二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【リレー形式、参加者募集】Fate:Rebirth ( No.7 )
- 日時: 2015/03/29 19:02
- 名前: あーちゃん (ID: TjCRtQ22)
レンは「僕」カイトは「俺」ガクは「私」ピコは「ボク」キヨは「私」ユウは「俺」リンは「私」ルーは「私」メイは「あたし」一人称はこんな感じです
舞台はとある国の洋館になります
内容はすごく暗く、度々自殺するシーンがあります。
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side Len
僕はこっそり持ってきた果物ナイフを自分の首に当てた。
これでお姉ちゃんの後を追える。このナイフを引けば。
僕は決意をして、ゆっくりとナイフを引いた。
鎖骨の辺りを血が流れているのが分かる。ナイフで切ったところはすごく痛いけど、お姉ちゃんにもう一度逢うためなら、大丈夫。
僕は目を閉じて手を降ろした。そして、意識を失った。
side gaku
レンが「おやつの時間になったら起こしに来てね。お昼寝してるから」と言われたので、私はレンの部屋の前に居た。
ノックをする。………返答がない。
いつもなら「ちょっと待って!すぐ行く!」と言って出てくるのに。
まだ寝てるのかな。
もう一度叩く。………やっぱり返答がない。
鍵は掛けていないので、部屋の中に入る。
そこには………
レンが寝ていた。
いや、寝ている訳ではない。倒れていると言った方が良いだろう。
首から血を流して倒れていた。
手には果物ナイフ。リンちゃんの後を追おうとしたのだろう。
首筋に手を当てる。まだ脈がある。
「カイト、ちょっと来てくれ!」私はカイトを呼んだ。
このままレンを失うのは私達にとって赦せないことだから。
もう一回!side Len
僕はふと目が覚めた。一番最初に目に入ったのはいつもの無機質な天井。嗚呼、死ねなかったんだ。
すごくふわふわした感覚がある。大量出血のせいだろうか。
起き上がろうとしたけど、頭がくらくらしたのと、ひどい吐き気ですぐにベッドに戻った。
おもむろに首に手を当てる。触ると布がある。包帯だろう。
起き上がれないので、目だけ動かす。すぐそこの椅子にカイトが寝ていた。
僕が起きるのを待っていたのだろう。手を伸ばした。
僕の手が彼に触れた時、彼の目が覚めた。
「レン?」
いつも通りの彼だ。
「レン!生きてた!」
思い切り抱きしめられた。頭がぐらぐらするけど、やり返す見たいに僕も抱きしめた。
「カイト!声がデカイ!廊下まで聞こえてたぞって………レン!?良かった!」
キィと扉が開くとガクが入ってきた。カイトを叱りながら近付いてきて、僕が起きている事に気付くと、駆け寄ってきた。
お姉ちゃんに会うのはもっと先になるかな。