Len)
「あの〜、僕、なんか悪いことしましたか?」
蒼弥がレンに話掛けた。
「ん?ううん!今の蒼弥君が本で読んだときの蒼弥君と全然違ったから」
レンは少し曖昧な答えを返した。すると、次は蒼弥が首を傾げた。
「本?」
「う、うん!本。自分の家系の歴史ってやつかな。僕の五代前に、僕達の家の歴史を変えた青年が居た。それが蒼弥君、君の事だよ」
蒼弥は首を傾げながらも、レンに手招きした。
「全く知らない子が屋敷の敷地内に居るのは不思議だけど、君は僕の事知ってるみたいだから、教えて。僕がこの先どうなるのか」
「……」
未来の事を教えられないレンは、蒼弥の願いにどう返すか戸惑っていた。

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.22 )
日時: 2015/04/05 11:17
名前: 桃猫 (ID: hU7A6qqd)

全州明さ〜ん

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.24 )
日時: 2015/04/05 15:01
名前: 全州明 ◆6um78NSKpg (ID: .1MHnYLr)

「うーんとね・・・・この先君は、たくさんの苦労をすることになるよ」
「苦労? どんな?」
「いや、だから、それは、その・・・・」
 レンは言い淀む。どこまで話していいのか、その境界線がわからないからだ。記録には、自殺未遂を繰り返し、病気で苦しみ、三年間の闘病生活の上、死亡したと書かれていた。それを全て話してしまっては、蒼弥は生きる気力を無くし、何か未来が変わってしまうかもしれない。
 となると蒼弥にさほど影響を与えない範囲で教える必要がある。
 しかし、それはどこまでだろう・・・・
「それより、どうして君は自分がこの先どうなるのか知りたいの?」
 このまま考えていても埒が明かない。レンは、話題をそらすことにした。

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すいません。てっきりもう止まったのかと思ってました。
なんかそんな様なことがスレに書いてあったので。

蒼弥君のことが全然わかりません。続きが全く書けません。教えてください。

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.25 )
日時: 2015/04/06 09:02
名前: 白猫 (ID: hU7A6qqd)

「それは・・・。言葉では言い表せないけど、知りたいんだ!」

レンは胸が痛んだ。
必至にこっちを見つめる蒼弥の瞳からは、強い意志が感じられて、
何もできない自分が情けなくなった。
どの道、この先のことを教えなければ、
せっかく持ってきたこれも意味がない・・・と思いながら小瓶を見る。

「だからお願い!教えてよ、僕の未来!」

叫ぶように懇願する蒼弥。一方でレンは、決意したように顔を上げた。

「ごめん!それは無理なんだ・・・
 でないと、未来が、歴史が、変わっちゃうんだ!」

レンのその言葉を聞いて、蒼弥は絶望したように、うつむいた。
でも、少しすると、笑ってレンに声をかけた。

「でも、本当にいろいろ知ってるんだね、君。
        どうしてそんなに知ってるの?」

いきなりの質問に戸惑うレン。だが、これくらいなら教えても・・・と
思い、口を開く。

「僕は、未来から来た、君の子孫なんだ」

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.26 )
日時: 2015/04/07 23:39
名前: あーちゃん (ID: TjCRtQ22)

(@_@)いつの間に参照200超え!?ありがとうございます(T_T)←嬉し泣き
リレー小説って難しいですね。
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「子孫?どういうこと?」
やっぱり聞かれた。
僕がその事についてどう説明しようかなと俯いていると、蒼弥がだって、と話を続けた。
「だって、僕はこの時代でしっかり生きてる。それに僕は子供なんていない。ねえ、どういうこと?」
「ん〜、なんていうんだろうな。君達とは違う世界に僕達が居て、僕はその世界から来た。それしか僕は言えない。僕でも世界の摂理は知らないからね。……って大丈夫!?」
レンがよくわからない説明をしていると、蒼弥が咳き込んだ。手を離した口元には赤い液体。血だ。
「大丈夫。最近ずっとこうだから」
乱暴に口元を拭ってそういった。


Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.27 )
日時: 2015/04/08 16:20
名前: 全州明 ◆6um78NSKpg (ID: .1MHnYLr)

 本当に大丈夫なんだろうか。流れ出た血がなかなか止まらないけれど。
 ぬぐったせいで、袖が赤く染まってしまったし。
 蒼弥はもう一度咳き込み、苦しそうにしてから、顔を上げ、こちらを見つめる。話の続きを聞きたがってるみたいだけど、そんな状態で話したりして大丈夫なんだろうか。
「……僕のことはいいから、続けて」
 耐えかねたのか、蒼弥は口に出す。まだ少し苦しそうだけど、どうやらもう血は止まったらしい。


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こうゆう重要な設定を話すシーンはあーちゃんさんに書いていただかないと・・・・
僕ではうまく説明する自信がありませんし、なんて書けばいいのかもわかりません。

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.28 )
日時: 2015/04/08 18:30
名前: 桃猫 (ID: hU7A6qqd)

「君は苦しい?」

レンはうつむきながら聞いた。
蒼弥は、レンの表情が見えないので、なんて答えたらいいのか分からない。
まず、この状態では話すことすら・・・

「分かるよ。苦しいんだろう?僕も同じなんだ・・・」

レンの言葉に、蒼弥は戸惑う。

「だから、『これ』で死ぬ方がまだマシだって思うんだ」

小瓶を取り出しながら言う。

「君はどう思う?これで、死んだ方がいいと思う・・・?」
 

Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.29 )
日時: 2015/04/11 09:16
名前: あーちゃん (ID: TjCRtQ22)

「………!!」
蒼弥は目を見開いて、レンの顔を覗きこんだ。
レンは泣いていた。
蒼弥はレンの涙を掬うと、
「どうして君は泣いているの?」
と聞いた。
レンは何も聞かれた事には答えず、
「全部話すよ」
と言った。
「僕は君の五代先の子孫って話はしたよね。僕は君と同じ屋敷で育った。と、いうことは君から僕までの人はずっと………ってヤバ!誰か来た!またいつか、こっちに来て話してあげる!僕、君以外の誰かに見られると大変な事になるから。あっ、これは置いとくね。使い時には気を付けて。じゃあね!」
話している途中に森羅と朱雀が来たのに気づいて、レンは話したい事を全て言って帰った。


〜レンの居る世界にて〜

 自分の世界に戻って来たレンは、ドレスが裂けていない事を確認してから、カイトとガクの居る図書館の鍵を開けた。
 カイトとガクにこっぴどく怒られたが、顔が傷だらけなのを見て、すぐに解毒剤を飲ませた。
「明日、ピコに会いに行くから絶対に付いてこないで」
麻痺が解けて、明日の事を話すと、カイトとガクはしぶしぶ頷いた。
レンは許可を貰って直ぐ、ピコ宛に白い伝書鳩を送った。
数十分後、伝書鳩が帰ってきた。手紙の文面は「ずっと会えなかったから一緒に遊ぼ!街の噴水の処に12時!ボクは先生から逃げて来るから!」と書いてあった。