プロローグ「や・・・・やめてくれ、もう、や、・・・・・うわああああ!!」倒れている者たち、悲鳴、慟哭、哀願。それらが渦巻くフィールドで彼女は愉しそうに嗤う。まだ足りないとでも言うようにボールを蹴る。「これでいいですか?御前」「ああ、次は雷門だ。雷門を潰せ。我らが悲願のために」「ええ。それが御前の望みなら」そう言って、無邪気に、冷酷に嗤う彼女を人はこう呼ぶ。冷酷無慈悲の『銀色の悪魔(シルバー・デビル)』